第7弾は『ゲッターロボG』のゲッタードラゴンと、『鋼鉄ジーグ』のジーグ。
いずれも前回のグレンダイザーと同じ永井豪&ダイナミック・プロが生んだキャラクターで、もし『劇場版マジンガーZ/INFINITY』の続編があれば登場するであろう「INFINITISM」バージョンのプラモデルです。
赤を基調とするゲッタードラゴンゆえ、マジンガーシリーズと違って色彩豊か。
昭和男子には言わずもがなだけど、ゲッターロボとは赤、青、黄色のマシンが合体してロボットになる「合体ロボ」のパイオニア的存在で、3通りの合体パターンで3種類の形態に変形するというユニークな設定。
青が頭だとライガー、黄色はポセイドンとなり、一番カッコいいのはやっぱり赤のドラゴン。このバンダイHGシリーズのプラモもドラゴンしか発売されてません。
デザインがマジンガーシリーズに最も近いのもドラゴンだから、個人的な好みで言ってもコレが一番です。
赤、青、黄色が混在する胴体が実にカラフルで、組み立ててて楽しいです。組み立ててて。組み立てててててて。
ゲッターロボは収納式の翼、というよりマントで飛行する設定。リアリティーは欠片もありませんw
完成! このヒビ割れ亀甲デザインって、立体化したのを間近で見るとカッコいいのに、写真だとその良さがイマイチ伝わらないのが残念。
本来、立体だと動かしようが無かったのを、現実に動けるようアレンジされたデザインですから、立体になった時にこそ真価を発揮する。これほどプラモ向きのキャラクターは無いかも知れません。
東映まんがまつりの劇場版で共演済みの、グレートマジンガーとのツーショット。
原作とTVシリーズではそれぞれ別個の世界に存在する両者が、劇場版だとなぜか旧知の仲。昨今流行りの「マルチバース」を先取りしてましたね。
お次は鋼鉄ジーグ。マジンガーにもゲッターにも使われてない、黄緑をベースにしたボディーカラーが新鮮です。
これも昭和男子には説明不要だけど、鋼鉄ジーグは全身の各関節にマグネットが仕込まれており、頭、胴体、腕、脚がバラバラの状態から磁力で「ビルドアップ」されるのが大きな特徴。
それを再現する為なんでしょう、このプラモは関節部分にゴム製のパッキンを組み込む独自の構造で、各パーツが外し易いように工夫されてます。
↑左側にズラッと並ぶ小さくて丸いのが、そのパッキン。マジンガーとゲッターには無かった独自のアイデアです。
↑実際にアニメでもこんな状態からビルドアップしていくワケです。武器を使うときも、例えば両腕を「ビルドオフ」してバズーカやドリルと「ビルドチェンジ」するという俺ジナルぶり。
よく憶えてないけど、地中に潜るときは「マッハドリル」を背中に装着し、空を飛ぶときは両腕とビルドチェンジする設定だったと思います。(逆かも?)
マジンガーシリーズやゲッターロボはフジテレビ系列の放映でスポンサーはポピー(現バンダイ)、鋼鉄ジーグはNET(現テレビ朝日)系列でスポンサーはタカラだったので、ジーグだけ他番組とのコラボは無し。
当然、ゲッターロボとのツーショットもアニメでは実現してません。
しかしこうして「INFINITISM」バージョンが生まれてますから、劇場版の新作にGOサインが出さえすれば、こんなシーンも観られるかも知れません。↓
「さやかさんのパンティーを返せっ!!」💥
別にジーグに恨みは無いんだけどw、マジンガーZ贔屓なもんで。
ちなみにジーグとグレンダイザーはヨーロッパで凄い人気で、『鋼鉄ジーグ』マニアを主人公にしたイタリア映画が日本でも公開されたし、フランスでは『UFOロボ グレンダイザー』が『Goldrak』のタイトルでコア視聴率100%を記録したというw、とんでもない伝説が残ってます。
マジンガー軍団は侍ジャパンより凄いんです。このプラモデルもきっと、世界のあちこちで作られてる事でしょう。
♪〜いぃまに見ていろ、ハニワ原人、全滅だー!水木一郎の歌がスルスル出て来ます^_^ それにしても全滅ってすごい歌詞ですよねw。「マッハバロン」の蹂躙とか…。
ジーグはマグネットでくっつく玩具を持っていた気がします。用途によって変形したりアタッチメントを変えるのは、サンダーバード的な面白さがあります。銃でも延長バレルを付けて、ストックやスコープを装着して…実際は意味がないんですが、そう言うのって燃えます。
磁石で合体は「マグネロボ ガ・キーン」なんてのもありました。水木一郎と堀江美都子が歌う主題歌でした。アニメの内容は覚えてませんが、主題歌は克明に覚えていますw。
昭和のヒーローソングはけっこう物騒で、毎回流れる主題歌に「殺せ」とか「ぶった斬れ」なんてワードが入ってる番組もありました。作詞の人はなにを考えてたんでしょうかw