古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

ミモザは長く咲いています。

2013年04月08日 04時41分43秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                
 たしか植えて3年目ですが、ミモザはぐんぐん伸びて3メートル以上になりました。去年の5月頃、思い切り剪定したつもりでしたが、また枝を張ったのです。幹はあまり太くなっていません。まだ掌で握れます。自分の力だけで立つのは無理な太さです。
 だから添え木をしています。去年剪定するとき、すべての枝先を切るようにネットに書いてあったのですが「それではあまりに可哀相だ。少し切らないで残しておこう」とそのままの枝を残しました。そういう枝は花が咲いていません。「全部の枝を切り詰めればよかった」と反省しました。
 なにかあるとよく相談していた80歳の先輩が亡くなりました。もう10年、それが無理ならせめてもう5年、そんな人にいてほしかった。ですから何度かお見舞いに行き、竜神さまにもお願いしていました。
 妻と二人で葬式に出て、家族の方にごあいさつし、弔辞を読み、出棺を見送るうちに、絶対あってはならないように思っていた「死」が、意外にすんなり胸におさまるのです。
「ああ、〈死ぬ〉ってこういうことなんだ」
 ひとは、それぞれに寿命があり、死ぬ時期があって、死ぬ。
 そうかもしれません。このまま受け入れていままで通りに暮らします。
 5日・金曜日はPACオーケストラの定期演奏会で、西宮北口に出掛けました。佐渡裕指揮でオルフの『カルミナブラーナ』でした。
 まだ53歳だった1991年1月、ぼくは『神戸フロイデ合唱団』に入団しました。誰に誘われたのでもなく「魔が差した」としか思えない不可解な行動でした。そのとき歌ったのが『カルミナブラーナ』でした。フロイデ合唱団はすべて暗譜で歌うことになっています。大変な思いをしました。
 ああ、あれも遥かな思い出だなー。
 
コメント
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