『護摩法要』は12時半からはじまるので伽耶院に12時に行くつもりでしたが、小屋で竹を削ったりぐずぐずしているうちに12時半を過ぎてしまいました。心配したように伽耶院に入る道の信号でガードマンに車を止められ、駐車場は満車だから車を置いて歩くようにといわれてしまいました。
天気はいいし、伽耶院までの一キロを秋の散策のつもりで歩きました。ここは初詣でのときでも駐車場まで車で行けますから、護摩法要は特別に人出が多いのでしょう。もし駐車場に車を入れたければ12時までに着かないと駄目です。来年はそうしようかな。
護摩法要の広場は中央に祭壇が置かれ、山伏問答がはじまっていました。まわりには修験者姿の人たちが整然と座っています。今年は237人の修験者が参加しておられると放送がありました。問答が終わり、山伏入場。法弓が四方と中央で空に向かって射られます。つづいて法螺貝隊37人が立ち上がって大合奏。そして護摩木に火が入り、火の世話をする人が水を掛けて火を制します。それでも護摩木が投入されると炎が高く上がります。
まわりは観衆というか参詣者というかたくさんの人が来ていますが、山伏問答のあった石段にすわることができました。太鼓に合わせて般若心経とかマントラが絶えず唱えられ、修験者の大合唱が唱和し、火が燃え上がる。ずっとこの空気の振動に身をひたしていたい。来年も来ようと道子さんがいい、ぼくもそう思いました。
図書館に寄り、夕方は畑に出て、道子さんはタマネギの畝に黒マルチを掛けました。今年は早目早目に次の畝をつくることができて段取りがよくなりました。作物を収穫すると有機石灰や元肥を入れて耕運し、畝をつくって水をたっぷり含ませます。畝を仕上げたあとにちょうど雨が降り、いまマルチを掛けてひと月以上置くと植えるのがうれしくなるようないい土になります。イチゴもタマネギもいい畝が待ってます。
ぼくはコイモを掘りました。今年は石川早生を植えました。大きくならなくても数があるほうがいいと思ったので。掘ってみるとよくできています。でもまだ根がしっかりしており、4株掘ったのですが根を切ってもぐのに時間がかかりました。