目的を持って始める「ゆうゆう生活」

<Begin with the End in Mind>悠悠、融融、優遊、悠悠閑閑な「ゆうゆう」生活のブログ

テレビ局の解説員の質

2021-01-19 | 関西ローカル

関西の夕方のローカル番組では、局が推す解説員がいます。

このローカル局では、木曜日と金曜日にこの人が担当します。

この人の名前は、大島さんです。

正しくは、アンジャッシュの名前を間違えられる人とひらがなでは同じです。

なお、漢字は、漫才コンビの人とは違います。

この大島さんは、あのドラマ(半沢直樹)でも一躍有名になっています。

 

さて、この人のコーナーは、「大島目線」です。

先週金曜日も、訳の分からないことを言っておりました。

26年経った阪神大震災で、高齢化が進み、孤独死が71名いますと、視聴者を煽っていました。

 

私は、孤独死71名の大きさは、どの程度かを調べてみました。

日本の人口は、1億2571万人です。

全国の孤独死は、3万2000人です。

兵庫県の人口は、544万人で、この日の放送では、昨年71人と言っておりました。

正確には、昨年、阪神大震災の災害復興公営住宅に1人で暮らし、誰にもみとられずに「孤独死」した入居者です。

https://mainichi.jp/articles/20190111/k00/00m/040/237000c

人口1万人あたりの全国の孤独死の人数:2.55人

人口1万人当りの兵庫県の孤独死の人数:0.13人

分母を神戸市の人口にすると、神戸市は153万人です。

人口1万人当りの神戸市の孤独死の人数:0.46人

です。

全体で見たら、視聴者を煽ったり、大騒ぎするような内容ではありません。

この人の目線は、狂っています。

神戸市、兵庫県は、震災被災者に対して十分にケアしているという数字だと考えます。

一ローカル局が、真実を解説できない姿勢は、いかがなものかと考えます。

だから、TVの視聴率が下がっている遠因と考えます。

解説員でもなく、真実を伝える解説員でもなく、ただ71名の孤独死があったと事実を伝える伝言者で、しかも、誤った見方を流布する曲解社員(局の一社員)です。

見方を変えれば、ただの「木偶の坊」とも言えます。

 

閑話:

「木偶の坊」とは、次の意味です。

1 人形。あやつり人形。でく。

2 役に立たない人。気のきかない人。人のいいなりになっている人。また、そのような人をののしっていう語。「この木偶の坊め」

「曲解」とは、次の意味です。

[名](スル)物事や相手の言動などを素直に受け取らないで、ねじまげて解釈すること。また、その解釈。「好意を曲解されては困る」

この言葉の意味では、素直に受け取らない人ではなく、ただ単に素直に(馬鹿みたいに)受け取った人です。ただし、ねじ曲げて解釈しているので、曲解と言うのは当たっています。