HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

一緒に視察

2008-10-01 01:00:54 | 講演・視察
実は、大谷大学の視察と同じ日に、同じく愛知県から来訪の大学院生で視覚障害者のSさんが視察にみえました。
というか、どうせならと、同じ日に会わせてもらったのですけどね。
ご協力ありがとうございます、Sさん。



で、大谷大学のみなさんと同様、扇芳閣→伊勢神宮内宮へ行きました。

神宮では視覚障害者の方にはどのように、この情景や雰囲気を伝えるかを大谷大学の学生さんとSさんをモデルにしてみたり…。




神宮での視察が終わってから、センターに戻り、ヒアリング。
Sさん目の前で点字タイプライターを使って、私の言うことをメモるので、私も興味津々で見ていました。



大谷大学の岡本ゼミのみなさんが神宮サポート体験

2008-09-27 10:12:04 | 講演・視察
大谷大学のみなさんと朝から扇芳閣でUDルームを見学してもらいました。
学生さんたちが口々に、「泊まってみたい~」って絶賛していました。
そこがミソですからね。

扇芳閣見学を1時間ほどで終えてから、いざ伊勢神宮へ。

みなさん福祉心理もされているということですから、この伊勢志摩の観光のメインにもなる神宮参拝、どんな思いで見られるのかな?って観察しながら案内しました。
宇治橋手前で、神宮の貸し出しの電動車椅子を見てもらい、「どうして自分で操作できないのですか?」と質問。


見張り所の衛士さん、見せてもらうだけに車椅子出してくれてありがとうね。


スルドイ質問です。
こういった場合は、介助者も当事者もその車椅子操作は初心者であることで、お互いリスクは同じなんだろうけど、当事者=介助してもらうという図が成り立っているのでしょう。

神宮の立場をとって、周りの参拝者につっこんでしまうこともあるので…云々ということを説明しましたが、本当は、当事者も介助者も対応できるといいのですが…。

でも、私有地内(神宮は一宗教団体の私有地になります)で事故されるのは確かに未然に防ぎたいですよね。

参道800メートルの間、何人もの車椅子利用者とすれ違うたびに、学生さんたちは、気にしているようでした。


とりあえずお決まりの正宮前での記念撮影


さて、正宮前です。
そこで、岡本先生が言いました。
「どなたか、車椅子の方が見えたら学生たちに上まで介助させたいですけどね~」

それは、是非やってもらいたいですね。
すると、スグに手動介助式の車椅子を利用された方がやってきました。
学生たちに、声をかけさせてみました。(すんなりOKしてくれる方と、遠慮されて断れる方がいるので、どちらも勉強になるだろうと…)

声をかけた方は、喜んで学生たちの申し出を受けてくれました。
力ありあまる学生たちです。
女の子もいますが、力ありそうです。


イメージはちゃんと出来ているようです。車椅子の持つ場所も家族に聞いていましたよ。


簡単な注意事項を伝えて、学生たちに任せました。

みんな良く心得ています。
みんなの掛け声に揃えて進んでいます。
対象者のおじさんに「大丈夫ですか?」「今から持ち上げますよ」などなどきちんと相手が安心するような声をかけています。
みんなの思いは、ひとつになっていました。


「実は、還暦のお祝いで家族みんなで来たんです。こんな偶然あるかしら?とても嬉しいです」と、対象者の奥さん。
突然の申し出に、大変感激してくれました。


サポート終了後記念撮影


いい思い出になったのは、対象者やその家族だけでなく、手伝った学生はもちろん、その場、その光景を見ていたみなさんも幸せな気持ちになれたと思います。

心なしか、正宮前の衛士さんの表情も安堵されているようでした。
あくまでも想像ですが、衛士さんたちは毎日正殿上まで上がって来れない方たちをたくさん見ていると思います。
手伝いたくても、持ち場を離れられない(上命令でしょう)。
けれど上まで参拝できればいいのにと、と思いながら見守ることしかできない歯がゆさがあるのでは?

そこに、偶然にも助けてくれる人たちが現れて、その歯がゆさがとけたわけです。

大谷大学の学生さんたちみなさん、ぜひ、当事者の心の中はもちろん、周りをとりまく人の気持ちというものも取り上げて欲しいなと思いました。

来年の卒論期待しています!!(プレッシャーかな?)


