全国的なニュースになったので、ご存知の方がほとんどだと思います。
伊勢の赤福の製造年月日の偽装問題。
10月12日(金)、朝仕事場に出てきて、ネットニュースをチェックしていたら、このニュースがあがっていました。
職場はご存知のとおり、土産物店が集るビルの中にあるので、そこらじゅうに赤福は売っていました。
近くに支店もあります。
午前中は売っておりましたが、昼前ごろから赤福が回収に来たそうです。
それから、どんどんニュースは広がり、全国区のテレビニュースでも流れるし、日に日にクローズアップされてきています。
工場もテレビに映りました。
実家がある町です。
赤福の工場は私が物心ついたときからそこにありました。
さて、この問題で地元は困惑しています。
それぞれの立場があるので、思いは様々ですが、私は今日まで複雑な気持ちでこのブログに上げることを躊躇していました。
赤福を一方的に非難するつもりもないし、擁護するつもりもありません。
赤福の社長は、よく知っているというほどではありませんが、センターがまだ県の傘下?にあった頃には、センターが生まれた再生プロジェクトのメンバーでもあり(その頃はまだ社長じゃなかったけどね)、繋がっていました。
センターに来てくれたこともあり、いろんな会合で顔を合わすことも多々あり、いろんな人といろんな分野から間接的に繋がってたんです。
裏切られたという気持ちはありませんが、観光地伊勢志摩の足をすくわれたという気持ちです。
赤福という、ひとつの餅だけの問題ではないのです。
とにかく「ショック」でした。
観光に携わる人たちは、きっとそんな思いだったと思います。
問題が浮上した翌日から奇しくも、13・14日に伊勢の大祭り、15・16日は神宮の神嘗祭、17日は宇治のみこしと、連日の祭りが控えているときでもありました。
正直赤福のいろんな意味でのやり方(餅には罪はないですが)に地元では賛否両論あったりしたので、そりゃ、検索にかけたブログなど、いまやネットの時代、いろんなこと、あることないこと書き込まれています。
実際直接被害を被っていない人、よく知らない人ですら、平気で酷いこと書いています。
酷い世の中です。
ただ、私が一番恐れていたことが起こってしまったことは確か。
観光地伊勢志摩のイメージダウンです。
ツアーセンター始めてから、他地域の観光地のニュースには常に目を光らせていました。
ちょっと前まで、よく障害者の宿泊拒否事件で色々ありましたよね?
廃業にまで追い込まれたホテルもありました。
盲導犬受け入れの問題もいろいろ全国ニュースになりました。
見るたびに、いつ伊勢志摩もそうなるか分からないと思った私たちは、1施設の問題でないですからと訴え、できるだけ、宿泊施設や観光施設の方たちに障害者受け入れのセミナーや、施設から来るお客様の対応の相談に乗ってきては、全国のイメージダウンになるようなニュースが起こらないよう、気をつけてきました。
本当にコレだけは気をつけていたつもりなのです。
考えれば、考えるほど泣けてくるのです、本当泣きたい気持ちでいっぱいです。
本当に、コレだけは避けたかった。
1施設の怠慢で、まわりの観光事業者たちが、とばっちりが来ることは目に見えていたから。
がんばっている施設を見てきているだけに、全体が窮地に追い込まれないよう…。
で、今回の事件は自分たちが一生懸命いろんな仲間と地雷処理している危険区域(ホスピタリティ)で活動していたら、ここは安全と思っていた地区に地雷があって、それが爆発した。
想像してください。
完全防備しながら地雷探しをしている後方で、しかも被害が大きい地区が爆発したのです。
そりゃ、ただただ呆然ですよ。
まさかそんなところから…なのです。(赤福の問題は、昔からウワサもいろいろありましたが、いまさらそんなことでニュースになるとは?危機感がありませんでした)
これで、観光地伊勢志摩のイメージが悪くなり、観光地としての地位も一気に下げられることでしょう。
いろんなところで
「どうせ、伊勢だしね」というようなことを言われていたりするのでしょう。
それは、「自分の住む伊勢を誇りに思わなきゃ、観光客は来ないよ」と訴え続け、今までコツコツ「地元を誇りに思える人材増加計画」をしてきたのに、その人たちのモチベーションをなくしてしまうことになりかねない。
