☆第15話『その時 哀しく女を逮捕した』
(1990.9.21.OA/脚本=岡 芳郎/監督=木下 亮)
舘ひろし=牧刑事編最終回の直前エピソードです。舘さんが自社=石原プロの新作ドラマ『代表取締役刑事』主演の為、当初の予定より早い降板となったのは返すがえすも残念でした。
でも、凡庸なエピソードも少なくないシリーズでしたから、ズルズル続いてマンネリになるより良かったかも知れません。短いからこそ価値がある。なぜDVD化しない!?
この第15話の主役は、布施 博さん扮する泉刑事。クールな牧刑事とは対照的な熱血キャラで、番組の活力源。『太陽にほえろ!』で言えばゴリさん的な存在でした。
牧刑事編は舘ひろし&布施博=Wひろしコンビによる刑事ドラマ、っていう側面もあったように思います。それだけ布施さんの存在は大きかったし、当時の人気も凄かった。
後年、私はとある映画の撮影で布施さんとご一緒する事になるんだけど、画面で見るイメージそのまんまの爽やかな方で、とても好印象を抱きました。
舘ひろしさんも『西部警察』のパチンコ化記念イベントでお見かけしました。遠巻きに見ただけの印象だけど、舘さんも普段から常に「舘ひろし」でしたw
そう言えば地井武男さんも! ぐっと遡って'84年頃、渋谷駅前でお見かけしました。長谷直美さんと一緒におられたので、あれは確実に『太陽にほえろ!』のゲリラロケです。地井さんは刑事役に入り込んでおられたのか、あるいは単に機嫌が悪かったのか、あまりに眼光が鋭くて近寄れませんでしたw
東京在住中に『太陽にほえろ!』のロケに2度、いずれも偶然に出くわしたことは、私のささやかな自慢です。現在ならインターネット情報で狙い撃ち出来たりするけど、当時はそんなもん無いですから、ほんとラッキーでした。本気で「好き」っていう気持ちが奇跡を呼ぶんですね。
布施博さんの話題から脱線しちゃいましたm(__)m この回はかつて強盗犯に父親を殺された娘(香坂みゆき)の復讐を泉刑事が阻止するストーリー。そして次のエピソードで牧刑事が志村刑事(黒木 瞳)とのデートに向かう途中で刺殺され、主役が舘さんから郷ひろみさんにバトンタッチされる事になります。
香坂みゆき(当時のクレジットは香坂未幸)さんは当時27歳。3歳からモデルとして活躍、12歳の頃に『欽ドン』のマスコットガールで注目され、歌手、女優として2000年代まで活躍されてます。
刑事ドラマは『私鉄沿線97分署』『太陽にほえろ!』のゲスト出演を経て、1987年スタートの『ジャングル』ではレギュラーに抜擢され、八坂署の紅一点「七重」として大活躍される事になります。
私は『欽ドン』も好きだったし、何しろ『太陽にほえろ!』の後番組である『ジャングル』のヒロインですから、香坂さんにも少なからず思い入れがあります。可愛かったですよね。
最近見かけませんが好きな俳優のひとりです。