土曜日開催の自民党総裁選の3候補のTVを見ました。
その中で、石破議員の発言を、とりあえず、取り出してみました。
・アベノミクスは、大きな効果を上げて働く人が増えてのは良いことだが、格差がどんどん開いていく社会がいい社会だとは、私は全く思わない。
→ どうするかの発言はない。
・その東京に集まりすぎた人やモノや金、そういうものを地方に分散していかねばならない。
→ 文科省を京都に移すのが、決まっただけ。どうしたら分散可能かの発言はない。分散化へ、政治家として努力したのが、見えない。
・いろんな派閥が私を信じていない。いたらいいけどね、いないのだな。
→ 人望がない、かつての裏切り行為は許るされていない。
派閥は良くないと言いながら、派閥を作っています。
・防災省を作りたい。これをずっと言っています。
→ 防災省の案は、役人、政治家から否定されています。
政権担当の自民党の政治家でありながら、どうして実現できなかったのでしょうか? それを考えて見たら、ずっと言っていたのに実現できない理由が炙り出されると考えます。
・限られた期間で1724市町村すべてで訴えることをしたかった。この選挙のやり方って決して良くないなと思います。
→ 大臣を担当していない期間、何もしてこなかったと自白している様なものです。
約1700市町村、何日あれば、石破議員の訴えることができると考えているのでしょうか? 記者は、突っ込んだ質問をして欲しいです。一日100市町村を、回っても、17日です。1回お願いしたら支持をえられるのですか? 選挙活動を分かっていない人と考えます。石破議員は、親の地盤で当選している議員です。本当の厳しい選挙活動はしていない気がします。
自民党内で決めたこの選挙のやり方を批判しております。これでは、他の自民党議員の賛同は得られません。
決められた方法でも勝つ総裁選活動を考えたら良いと思いますが、多分、活動プランが無いのでしょう。だから、選挙のやり方だけの文句を言っているのです。
私がTVで見たのは、歯医者で治療しているのと、床屋に行っている映像と議員会館内の自民党議員への挨拶廻りだけです。
総裁選には何回も出ていますが、総裁選活動は何をしたら良いのか分かっていない様な気がします。
戦国時代、各地方城主(1724市町村)に自陣への味方になるように訴えて戦っていましたか?
大概、その地方の実力者(派閥の長)を味方に付ける方法で戦っていましたよね。
戦いは、相手があっての戦いです。
自分の得意な戦い方に、先方が合わせて戦ってくることはありません。
石破議員は、なにを寝ぼけたことを言っているのでしょう。
石破陣営以外は、石破議員の不得意な総裁選挙で突いてきます。
やはり、何故、応援しない議員や市町村が多いのか、武将の資質としては、駄目なところです。
そんなことも分かっていない石破議員には、総理になって欲しくないのです。
昨日の総裁選の記者会見時の椅子の座り方も違和感を覚えました。
左側の肘掛けだけに体重をかけ、少し横を向いた座り方をしていました。
何、気取っているの?と言う印象を受けました。
他の2候補は、真っすぐ座っていました。
岸田さんは、少し、前のめりにながら座っていたのが、私には好印象的でした。
また、今朝のTVの発言では、次のように言っています。
・自民党も、私は、ものすごく危機だと思いますね。失われつつある納得や共感を取り戻すんだという訴えは、最後までやらなければなりません。
→ 相変わらずの自民党執行部への批判です。
失われつつある納得とは、森友問題、桜問題、公式文書廃棄問題を指している様です。
野党と同じことを言っています。
これらの問題は、国会答弁、検察の司法判断で、一応決着がついている問題です。
自民党議員でありながら、自民党内では、何もできなかった議員ということになります。
菅官房長官に決まりそうな記者の質問に対する発言が、この時点でも、自民党批判をしています。
要は、私が負けるのは、総裁選の選出方法が悪いからで、私の実力が無い訳では無いと言っているように聞こえます。
本当にそうでしょうか。
9月14日朝のメディアによると、地方党員の票の内、32都道府県の地方票で、菅さんが57票、石破さんが30票の様です。
嘗ての地方党員票で強いと言われていましたが、今はその勢いがありません。
石破議員は、現実を知るべきです。
何故、自民党議員に信頼されていないかを、自己反省すべきと考えます。