この日、秋の神楽祭があったんですよね。

愛知新城大谷大学の岡本ゼミのみなさんが視察にみえました

2008-09-26 22:04:38 | 講演・視察
23日(火)に愛知新城大谷大学、岡本ゼミの学生さんたちがセンターを視察にみえました。
岡本先生とは、以前パートナーと蒲郡に行ったときに、お会いしたことあるんです。
久しぶりの再会でした。

でも、視察って緊張するんですよね。
講演と違って、少人数相手だし、鋭い質問とかあったりするとドギマギします。(笑)

でも、学生のみなさんも緊張していたみたい。



みなさんは大学3年生。
もうじき卒論のことも考えていかなければなりません。

岡本先生のゼミでは、福祉心理学もしているということでしたので、当事者だけでなく、当事者と一緒に旅行に来る同行者の心理を考えることも大切だよという、ユニバーサルデザイン的なお話もしました。


明日は、岡本ゼミの皆さんを扇芳閣と伊勢神宮にご案内です。

今日の視察でのお話は、千枝さんに95点もらいました。
やったー!!

人に話をするときって、ノっているときと、なかなかノれないときとあるんですよね~。

島根県松江市へはセントレアから米子空港

2008-08-31 16:42:54 | 講演・視察
2月に行って来たばかりなのですが、松江市さんからの依頼で、「松江市ひとにやさしいまちづくり条例制定記念シンポジウム」にうちの理事長の講演+私と理事長を交えたパネルディスカッションを…という大変珍しいタイプの依頼があり、一泊二日で行って来ました。

松江といえば、以前の日記を読んでいただいた方は「大丈夫?」と思うかもしれない。
そう、どうあがいても「プロペラ付飛行機」(表現の仕方が正しくないかも…)に乗らなくてはいけません。

前回と違い、前泊するので、8月22日の夕方便に乗り、23日の夕方便で帰ると言うコース。
もちろん、理事長は東京なので、現地集合です。
23日の朝に松江観光してから、午後にシンポジウムです。

松江まで前回と同じ一人旅。
飛行機はやはり、どこから見てもプロペラ機。


 

あの有名なボンバルディアです。
前回はボンバルディアということを知らずに乗っていましたが、今回は知ってしまっています。
どうしても目線は脚元(タイヤ)を見てしまう私。

 

一時間ほどの空の旅は、前回のあの恐ろしい揺れを経験しているので、それほど揺れませんでした。



到着して、松江市役所の方がお迎えにきてくれていました。
ありがとうございます。

利用した空港は島根お隣の鳥取県の米子空港。
島根県にも出雲空港があるのですが、残念ながらセントレアからは米子行きしか出ておりません。
それに、松江市は米子と出雲のちょうど間くらいなのですよ。

車で一時間ほどで松江の宿に到着。
理事長は既に到着していて、市役所の方々と挨拶をしてから、前回の松江でお世話になったプロジェクトゆうあいさんたちとお食事へ行くことに。

連れってもらったお店は「蓬莱吉日庵」というお店。


昔旅館で、結婚式なども行うようです。
日本庭園を通り、入ったお店は、それはもうため息が出るようなステキなところ。

 

昔のそのままの意匠に釘付け。
プロジェクトゆうあいのメンバーは半分以上の人が視覚障害者。
「へぇ~どんなにステキなの?」と言うから。
そのステキさを、よそから来た私が細かく説明させていただきました。
なんていいところなのでしょう。


料理もお酒も美味しかったです。
ありがとうございました。

鳥羽高校で校内疑似体験

2008-05-27 09:50:49 | 講演・視察
今年度に入って、鳥羽高校のことを書くのは始めてかな?
はい、今年もやってます「観光とバリアフリー」の授業。
年度末には、委託問題ですったもんだがありましたが、今年度はきちんと話が通って、金額は去年と変わりはないけれど、きちんと個人ではなく、法人委託にしてくれたので、ひとまずホッとしております。