300年もの歴史の老舗がそんなだったから、他の老舗も伊勢神宮も、偽者に思える人も出てくるかもしれません。
それくらいの大きなことでしょう。
その信頼を取り戻すことは、相当動かなくてはいけません。
もちろん、それは赤福だけではありません、地元の人たちもです。
人事ではありません。
この数日間、胸のあたりがモヤモヤしていて、整理がつきませんでした(今もあまり整理できていません)。
その中にひとつ変わらない揺ぎ無い大きな核を見つけました。
赤福のこの出来事は、バリアフリーとは関係ないから、なんて次元で考えられないことで気づいたのです。
「私はやっぱり、伊勢が好き」なのです。
それだけは、何があっても壊れない自信があります。
バリアフリー以前に「自分の生まれ育った伊勢志摩」が好きなんです。
好きだから、たくさんの人たちに来て欲しいから、見て欲しいからバリアフリーに。
根本はバリアフリーありきではなく、いかに「伊勢を愛しているか」なのです。
そんないろんな人の「伊勢が好き」という想いが集って、地元民も一緒になって、信頼回復をしていきたいです。
「赤福がやってきたことやで知らん…」では、今まで来てくれた観光客、これから来てくれる観光客には説明になりません。
地元民は赤福を攻め立てたり、一緒になって陰口を叩く前に、やらなくてはいけないことがあるはずです。
ちなみに、個人的な考えですが、これからは「赤福は伊勢でしか食べられない」という限定さを前面に出していった方がいいのかな?って思います。
赤福を食べたかったら、伊勢まで来てね。というように。
そうすれば、集客にもつながるし、食べた人たちもより一層、自慢になるしね。
いつでも新鮮な赤福が食べられる伊勢に住めてうらやましいね。といわれる日が早く来ることを祈って…。
だって、昔はそうだったのですからね。
伊勢の赤福の製造年月日の偽装問題。
10月12日(金)、朝仕事場に出てきて、ネットニュースをチェックしていたら、このニュースがあがっていました。
職場はご存知のとおり、土産物店が集るビルの中にあるので、そこらじゅうに赤福は売っていました。
近くに支店もあります。
午前中は売っておりましたが、昼前ごろから赤福が回収に来たそうです。
それから、どんどんニュースは広がり、全国区のテレビニュースでも流れるし、日に日にクローズアップされてきています。
工場もテレビに映りました。
実家がある町です。
赤福の工場は私が物心ついたときからそこにありました。
さて、この問題で地元は困惑しています。
それぞれの立場があるので、思いは様々ですが、私は今日まで複雑な気持ちでこのブログに上げることを躊躇していました。
赤福を一方的に非難するつもりもないし、擁護するつもりもありません。
赤福の社長は、よく知っているというほどではありませんが、センターがまだ県の傘下?にあった頃には、センターが生まれた再生プロジェクトのメンバーでもあり(その頃はまだ社長じゃなかったけどね)、繋がっていました。
センターに来てくれたこともあり、いろんな会合で顔を合わすことも多々あり、いろんな人といろんな分野から間接的に繋がってたんです。
裏切られたという気持ちはありませんが、観光地伊勢志摩の足をすくわれたという気持ちです。
赤福という、ひとつの餅だけの問題ではないのです。
とにかく「ショック」でした。
観光に携わる人たちは、きっとそんな思いだったと思います。
問題が浮上した翌日から奇しくも、13・14日に伊勢の大祭り、15・16日は神宮の神嘗祭、17日は宇治のみこしと、連日の祭りが控えているときでもありました。
正直赤福のいろんな意味でのやり方(餅には罪はないですが)に地元では賛否両論あったりしたので、そりゃ、検索にかけたブログなど、いまやネットの時代、いろんなこと、あることないこと書き込まれています。
実際直接被害を被っていない人、よく知らない人ですら、平気で酷いこと書いています。
酷い世の中です。
ただ、私が一番恐れていたことが起こってしまったことは確か。
観光地伊勢志摩のイメージダウンです。
ツアーセンター始めてから、他地域の観光地のニュースには常に目を光らせていました。
ちょっと前まで、よく障害者の宿泊拒否事件で色々ありましたよね?
