茨城から八ヶ岳南麓へどどんぱっ

今までのタイトルがブログの内容に合わなくなってきたので、模様替え。

NHK特集「出生前診断その時夫婦は」を見て。

2012-09-16 23:00:21 | Weblog
言葉がない。
涙。
虚飾のなど入り込む余地のない、真に生きるということは何か?
を見せ付けた、生々しい、ぶつかりあいの生きる姿。

障害を持つ女性が妊娠し、その身ごもった子も全く同じ障害を持ってることがわかり、
産むべきか、産まざるべきか、
夫婦を囲み、双方の親を交えての5時間にも及ぶ話し合い。

簡単なことなんて言えない。
障害をもつ子を生んだら一生育て面倒を見なきゃいけないのは、
親なんだから。

「ここはあきらめた方がいい、他にも希望を見出すことはできる」
そう促す父親方の母親の意見はもっともだと感じる。

重苦しい空気の中、とりまとめ役の医師が、
違う立場からの石も投げる。

「でも、障害を持って生まれたその子が(障害を持つ)母親の支えになることもある」
その医師の言葉に、
堰を切ったように母親方の母親が、
溢れだした涙の中、嗚咽しながら、
自分もそうだったという類の話をする。

あぁ、やっぱりこの母親の本音は産んでほしいだな、とわかる。
障害を持つ子供を育てあげる大変さは、この母親が誰よりも一番わかる。
わかるゆえに、産んだほうがいいとも言えないし、
かといって、産んで成長した娘の姿に産んだ後悔は決してないはずなのは間違いない。

その5時間の話し合いを振り返って、当事者の母親は
辛くてお腹の中の子供と一緒に死にたくなった、
と涙ながらに語っていた。

それほどまでに追いつめられていた。

結局、後日、子供をあきらめた方がいいと語っていた、父親方の母親が
「産もう!」と母親に決意した言葉をかけ、子供を産むことになった。

生まれてきた子供は夫婦だけでなく、おじいちゃん、おばあちゃん、
皆で支えながら育てている。

あの5時間は必要な時間だったのだと思う。
皆が本音でぶつかいあった。
そして、結局、皆が納得していった。

子供の名前は「結衣」と名づけたそうだ。
皆がまとまるキッカケとなったから。

私もそう思った。

身近にも障害を持つ子供の親はいる。
障害を知ったときは親はうつ病になるほど、重い事実というのも見てきた。
だけど、あの医師の言葉、
「(親が)その子から支えられることもある」
そう感じるのも事実だ。
その子から与えられるものもあるんだ、
そう傍から見てて、感じられるのだ。

障害があるから、
と、そこで産むことを全否定する世の中にならない事を
私も祈る。

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甲斐バンドが無性に聴きたくなって、、、

2012-09-16 22:34:30 | Weblog
最近、ず~と、耳の奥にこびりついて離れない音楽、
それは若かりし頃、聞いてた甲斐バンドの歌。
昔、カセットテープでは、たくさんの曲を持っていたけど、
さすがに皆どこかにいってしまった、、
っていうか、カセットテープなんか持っていても
聞く再生機を持っていない。

そんな訳でネットに甲斐バンドのCDなんてあるの?
と、試しに探してみたら、
ザクザクとでてきたわさ。

あぁ、懐かしい歌がたくさん。
そして、どれも視聴ができるから、
ちょっと聴いてみたら、
もう、止らない。

ボチっと、買い物カゴへいれてしまいましたよ。

そして本日、CD到着。
「甲斐バンドストーリーⅡ」
さっそく聴いてみると、、、

あぁぁ、懐かしい。。。
っていうか、何十年も経つのに、
歌を聴いていると自然に次のフレーズ、
歌詞がどんどん浮かんでくる。

すごい!
ちゃんと覚えている!?
何十年も経て、忘れていたようだけど、
ちゃんと頭のどこかにしまいこんで記憶はきちんと残っていたようだ。

でも、このアルバム、リミックス版ということで、
ユーザー評価は、
「今、聴いても全然古くない!凄い!」
という高評価だったが、、、

甲斐さんの歌声は、やっぱりハスキーで伸びのある声で、
素晴らしいのだが、
サウンドは、やっぱり、ひと昔前のアレンジだよね。
と、やはり、いつも聴いているR&Bのジョーとかに比べると、
単調で厚みのない音造りは、ちょっと残念。

ワタシ的には、「BLUE LETTER」が一番、聴いて、
いいなぁ、これ。
って、しっくりくる。
青春の一コマの情景を淡々と詠いあげている。
この歌が、ずっと何十年もワタシの頭にへばりついていた。

でも、甲斐さんはやっぱり、ロッカー?
なんか、こういう、きちっとした仕上がりで聴くより、
かつて聴いたライブでの情感たっぷりに歌いあげた曲の方の迫力に
到底及ばない。

他人行儀な歌たちは、あまりよろしくないぞ。
と、私の記憶の中にある期待に達しない曲が多々あり。

そんなワケで早速ライブバージョンのCDが欲しくなり、、
そんな一遍に何枚も買うのは、ビンボー人のワタシには許されないコトだから、
来月まで1ケ月待って、ライブバージョンを手にいれよう。

特にワタシの頭に鮮明に残っているのは、
「100万$ナイト」
昔、聴いたときに背筋にイナヅマが走るような、
圧倒された、あの曲。

このCDには入ってないけど、この曲だけ、
ネットでダウンロードして購入したものが、
これも、全然、軽い、きっちりした音楽にまとめられていて、
がっかりで、これこそ、ライブバージョンで、
又、背筋にイナヅマを感じたい。

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