古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

黒豆の畝に『ポリベル』を張りました。

2015年08月15日 05時16分16秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                      
 黒豆の畝の竹杭に『ポリベル』(マイカ線のような帯状の強いヒモ)を張りました。カラーは数種類あり、黄色のヒモにしました。付け根が裂ける寸前の下枝もありましたが、なんとか間に合いました。「2段張り」にしたので多少の強風にも大丈夫です。
 今年は大豆を2粒ずつ直播しました。いまでは黒豆より大きく見えます。こちらも竹杭は打ってありますから、今日中にポリベルを張って倒れないようにします。ただ大豆の場合は、枝張りの形状からみると「1段張り」でいいような気がするのですが。もう少し考えてみます。
 下穴をあけて竹杭を強く打ち込んでおいたので、ポリベルを「ピーン‼」と気持ちよく張れました。

 いま『アジア・太平洋戦争』(シリーズ日本近現代史⑥)〈吉田 裕 著 岩波新書〉という本を読んでいます。
 吉田 裕 さんは1954年(昭和29年)生れですから「あの戦争」の敗戦後に生まれた人です。一橋大学教授で『昭和天皇の終戦史』≪岩波新書≫という好著があります。彼の本を読んだとき「ああ、生身の人間が歴史に組み込まれるとはこういうことか」とハッとしました。
 例えば悪名高い牟田口廉也(無謀なインパール作戦を強行し、数万の将兵を餓死・病死させた)の名に接したら、戦前から生きてる人なら感情が波立ちます。しかし吉田裕さん世代の人は冷静に史料を調べ、考察する。感情は平坦です。
 そんな人の本を読むことで、自分の中の生々しい「あの戦争」を歴史に送り込んでしまいたい。
 長生きしてると、そんな気になるときもあります。
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