104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

巨星堕つ

2009年06月14日 08時57分32秒 | Pro-Wrestling
 昨夜、寝る前に携帯でニュースをチェックしたら信じられない一文が飛び込んできました。

三沢さん死す…試合で頭を強打、帰らぬ人に(スポーツニッポン) - goo ニュース

 おいおい、冗談でしょ? あの2代目タイガーマスクが、三沢光晴が亡くなったなんて・・・。ノアの創始者にして、同社社長。新日本、全日本とともにメジャー3団体と数えられるまでに成長させたまさに日本プロレス界の至宝でした。また、タイガードライバー91、エメラルドフロウジョンなどの必殺技を開発し、エルボーですらも一つの技として昇華させました。


 しかし、今まで何百回と受けてきたバックドロップとは・・・・・・。馳浩も後藤達俊のバックドロップで心臓2回ほど止めてますし、亡くなった選手もいます。プロレス技というのはそれ自体が非常に危険なものですが、他の格闘技と違い、「受けの美学」があります。相手の技を受け止めて、持ち味を引き出してそれでいて勝利する。これが最大の魅力でもあります。そのためにレスラーは日々過酷なトレーニングに励んでいるんですが・・・・・・。


 4年前のこの時期もマット界は橋本真也という偉大なレスラーを失っています。そして今回は三沢光晴。奇しくもこの2人には因縁がありました。橋本が新日を飛び出してZERO-ONE(現ZERO1)を立ち上げた際も、秋山準とともに旗揚げ戦に参戦するなど、両者は互いに協力し合い名勝負を繰り広げました。


 それだけでなく、全日本の四天王、そして不可能と言われてた新日本の闘魂三銃士とも戦い、歴史に残る試合を展開しました。が、最後の夢のカードと言われていた武藤敬司とのシングルは本当に夢になってしまいました。思えば、このブログを立ち上げたときの最初の記事はノアのドーム大会についてでした。あの時は、小橋vs健介が一番でしたが、メインは三沢vs川田利明というビッグマッチだったと記憶しています。



 信じられない気持ちでいっぱいでしたが、目が覚めて新聞やニュースで見ると、改めて事実なんだと痛感します。三沢光晴選手がマット界に遺したものは決して小さくはありません。プロレス人気がどん底のこの時代、また一つ巨星が堕ちてしまいました。三沢がいないのはもう変えようがありませんが、バックドロップを仕掛けた斉藤彰俊が、このまま消えてしまわないか心配です。


 三沢光晴という偉大なレスラーのご冥福をお祈りします。


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6 コメント

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一日経って・・・ (bays_star)
2009-06-15 01:25:18
ようやく、現実を受け止められるようになって来ました。
今回だけは、神様を恨むよ。

レスラーだけじゃない。誰もが、いつどこでどうなるか。
人生をもう一度見つめなおしてみないとね・・・。
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Unknown (akappy)
2009-06-15 12:16:33
ビックリしましたよ!
子供時代の憧れのタイガーマスクが!!
ホンと いつ誰がどこでどうなるかわからないですね・・・
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無念… (Z)
2009-06-15 19:06:57
さぞかし無念だっただろう。
きっとまだまだやりたい事がいっぱいあっただろうに…。
ケガを押してでも出なければならないのが今の日本のプロレス界の実情。

うちのブログでも記事にのせました。
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Unknown (初瀬104)
2009-06-15 21:23:22
>bays_starさん
 橋本のときもそうでしたけど、いつも突然なんですね。しかし、一般人なら即死しそうな技を食らい続けてるプロレスラーって、やっぱ最強かもしれません。
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Unknown (初瀬104)
2009-06-15 21:24:43
>akappyさん
 2代目が一番最初に逝ってしまうとは正直驚きました。4代目の現タイガーには、ぜひ2代目の意志も継いでいってもらいたいです。
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Unknown (初瀬104)
2009-06-15 21:26:39
>Zさん
 ケガをしながらも興行に参加するのは、今も昔も同じですよ。プロレスラーってのは相手の技を受けきって、持ち味を出させて勝つのが魅力ですから。
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