さて、今年度の生徒は20名。
去年は女子が大半だったのが、今年は、なんと男子の方が多い。
意外な展開です。

一年目より、二年目。
去年の至らなかった点を改善しながら、がんばっています。

で、昨日の月曜日(毎週月曜日の1・2限を担当しています)は今年度5回目。
去年は2学期からはじめた疑似体験を、今年は、全体的に授業数が少ないので、1学期から行いました。
第一回目は「校内コース」です。



それぞれ班に分かれて、①車椅子 ②高齢者 ②妊婦 の疑似体験をしながら校内を移動してもらいます。

エレベータを使ったり、階段を下りてもらったり、スリッパを脱ぎ履きして外に出てもらったり、砂利を移動してもらったり、職員室の席次表を見てもらったり、トイレを見たり、いろんな「気づき」を見つけてもらおうと…。

 
玄関ひとつにしてみても、障害の状態で導線が変わってきます
みんなのおじいちゃんをイメージして!って言っても、みんなのおじいちゃんはまだまだ元気、現役の方が多いようです


男子も多かったこともあり、最初、体験を嫌がったり(特に妊婦)するかな?って思ったけど、これが意外にあっさりみんな率先して体験に取り掛かってくれた。
妊婦だってへっちゃらです。
それに意外と楽しんでいます。
友達同士、体験と介助うまくやってくれています。

 
仲良く装着しあって、介助しあっています


この授業はただ体験するだけでなく、あくまでも「擬似、さらに擬似」でイメージを膨らませてもらうために、体験者は、なぜ車椅子なのか?今日は、なぜ鳥羽高校に来たのか?今、どんな気持ちか?介助する人との関係など役柄、性格をキチンと作ってもらって、体験中もずっと演技をしながら、移動してもらいます。
体験者だけが擬似ではなく、介助者は介助者目線を擬似で…。

だから中には、マタニティブルーな妊婦や昼ドラ風の嫁姑関係を演じながら体験している子たちもいました。(笑)


さて、妊婦さん、靴の脱ぎ履きするの大変です。Kくん、どうする?となげかけてみました。うまくしゃがめるかな?… 

考え中 

すると…このとおり(笑)

妊婦経験の鴨澤先生に聞いたら、「うん、確かに手すりなど持つところがあったら、しゃがむよりも、こうしたわ」
と、思い出したように経験を語ってくれました。
なるほど。



そう、介助される側と介助者が常に良い関係というわけではないのですよね。
そんなことを周り(サービス提供者)は察していくことも大切なのかもしれません。

前も、宿泊施設でこのようなことをしたときに出た話ですが、旅行をすると夫婦ってケンカすることってありますよね?
夫婦の片方が車椅子だったとします。
旅館の人だったら夫婦だから介助するだろうと当たり前のように見ているかもしれませんが、旅館へ着くまでの道中ケンカしてしまったら…。
それはもう、相方の車椅子を押すどころか荷物さえ持ってあげないかもしれません。(私も実際しませんが、そんな気持ちのときはあります)
しかし、そこに、宿泊施設のスタッフがフォローを入れながら、お手伝いしたりすると、心がほぐれて「ここの旅館のスタッフいいね」ってことからはじまって夫婦仲も簡単に直っちゃうこともあったりするのですよね。

ま、いろんなタイプの障害者、高齢者がいるってことですね。

 
Uくん、うまく高齢者演じていました。

来週は、これらをもとにワークショップです。
身体を動かしているときは元気一杯の生徒たちですが、考えるこや発表となるととたんに静かになってしまいます。
いろんな工夫を考えていかないといけませんね。

志摩市民活動フェスタ2008でパネルディスカッション

2008-05-21 16:46:19 | 講演・視察
5月18日(日)のお話です。
伊勢志摩NPOネットワークの会の理事仲間として、志摩ロードパーティのボランティア取りまとめ役つながりとして、結構頻繁に連絡取っている建設屋さんでもあるH氏。
彼から、ボランタリーで協力お願いね、と頼まれていた「志摩市民活動フェスタ」の中でパネルディスカッションに出てきました。

直前までパネリストだと思っていました。
しかし、コーディネーターだと聞いて、ドキドキ感が高まる。
コーディネーターはなんといっても、まとめていかないといけないんですよね。

ハッキリいってニガテな役柄です。

しかもパネリストは

志摩市長である竹内千尋氏
ボランティア連絡協議会会長 辻村知身氏
志摩フィールドキャンパス21 生賀照央氏
松ぼっくり代表 福祉夢まちづくり委員会ボランティア部会座長 東原達也氏(H氏)


