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古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

小学生と老人会の交流です。

2009年11月27日 06時28分17秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 うちのの老人会と校区の小学生の交流会があり、二人で参加しました。参加した老人は全部で9人。そのうち我がから7人。小学校に入るなんてほんとに久しぶりです。
 写真はぼくの前にすわった一年生です。食べているのは、サツマイモを入れたドーナツとカボチャを入れたクッキーで、一年生がつくりました。形はいろいろですがおいしかった。なにより子どもたちの、おっとりした、素朴な存在感が好ましかった。
 日頃の学習を見てもらおうと、一年生はとなりにある給食センターのことを調べました。パワーポイントを先生が操作し、食洗機やリフトなどをみんなが発表してくれました。「これはそういうことをする機械なのか」と興味を持って聞きましたし、給食センターのことがよくわかりました。先生の指導で一年生が発表し、老人たちが興味を持って聞けるなんてすごいな。
 二年生は、秋の野菜類を使って音楽を演奏しました。カボチャやサツマイモなどを叩いたり容器ごと振ったりして音を出すのです。演奏から秋が伝わってきました。
 おとといは、三木市全体のグランドゴルフ大会が『グリンピアみき』であり、ぼくも参加しました。前日の雨で二つのコースで三チームがすることになり、途中でつかえてしまいました。
 順番のことでもめてるみたいです。新興住宅地のチームが、先に行こうとして、口の達者そうなおじいさんがしゃしゃり出ていかにもテキパキと差配しようとしています。「しっかり者」と顔に書いてあるおばあさんもそばで応援しています。後まわしになりそうな我がチームは、と見ると、よそのの人と久しぶりに会ってしゃべっている人、のんびり眺めている人。こりゃぼくでもなにか言わなくては……。
 そのとき気づきました。「たかが老人のグランドゴルフ。意識してないけど、うちの村の人たちはそれをわきまえている。あのチームの人たちはなにかあると血相変えて後回しにされまいと生きてきたのかも」
 むかしからの村で暮らしている人たちは、こころの動きがゆったりしています。それは土地の空気になっていて、子どもも大人も老人もその空気を吸って生きています。
 そんな空気を吸う仲間になれたことをうれしく思いました。 
コメント
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