古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『パニック!』と思ったら。

2021年04月03日 04時54分11秒 | 古希からの田舎暮らし
 昨日は「通帳と印鑑」のことでパニックになりかけました。鍵を借り、軽トラで2回も公民館を「家探し」したのですから「パニックになった!」と言ったほうがいいか。
 その途中には、道子さんとこんな会話も。
「通帳も印鑑も無くしたらはやく農協バンクに届けたほうがいい」/「もし引き出されていたらどうしよう」/「全額でいくらあったん?」/「30万円ちっとかなあ」/「それならなんとか……」/「でも、ぼけたなあ。どうしたらええか」/「そんなにぼけたかなあ」/ …… 。
 そしてヒキダシから「通帳と印鑑の袋」が出てきて、農協バンクで無事に処理がすませることができて、一件落着したのでした。
 今朝、早く目覚めて、寝床の中で昨日のパニックを復習してみました。そしてこのパニックには、「伏線」があったことを思い出しました。ブログにも書きましたが3月12日のことです。通帳の残額を記録するために、農協のATMに行きました。通帳を入れて印字してもらいます。
 無事に残額が印字されているか。機械から通帳が出てきたので早速チェックしました。OK!
 家に帰ったら農協バンクから電話。「ATMのところに印鑑を忘れてますよ。窓口で預かってます。運転免許証を持って取りに来てください」。あわてて行ったら「どなたかお客さんが届けてくださった」とのことで、印鑑は無事にもどりました。
 この伏線があったから、「通帳と印鑑がない」/「通帳を総会のときにみんなにまわした」/「総会のあと持ち帰った記憶がない」/「公民館に通帳・印鑑を忘れた」/「公民館に取りに行こう」となったのです。
 問題は「もち帰った記憶がない」です。「あいだの記憶が抜け落ちる」ことは年寄りにはよくあることです。
 そうだ。おばあちゃんの「財布探し」はよくきくなあ。道子さんに来た年賀状に「義母さんの宝さがしに毎日付き合っています」というのもあったなあ。布団の下とか戸棚のすき間とか、財布の隠し場所が …… 。
 ぼくの母・妙子さんは94歳でいっしょに暮らすことになったとき、通帳も印鑑も財布も全部ぼくらに預けて、自分は放念して、読書や短歌づくりに励んでいた。カシコイやり方だったなあ。
 ぼくの結論: 問題が起こったら、らくな姿勢ですわって、じずかに息をする。ゆっくり息を吐いて、かるくとめて、また吸って、ゆっくり吐く。10回繰り返す。また10回繰り返す。
 ジェファーソン(むかしのアメリカの大統領)だったかなあ。「腹が立ったら10数える。まだ腹が立っていたらまた10数える」とかいったのは。
コメント
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