と、錚々たるメンバー。

始まる一時間前に打ち合わせをしたら、そこで力尽きるぐらいみんなで喋ってしまい、なんだかもう、パネルディスカッション終わった感。

パネルディスカッションの会場はなんと、野外。
青空パネルディスカッションです。

ひ、日焼け止め塗ってくるの忘れた…。


テーマは
志摩市民活動ステーション
~市民活動がきづく志摩をめざして~



と、パネルディスカッションがはじまってすぐ、すこーし風が出てきたかな?と思った矢先、真後ろに立っていた看板の壁がドッカーンと自分たちの方へ倒れてきました。





  ↑これが ↓ こうなりました





焦りました。

「"こんなときこそ自分が出番だ!"と思ったボランティアの方々助けにきてくれますね~」と、メイン会場に駆け寄ってきてくれたスタッフやボランティアに目を向けてもらうようにしたりと、なんとかボランティアや市民団体に繋げたりなんかして…。

誰も怪我もなく、よかったですが、ビックリしました。

そんな始まりではありましたが、活動のモチベーションの維持の問題、資金や人材問題など課題をたくさん出しつつも、志摩市が新しくつくる市民団体が集ることのできる支援センターのが出来ることにより、それらがクリアされるかも…ということに。

「楽しみながら活動すること」=「自分の得意分野を活かすこと」=「モチベーション持続」

市民活動の基本なのかもしれませんね。

この日の市民活動フェスタに参加しているみなさんもとても楽しそうにしていましたもんね。

伊勢工業高校へ講演に行ってきました

2008-03-20 23:12:45 | 講演・視察
3月19日(水)、伊勢工業高等学校の在校生(1,2年生)を対象に人権講演に行ってきました。

このセッティングは、ずいぶん前からPTA会長のKさんがしてくれました。(PTA主催なのです)
講師料もきちんと設定金額をいただき、ツアーセンターのカラカラの土壌に潤いが…。
ありがとうございます。


PTA会長です。私の紹介をしてくれました。


さて、当日朝から伊勢工業へ。
駐車場に車を止めると、すぐそばのブロックに座っていた生徒が立ち上がり、「おはようございます」と挨拶してくれました。
なんだかうれしいはじまりですよね。


学校には、車椅子対応駐車場がありました。スロープもいろんなところにありましたよ。


この日は、高校入試の合格発表の日。
私が着いたときはまだ発表されていませんでしたが、どうもこれらの発表の場に、在校生たちが覗きに行くのを避けるために、体育館で講演会を行うという設定のようです。

校長室にて、校長先生、PTA会長、担当先生としばし雑談。
実は、うちの父も10年ほど前まで、この伊勢工業で教諭業をしておりまして…。
だから知っている先生、また私の高校の恩師、知り合いの先生も多数いました。
知り合いがいると、講演ってしずらくなるのよね。

校長先生は父のクモ仲間(クモ研究しています)。
担当先生は父の教え子だったそうです。

そんななか、体育館へ。
やはり、男子率85%というぐらい、男子多いです。
しかし、とっても静か。




私たちの高校時代はこんなにおとなしくなかったです。ごめんなさい。

生徒たちはこの一年間で車椅子や視覚障害者などの疑似体験をしたり、人権委員会の子達はいろんな視察にいったりしており、その発表の場でもありました。
体験した正直な感想など、ストレートでうれしくなりました。

 
みんなの発表はテレながらも、しっかりした発言していました


私の講演は、ツアーセンターの紹介、そしてハード的に不便なところはサービスでフォローすること。
「なくて当たり前」を「あって当たり前」の社会へしていくこと、それには、みんなの「気づき」が必要であることを説明しました。

ハッキリ言って、自分の高校時代ってあまり何も考えていませんでした。
「あれをしたい!」っていうほどの思いが強かったわけではありません。
いかにクラブをうまくサボれるか?(理由付け)なんてこと考えていたぐらいです。(笑)
そんな中でも実は、今の仕事に就く大きな「気づき」がこの高校時代にありました。
気づきの内容は話せば長くなるし、言葉足らずだと少し誤解を招きそうなので、また私に会ったときにでも聞いてね。