廃業にまで追い込まれたホテルもありました。
盲導犬受け入れの問題もいろいろ全国ニュースになりました。
見るたびに、いつ伊勢志摩もそうなるか分からないと思った私たちは、1施設の問題でないですからと訴え、できるだけ、宿泊施設や観光施設の方たちに障害者受け入れのセミナーや、施設から来るお客様の対応の相談に乗ってきては、全国のイメージダウンになるようなニュースが起こらないよう、気をつけてきました。
本当にコレだけは気をつけていたつもりなのです。
考えれば、考えるほど泣けてくるのです、本当泣きたい気持ちでいっぱいです。
本当に、コレだけは避けたかった。
1施設の怠慢で、まわりの観光事業者たちが、とばっちりが来ることは目に見えていたから。
がんばっている施設を見てきているだけに、全体が窮地に追い込まれないよう…。
で、今回の事件は自分たちが一生懸命いろんな仲間と地雷処理している危険区域(ホスピタリティ)で活動していたら、ここは安全と思っていた地区に地雷があって、それが爆発した。
想像してください。
完全防備しながら地雷探しをしている後方で、しかも被害が大きい地区が爆発したのです。
そりゃ、ただただ呆然ですよ。
まさかそんなところから…なのです。(赤福の問題は、昔からウワサもいろいろありましたが、いまさらそんなことでニュースになるとは?危機感がありませんでした)
これで、観光地伊勢志摩のイメージが悪くなり、観光地としての地位も一気に下げられることでしょう。
いろんなところで
「どうせ、伊勢だしね」というようなことを言われていたりするのでしょう。
それは、「自分の住む伊勢を誇りに思わなきゃ、観光客は来ないよ」と訴え続け、今までコツコツ「地元を誇りに思える人材増加計画」をしてきたのに、その人たちのモチベーションをなくしてしまうことになりかねない。
300年もの歴史の老舗がそんなだったから、他の老舗も伊勢神宮も、偽者に思える人も出てくるかもしれません。
それくらいの大きなことでしょう。
その信頼を取り戻すことは、相当動かなくてはいけません。
もちろん、それは赤福だけではありません、地元の人たちもです。
人事ではありません。
この数日間、胸のあたりがモヤモヤしていて、整理がつきませんでした(今もあまり整理できていません)。
その中にひとつ変わらない揺ぎ無い大きな核を見つけました。
赤福のこの出来事は、バリアフリーとは関係ないから、なんて次元で考えられないことで気づいたのです。
「私はやっぱり、伊勢が好き」なのです。
それだけは、何があっても壊れない自信があります。
バリアフリー以前に「自分の生まれ育った伊勢志摩」が好きなんです。
好きだから、たくさんの人たちに来て欲しいから、見て欲しいからバリアフリーに。
根本はバリアフリーありきではなく、いかに「伊勢を愛しているか」なのです。
そんないろんな人の「伊勢が好き」という想いが集って、地元民も一緒になって、信頼回復をしていきたいです。
「赤福がやってきたことやで知らん…」では、今まで来てくれた観光客、これから来てくれる観光客には説明になりません。
地元民は赤福を攻め立てたり、一緒になって陰口を叩く前に、やらなくてはいけないことがあるはずです。
ちなみに、個人的な考えですが、これからは「赤福は伊勢でしか食べられない」という限定さを前面に出していった方がいいのかな?って思います。
赤福を食べたかったら、伊勢まで来てね。というように。
そうすれば、集客にもつながるし、食べた人たちもより一層、自慢になるしね。
いつでも新鮮な赤福が食べられる伊勢に住めてうらやましいね。といわれる日が早く来ることを祈って…。
だって、昔はそうだったのですからね。
>「私はやっぱり、伊勢が好き」なのです。
と、はっしーが書いてるみたいに、地元を大切にしようとする気持ちってイセシマンの精神やん?
知事が「三重県愛」ってやたら言うのが嫌だったんだけど、最近ちょっと考え方変わってきたな。
大阪が熱くて活気にあふれているのは、「うちらやっぱ大阪好きやねん」って気持ちがあるんやと思う。
(そりゃ、問題もいろいろあるだろうけどさ)
そういう気概は東京にはないよな。
で、伊勢志摩にもない。
今から、うちに住民が頑張るときなんかもしれんな、と思う。
たいしたポリシーもなく、赤福批判だけボロクソしている人の方が危ない、と私は思ってます。
赤福さんのやり方については長く地元を離れてたのでよくわかりません。
最近の製造年月日偽装、そんなに大騒ぎするもんですかね。私の親世代の経験談聞いたらそりゃひどいもんすもの(ちなみに父は某菓子の製造工程を目撃してから食べられなくなりました)。衛生管理はきちんとしなきゃいけないけど、騒ぐ根本がずれているような気がします。
もちろん、赤福さんについては赤福さんの信用問題になると思います。だけど、この際、伊勢志摩は赤福さんだけやないから、ほかのいいところアピールしていきましょうよ。
>最近の製造年月日偽装
某みやげ物や洋菓子に関してもです。
そう、今回の赤福の件で、一番気になったのは、地元の人やあまり関係ない人たちまでが、「らしいよ~」感覚で赤福をぼろくそ言う人たちがいること。
今や、ネットでは匿名でいろいろかけてしまうから、あることないことを尾びれ背びれつけるわけで…。
そんな人たちがいることが、赤福の製造年月日の偽装問題」よりも、もっと悲しく思います。
地元愛はもちろん、いいことばかりではありません。
こうして問題もおきてくることもあり、それらを棚に上げて…とかではなく、悪いところはきちんと受け止め、反省し、改めて、「より、誇りに思える我まち」を築き上げていくのです。
そう、築き上げるのは、私たち地元の人たちなのです。
悪いところを、悪いといつまでもぐちぐち言っていても改善はしません。
きちんと問題点を抽出して、「私たちに何ができるか?」を考えていかなければならないのだと思います。
もとみんもイセシマン精神でがんばりましょう!
