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古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

大志くんと落葉を踏んで散歩しました。

2009年11月30日 04時52分45秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 朝の瞑想をしていると、大志くん一家が秋の散歩に来ると電話があり、急いで掃除をしました。人の訪問があると『掃除パワー』がわいてきて、体がよく動きます。朝食後、きょうはとなりのの神社にお参りすることにしました。
 我が家から三分北に歩くと蛇ガ池があります。
 そのむかし、この蛇ガ池に棲む蛇が山に登り、その頂上から龍になって天に昇ったという伝説があります。いまはこの山頂に相当立派な神社の社殿が建っており、中に五つの社が並んでいます。この竜神は村の旱魃のときに雨を降らせて民を救ったので、村人は毎年7月に一晩を山頂で過ごして竜神をあがめました。ところがある年祭りをサボったら、たくさんの村人がはやり病(やまい)で亡くなった。と散歩の立ち話でとなり村のおじいさんに聞いたことがあります。
 この山頂に登るのは我が家からゆっくり一時間の散歩ですが、引っ越してから三回しか登っていません。とってもいい散歩道ですが、山頂に行くにはちょっと有酸素運動が必要です。気合を入れないと登れない、というほどキツイ山ではないけれど、軽い気持ちで登るとちょっとしんどい。竜神さまが登る人を試しているのかもしれません。
 はじめに階段がつづき、息があがったころに小さい鳥居をくぐります。そこからしばらく写真のようにゆっくり登る道になります。両側の雑木林の葉っぱはほとんど落ちてしまい、落葉のじゅうたんを踏んで散歩します。雑木には山ツツジもかなり混じり、「若葉の頃はいいだろうな」と思いながらまだ来たことがありません。
 この数日でまわりの山々が急に色づいてきました。一本の木をよく見ると落葉しきりですが、山全体はこころにしみる色合いです。田舎に暮らせるようになったよろこびが、じんわりこころを満たします。
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