古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

画廊喫茶『風らん』を訪ねてみました。

2010年10月27日 01時52分52秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 きのうは雨のあとなので畑仕事をお休みしました。道子さんは友だちに送る黒大豆の枝豆を荷造りし、ぼくは前の宅地の草刈りです。うちの前の宅地は、購入した人が見捨てているらしく持ち主をこの四年間見かけたことがありません。お隣のおじさんにきいたら、地震のあと見たことはないそうです。当然草は伸び放題で、我が家のウッドデッキからの景観をわるくします。そこでぼくが無断で50坪の土地の草刈りを毎年しています。
 草刈りのあと耕運機で地面を掘り起こし、生石灰と灰をすき込みました。去年も耕してコスモスを植えましたが、水やりをしなかったのでほとんど育ちませんでした。それでも雑草と笹だけは伸びてきます。今年は景観に風情を添えるように、菜の花を播いてみます。
 宅急便を出したあと、思いついて志染農協にヌカをもらいに行きました。ヌカは肥料として使えます。ネットで見ると「ヌカを地面や葉に撒くと夜盗虫が食べて死ぬ」とあります。生ゴミ堆肥の箱に入れて生ゴミに混ぜると醗酵熱でうじ虫がいなくなります。うねをつくるときに底に梳き込むと地中ではヌカの虫もわかず、いい元肥になります。
 この地に住みはじめた頃は、ヌカはどこで手に入れられるかわからず、無人精米機があればヌカは出ていないかと覗き、米屋さんにはないだろうかと電話帳で探したりしていました。(いつの間にか『米屋』というのは絶滅危惧種の店になっているのですね)ところがJA豊地のおにいさんが「JA志染ではサービスでヌカをくれる」と教えてくれ、ときどきもらいに来ています。業者が巨大な袋を持っていってしまうときもありますが、いまは農家がどんどん米を運び込み、精米もフル回転していますからヌカはいっぱいあります。
 75リットルのゴミ袋で五袋を軽トラックに積み込みました。「ヌカをもらいに行かなくては……」とひと月あまり思いつづけていましたので、たっぷりもらって浮き立つような気分です。宿原から竹中半兵衛の墓のある平井に出て帰ろうと走っていると『画廊喫茶・風らん』という小さい看板が目につきました。
 車をとめて入ってみると風格のある古民家がそのまま喫茶店になっています。靴を脱いで上がり座敷でコーヒーをいただくのですが、つづきのきれいな土間が画廊になっており、富士見が丘の立脇さんという方が『ありがとうの作品展』というのをやっておられました。
 この喫茶店は今年の五月にオープンしたのだそうです。11月にはFステンドグラス教室作品展もありますからまたお越しください、と同年輩らしい女性がもの静かに話してくださいました。
写真を撮るのを忘れましたが感じのいい店でしたからまた寄ったときにでも。
 そうそう、畑にアライグマの檻を置いているのですが、なにもかからないので放置していました。きのう畑に行ってみたら白い猫がかかっています。ひからびてアリのたかっている饅頭が置いてあったのですが、それを食べに入ったのでしょうか。メタボトラ猫、三毛猫につづいて三匹目です。道子さんに何分反省させようかときいたら「5分!」と答えが返ってきたのでその通りに解放してあげました。反省したかなー。檻は明日にでも市役所に返します。
 
 
 
コメント
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