2020年に公開された、今泉力哉 監督による日本映画。ベーシストで漫画家の劔樹人による自伝的コミックエッセイを実写化した作品です。
舞台は2003年の大阪。大学院受験に失敗し、他にも色々あって落ち込んでた主人公(松坂桃李)が、当時のスーパーアイドル「あやや」こと松浦亜弥のPV『♡桃色片想い♡』をたまたま観て、衝撃を受けます。
で、すぐさまCDショップに駆け込み……
あややコーナーにかぶりついてたら、ハロプロ(当時のあやや、モー娘。などが所属するアイドル事務所ハロー!プロジェクト)オタクの店員に声をかけられ、ファンサークル「ハロプロあべの支部」のイベントに誘われちゃう。
私が楽しめたのは、ここまで。このテの作品は、登場人物にどれくらい共感できるか次第。
私はアイドルのPVを観て泣いた経験は無いけど、エンタメ作品に激しく衝撃を受け、どっぷりハマっていく気持ちは痛いほどよく解る。
けど、そこから先の展開にはまったく共感できませんでした。
この主人公(つまり原作者自身)は、すぐさま「ハロプロあべの支部」のメンバーたちと仲良くなり、ツルむんですよね。
いつも同じメンバーでツルんで、ふざけ合いながら「追っかけ」をし、打ち上げでまたふざけ合う。
そりゃあ楽しいだろうけど、学生の同好会みたいなもんで、本気でアイドルを応援する気持ちよりも「気の合う仲間とツルんでたい」気持ちの方が強そうに、私の眼には写っちゃう。
それを否定はしないけど、同じオタクでも私とはまったく違う種類のオタクだから、感情移入できない=内容がつまんないって事です。
ましてや、そのメンバーで「恋愛研究会。」なんてバンドを始めたり、同じ女の子を取り合ったりする「青春」描写には禁断の「倍速視聴」で対応せざるを得ませんでした。
決して悪くはない。ただ、自分とは対極にいる(いた)人たちがふざけ合ってる姿を延々と見せられても、心が動かないんです。あくまで私の場合は。
そんな映画をわざわざレビューした理由は、これ。
↓
なんと、握手会のシーンに松浦亜弥さんが登場! まさか『インディアナ・ジョーンズ』最新作の私みたいにデジタル技術で若返った!?
……と思いきや、現役ハロプロアイドルの山﨑夢羽さんが演じてるのでした。似てる! (俗に『ハロプロ顔』というカテゴリーがあるらしい)
けど、アップになるとやっぱり違う。違うけど、仕草や表情をめちゃくちゃ研究&練習されたであろう、そのご努力を、ここんとこの「あやや特集」の締めとして讃えさせて頂きます!
というワケで今回のセクシーショットは山﨑夢羽さんと、主人公と恋仲になりそうでならない後輩を演じられた、中田青渚さん。
それぞれ「やまざき ゆはね」「なかた せいな」と読みます。今どきの子らの名前(の読み方)がホントに難しい! 正直めんどくさい!
けど、お二人とも素晴らしいお尻をされてるので無問題です。👍
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