それは、そんなニュースが「消費者にうけるから」なのでしょう。
マスコミは、政治、食、イジメなどなど、その時々の消費者のアンテナに受けるようなものを取り上げたりもするものです。
冷凍物があったことは、私もさほど問題だとは思っていません(これは昔から言われていたけどね)。
実際、お菓子屋さんって冷凍しているところ多いんじゃない?
問題は、あたかも全てそうであるかのように「作り立てで新鮮である」ことの宣伝と、売れ残ったものを「巻きなおす」という行為は、問題だったな~って思います。
ステゴザウルスさんが言うように、確かに、「伊勢志摩は赤福だけじゃない」というところを見せるチャンスだと思いますね。
伊勢志摩は神宮と赤福だけないんですもんね。
お餅もの多いですし、おいしいものたくさんあります。
見所もいろいろあること、上手くPRしていければと思いますね。
そうすれば、赤福が戻ってきたとき、観光に来るお客さんたちをきちんと守ってきた地元企業や地元民に赤福は「感謝」の意を示すんじゃないかな?
それでこそ、観光地としての信頼を取り戻せるのだと思います。
観光地伊勢志摩のイメージダウンを払拭できるのでは?と思います。
ここぞとばかりシメシメというのではなくも、今から来る観光客に満足してもらい、また来たいと思うおもてなしを心がけていかなくてはいけないと思います。
出なければ、このままどんどん、悪い方向へズルズルと行ってしまう心配があります。
TV等で、「今回のは今までの食品偽装事件とは違う」と同情する意見や、「赤福は好きだから三重だけじゃなく名古屋に行っても京都に行っても、買って帰ってた」と言ってくれる有名人を見て、改めてその人気を知り、少し嬉しかったりもします。
地元育ちの私は「どこでも売ってる珍しくもない土産物」だと思っていたのですが、名古屋の人は「おいしいからわざわざデパートで買って食べる」のだと言ってくれます。そんなに悪く言う人は私の周りでは居ません。
なんとか立ち直ってほしいものです
そうですか、そちでは、早期の復活を待ち望んでいるのですね。
なくなりはしません。必ず戻ってきますので、もうしばらくお待ちくださいね。
地元を離れていているからこそ、地元の評価を聞くことができますね。
それは本当うれしいこともあれば、悲しいことを聞くこともあります。
とにかく、今来ていただいている観光客に満足してもらえるように、一人ひとりが伊勢志摩のよさをPRしてもらえればと思います。
あなたはどう思っているのか?知りたくて、今見つけました。胸が熱くなります。郷土愛!
たいした故郷をもたない私にとってただただ憧れます。
私はあの(!)不二家のフランチャイズを経営する会社の別の飲食店で働いてますが風評被害をまともに受けました。うちの店も不二家みたいなことないやろな、と言われるし、我慢の半年が過ぎ、やっと少し落ち着いてきたか、という頃に今回のことで、今度は赤福みたいなことはないやろな、と無責任な客はいいます。
これほど続く食品業界の偽装問題。(といっていいのかわかりませんが)そうせざるを得ない状況に陥ってしまう今の競争社会に問題があると思う。
地産地消、もっとスローフードな社会になって欲しいと願うモルハハです。
それにしてもますます赤福食べたくなるのは私だけ??
その反面、そうやって、一企業に頼りすぎていたんだろうと思います。
早く、本物が食べられるときが来て欲しいです。
モルハハさんも、伊勢を見捨てないでね~!