さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

768番:さすらいの青春(34)

2022-01-31 06:26:45 | 日記


さすらいの青春(34)


———————————【34】————————————————
                     
La femme à la capote, qui gardait, entre ses genoux, un 
parapluie et un sac de cuir, avait commencé de s'expliquer,
en balançant légèrement la tête et en faisant claquer sa 
langue comme une femme en visite.     


———————————(訳)—————————————————
                    
カポート帽をかぶった婦人は、膝の間に、傘と革製の鞄を
挟んでそのまま持っていたが、訪問女性然として
頭を軽く揺り動かしながら、舌打ちをし、説明を始めた。


———————————《語彙》————————————————
                   
capote  (f) カポート帽(婦人、子供用のあご紐付き縁なし帽)
gardait <garder (他) 保つ、そのまま持っている
cuir (m)皮、革
s'expliquer  (自分の意見などを)説明する、述べる、釈明する
balançant (現在分詞) < balancer  揺り動かす 
claquer sa langue  舌打ちをする
en visite  訪問中である
comme une femme en visite  訪問中の女性らしく


————————— ≪学習感想文≫》—————————————

※ なぜ、訪問中の女性が、舌打ちをするのか、
意味につろくが取れませんでした。(降参!)
とりあえず、文法的解釈としては、この「舌打ち」
行為は直前のふたつのジェロンディフにかかるため
訪問女性らしく、頭を軽く揺り動かし、舌打ちなどを
していた・・・みたいな感じになるはずです。

100歩譲って、comme une femme en visite が
avait commencé de s'expliquer の直前、直後、もしくは、
挿入になっていれば、訪問客らしく遠慮がちに説明し始めた
となるところですが・・

その後、『グラン・モーヌ』  (みすず書房)を見ると、
長谷川先生の翻訳では、当時の当地の村の習慣だったと
付け加えがありました。
え?なんでそんなことまで、わかるの?
どうして調べたの?
プロの翻訳家のすごさを、あらためて知りました。
本日より、この本を大切に、私の先生になってもらいます。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 767番:さすらいの青春(... | トップ | 769番:さすらいの青春(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事