HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

1121:バリアフリー教室IN志摩

2006-11-21 16:08:04 | イベント
運輸局主催のバリアフリー教室が志摩の鵜方駅でありました。
どんなことをするかと言うと、

鵜方駅を中心に
車椅子、高齢者、妊婦の疑似体験をしながら、

・駅周辺を散策
・バスやタクシーに乗り込んでみる
・鵜方駅~賢島間の電車に乗ってみる



そして、それらが終わったら、わがセンター考案のBFIG(バリアフリーイマジネーションゲーム)でワークショップです。

で、これらのために、朝から出動。
ツアーセンターは、これらの企画や、いろいろ準備、根回しなどを担当していました。
志摩市社会福祉協議会さんも備品を貸してくれたり、人材的な協力もしてくれました。ありがとうございます。

そして、今回初ですが、妊婦体験も取り入れてみました。
これは、三重県ユニバーサルデザイングループが持っており、それらを借りてきました。

一度体験してみたかったんだな~。
でも、私が体験していては皆さんを案内したりできないので、教室が始まる前にちょっとセットしてみたりして…(笑)


ところで、この妊婦体験、この教室の企画段階で、某所が「妊婦の疑似体験は男性が嫌がるかもしれないので、若い女性に…」なんて発言があり、私、激怒しました。
しかし、というか、予想通り、実際体験会場、誰一人として嫌がる男性なんていませんでしたよ。
それよりも、体験しない男性が、近寄ってきて、これ、どれくらい重いの?と手にとって簡単に取り付けてみたり、している人も多かった。
まったく、上記ような発言は撤回してもらいたいものです。

お昼をすぎて、会場に参加者が集まりました。


公共交通機関の方々、志摩周辺の観光に携わる方々、行政の方々、総勢44名
多いですね。
結構な人数が集まりました。バリアフリーへの感心が高まっているのでしょうか?


切符購入も一苦労

そして、4班に分かれて、それぞれ体験の旅立ちがされました。
ウチの班は電車で賢島へ行く班。
 
高齢者と妊婦はすぐにどこにでも座りたがります

なかなか新発見がてんこもりでした。

  
自動販売機でジュースを購入

いろいろメモっては、ひとつひとの動作を確かめたりみんなもとても真剣に体験してくれていました。

スロープなしで降りてみたりも挑戦させていただきました。

近鉄職員の方もとてもよくしてくださいました。

前半の体験が終わると、BFIGです。
疲れた身体かではあるけれど、今度はみんなで頭を動かしてもらいました。


体験してきたコースををもとに
①これは大きな課題だな~って思うのも

②それらをどうすれば、改善できるか(出来ればお金をかけず)

ということを、書き出してもらいながら、班ごとに発表。
 

課題と改善がほぼ同じぐらいの数が出てきました。
お金のかかりそうなものもありましたが、これならできるかも…というような改善も…。
みんなの気づきを共有して、街中で疑似体験していなくてもいろんな気づきを持ってくれていってくれたならって思います。

ワークショップ中、近鉄職員のIさんが、熱心に各班の課題と改善点を見てまわり、メモっていました。

熱心にメモっているIさん

駅長さんもそれを見て、何とかしなくては…と真剣に考えてくれていました。
なんだか、とてもうれしい光景でした。

ということで、本日の教室、とっても充実した、いいものであったと思います。
定期的にこんなことはしていかないとな~と思いました。