そんなことを思い出したのは、この仕事に就いてからなんですけどね。
ほんとう些細なことだし、私もこんなに大きく残っていると思っていなかったけど…。
ああ、あの時(高校時代)は、見ていただけで、結局できなかったこと。
心にハサカっていたんだ…と。
そして、あのときから微妙にそちらに傾いていたこと、ここに来るまで気づいていなかったんだと…。
高校時代ってそんなものなのでしょう。

それだけに、高校時代の「気づき」は大きいと思います。
だから、今高校生活を送っているみんなには、いっぱい「気づいて」ほしいのです。

「あれ?これっておかしくない?」
「これってどうやって使うの?」
「車椅子の人だったら…?」
「目の見えない人だったら…?」
「耳の聞こえない人だったら…?」
「高齢者だったら…?」云々。
できるだけたくさん。

その中から、もしかすると、将来の生き方の柱みたいなものの始まりになるかもしれません。
それはきっと私みたいに、やりたいことを始めてしばらくしてから気づくかもしれませんけどね。

そんな私の50分ほどの講演を生徒たちはちゃんとおとなしく聞いてくれました。
ありがとうございました

バリアフリーの観光まちづくりと障がい者の旅サポートを考える 第一回全国ミーティングinしまね

2008-03-01 11:23:08 | 講演・視察
生きた心地のしなかった飛行機から降りたち、一番の目的であり、私のしごとである「バリアフリーの観光まちづくりと障がい者の旅サポートを考える 第一回全国ミーティングinしまね」が14:00より開催されました。


プロジェクトゆうあいの理事長の三輪さんと盲導犬のノアくんです


各自事例報告を30分程度紹介してからパネルディスカッションです。
本日のパネリストたちは

NPO法人 旅とぴあ北海道の代表理事 下間啓子氏
飛騨高山東京事務所 代表 山本誠氏
とっとり・トラベルボランティア・ネットワーク 安川敦子氏
そして私。
コーディネート役は主催であるプロジェクトゆうあいの田中氏


今回あれ?いつもと違うなって思ったのは、パネリストが山本氏以外皆女性であるということ。
いつもの男女比は逆だったりしますよね。
それだけに、とても女性パワーがみなぎっていた様に思います。
山本氏圧倒さていなかったかな?


永吉女史も場を和ませてくれて名司会でした。お疲れさま


みなさんの報告事例を聞いていても感じましたが、目指すところは同じなんだと感じました。
また、それぞれバリアフリー観光という共通点はあるものの活動方法が違ったり、いろんな捉え方があり、またどれも大切なんでしょうね。

例えば、北海道の「旅とぴあ」や鳥取のトラベルボランティは実際来られたお客さんたちの旅を人的介助なども含めたサポート型、山本氏は行政へのバリアフリーへの取り組みコンサルタント、そして私たちは情報発信がメイン。
どれも欠かせないことですよね。
でも、どこかの団体が全部引き受けるというワケにもいかなさそうな、幅の広さです。

どこの観光地にも
「バリアフリーの情報発信」
「サポート受け入れ」
「行政、施設などとのかかわりをつなげる役割」

というものがそれぞれの役割で繋がれば、もっともっと上手く回っていきそうですね。

そんな仕組みを作れば、他の地域にも出来そうな気がしてきました。

5冊持って行った「恋に導かれた観光再生」も4冊売れたし、任務完了!

名古屋→米子の飛行機がとっても揺れました

2008-02-25 14:07:12 | 講演・視察
島根県の松江市に行くには、陸路よりも空路の方が時間がかからないという、現地の方のアドバイスで中部国際空港(セントレア)→米子空港で行きました。
セントレアまでは松阪から出ているベルラインの船で向かい、時間的にギリギリセーフでチェックイン。
米子行きはバスが出ますので…と案内される。

え?バス?
タラップ直接あがるタイプなんだ。そんなの久しぶり。

で、バスが飛行機の前まで行って驚きました。

名古屋は天気が良かったんです


プロペラ機だったのです。
うーん、プロペラ機って昔に乗ったことあるけど…。小さい。
でも70人乗りだそうです。

  
でかいプロペラです。機内は二人掛け×2列です。


飛行時間は約1時間。
小さい飛行機は本当滑走路少ししか使わないですね。
短い助走で、あっという間に離陸しました。

私が飛び立ったころは、名古屋天候もよかったのですが、実は、ご存知のとおり、この日上空は低気圧で大荒れだったのですね。
飛び始めてすぐぐらいのときに、松江の天候の様子と、飛行機が揺れる予告もされました。


席はプロペラの真横でした。


着陸30分前ぐらい、高度を下げ始めた頃、「客室乗務員も席に着くから、自分の身は自分で守れよ!」というような内容の放送が流れました。(正確にはシートベルトの着用は自分でチェックしてくださいというようなことを言っておりましたが、私には上記のような内容に聞こえました)

雲に入ったら、それはもうジェットコースター並みの揺れです。

左右上下に揺れ、でも誰も「わー」とか「きゃー」とか言わないのですよね。
なんで?これが普通?
私は飛行機は今までに何度も乗っていますが、こんなに揺れたのは初めてですが…。
それより、「シーン」としています。
あまりの恐怖に黙りこくってしまったのかな?(私もその一人ですが)
隣の席に誰もいなかったので、とにかく両肘掛をギュッと握りったり、シートを掴んだり、ジェットコースターみたいに握るバーがほしいと思いました。
下を見ると海も白波がたちまくっています。
正直、マジで泣きました。
足もガクガクしてきました。
着陸しても、しばらく足が立ちません。
すごい顔していたと思います。

心底「帰りもこんなに揺れるのだったら陸路で帰らせて」と願いました。

飛行機を降り立ったら、吹雪いておりました。


すごい風がふいていました。降りるときタラップからとばされそうになりました。


下界も大荒れです。
松江は、風速30メートル近く吹いていたそうですね。
この後の東京から来るジェットも大幅に遅れた上に、もうちょっとで伊丹空港に降ろされるところだったらしいです。
それくらい荒れていたようです。

降りた後に友人に教えてもらいましたが、私が乗った飛行機はこの間、足が出なかったボンバルディアDHC8-Q400なんですって。

機内にあった、パンフレットには、「ボンバルディア」って書いてなかったもん

先に知っていたら、恐怖は倍増していたことでしょう。

鳥羽高校最後の授業

2008-02-09 10:46:24 | 講演・視察
30日は鳥羽高校の最後の授業でした。
正確には、学年末テストなんだけど…。

今回のテストは、ペーパーテストではなく、各自が作ったバリアフリーのパンフレット発表してもらう時間です。



パンフレットを作るにあたり、

どんなところに工夫したか?
どこが苦労したか?
ココだけは譲れないところ


などなど、それぞれに発表してもらいました。



発表は、みんなの前で発表に慣れていないためか(二学期にも発表の機会はたくさんあったんだけどね)、普段の喋っている声よりも小さいぞ~という子が大半。
でも、そんな中でもはっきりてきぱきと自分の伝えたいことをキチンと話せる発表があったのもビックリ。



100点満点あげたいくらい、ホレボレする子もいましたよ。
生徒たちにも仲間の評価をしてもらうのですが、はやり声が大きくてはっきり喋る子に評価が集中。

発表後は、実際パンフレットを見て触ってみんなに評価してもらいます。
可愛いものから、内容がしっかりしているもの、インパクトあるものみんなの選び方は様々ですが、どれもとても楽しいパンフレットに仕上がっていましたよ。



一学期は当事者のトークを入れて主に教室の中でのデスクワーク
二学期は各施設へ行ってのフィールドワーク&ワークショップ
三学期はパンフレットづくり

どれもそれぞれ違う力を発揮することになるので、一学期が良くても二学期三学期と点数が落ちる子がいたり、逆に一学期はイマイチだったけれど、二学期三学期で挽回した子などもいました。
一年間同じ視点だけの授業だと、みんなの得意なところが分からなかったかもしれませんが、こうして、いろんな切り口で授業すると、生徒23名のそれぞれの得意分野がなんとなくみえてきますね。

私も先生一年生。とても勉強になりました。

初めての受け持った子たちが社会旅立つとき、これらのバリアフリーと観光の授業で習った何か1つでも役に立つことを祈っています。

みんな、がんばれ~!