104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

デルピエロ

2011年01月31日 20時24分58秒 | Weblog
ザック監督 香川の左MF起用はデルピエロにヒント(スポーツニッポン) - goo ニュース


 アジアカップも終わり、ひと段落つきましたが、まだまだ熱は冷めやりません。ザックが大会を通じて香川を左サイドで起用していたのはデルピエロの影響があったとは。ケガで今シーズンは難しいでしょうが、香川には是非日本のデルピエロを目指してもらいたいと思います。デルピエロゾーンがいつしか香川ゾーンと呼ばれるぐらいまで。



 しかしながら、最近はひっそりとした伊達直人現象。まさかとは思いますが施設にランドセルを送っていたのはデルピエ・・・いえ、なんでもありません。

アジアカップ優勝~ザック不敗神話~

2011年01月30日 10時56分20秒 | Soccer
ザック監督「やってくれると思っていた」/アジア杯(サンケイスポーツ) - goo ニュース



(本日はこれをBGMにお読みください)


 昨夜はAFCアジアカップの決勝戦、オーストラリア戦が開催されました。もう朝からいろんなところで報じられてますが延長までもつれこみ1-0の勝利。今回のヒーローは李忠成。初戦のヨルダン戦ではいいところを見せられなく、「前田の替えも無理」とまで言われていた男が最終戦である決勝の英雄です。ホント、ドラマティックです。


 前半はオージーが高さを活かしてガンガン放り込み、後半から日本の運動量がモノを言う展開になっていたと思います。長友が良いクロスを何本か入れてたんですけどね~、如何せんフィニッシュまで持っていけない。「そこは勝負しろよ!!」ってシーンもいくつかありました。オージーも日本のCBが不安定&高さに分があるのを分かっているので、何度も裏を取りに来ましたが、シュート精度が低く、得点は奪えず。イルマトフさんでしたので、試合をブツ切りされることは無かったんですが、ハンドを見逃されたのは痛かったな~・・・。


 後半途中に今回先発起用されるも今一つな藤本に変えて岩政投入。長友を左サイドに上げて岡崎をいつもの右サイドに戻しつつ高さに対抗するという手段を取ったザックですが、これが良かった。守備の時は4-5-1でしたけど、攻撃の時は3-4-3ないし3-5-2気味になってたんじゃないかなと思います。試合途中でシステム変えて当てるってのはスゴイわ、ホント。ザックは客観的に分析できてるんでしょうね。解説席はあんなんなのに(笑)。


 そして延長前半に前田に代えて李投入。FW自体が選抜メンバーでもかなり少数で、しかも初戦で「どこにいたの?」と言われていた男です。正直、あまり期待はしてませんでしたが、延長後半4分。今野→遠藤→長友と渡ったボールを左サイド深い位置で長友が切り込み、クロス。中央にまさかのどフリーで待ち構えていた李がキャプテン翼のようなボレーシュートを放ちようやく先制。キレイなゴールでしたが、何故あそこで李がフリーになれたのかが非常に気になります。まさか、スラムダンクで言う陵南戦のメガネくん状態だったのかも。ゴリっぽいのも2人ほどいますし(笑)。


 守備陣も良かった。ってゆ~か、川島が神島状態継続中でした。CB陣は岩政が入ることで高さに対応。裏へは相変わらず入られますが、オージーの決定率の悪さ&神島ナイスセーブで持ちこたえてた感じでしたね。ただ、吉田が混戦になってもちゃんと最後までボールを味方にかき出したりしていたのは◎でしたね。セルジオさんの「名波さん、気持ちだけでも壁に入って!!」は笑いました。解説席で名言飛びだしすぎでしょ、今回。


 この試合のザックの采配としては最初こそアレでしたが、後半の交代以降

・今イチな藤本を早い段階で下げる&岩政投入で高さに対抗
・長友をウィングバックにして攻撃に専念させる
・左サイドで先発の岡崎を右に戻す
・4バックを安定させて長谷部&遠藤を上がらせる
・ヨルダン戦ではほぼ空気状態だった李を使う決断

この辺が当たったってとこですかね。まぁ、李に関してはFW自体が少なかったので、仮に矢野や森本が稼働状態ならばそちらが出たやもしれませんが、事実として決めたのは李です。


 何にせよ勝てて良かったです。オージーはやはり一筋縄ではいきませんでした。キューウェルやケーヒルは歳喰ってるだけあって、試合の進め方を知っています(悪い意味で)。ただ、オージーは今が黄金世代ですので、これ以降どうなるかが全く分かりません。逆に日本は世代交代を強く打ち出したメンバーですので期待が持てます。ただ、FWとSBはもう1人ずつ連れて行って欲しいな~。キングカズでも良いので。



 これで約20年の間にアジアカップ4回優勝。単独トップです。コンフェデ杯にも出場できますし、名実ともにアジア王者としてコパに乗り込めます。この勢いは一旦これで終わりですが、是非コパでも良い成績を残してもらいたいものです。ありがとう、ザックジャパン。

決戦前

2011年01月29日 19時47分22秒 | Soccer
ザック流「勝利の方程式」香川の穴に多彩な代役、2人のレフティー(夕刊フジ) - goo ニュース


 さてさて、あと数時間でAFCアジアカップの決勝戦であるオーストラリア戦が始まります。日本時間では30日の午前0時という何とも図ったかのような時間帯。韓国戦では「VICTORY」も流れましたし、これまでの戦いぶりを見ても一流の演出家が付いてるような気がしてなりません(笑)。


 しかしながら、これまでサウジ戦以外では苦戦が続いた日本。

・ヨルダン戦→前半にやらかした吉田が後半ロスタイムに同点ゴール。
・シリア戦→川島がまさかの一発退場ながら、遠藤怒りの縦パスもあり、10人で逆転。松木さんの「なんなんすか、これ!?」。
・カタール戦→相手にあからさまとも取れるホームタウンデシジョン、そしてまたもや吉田がやらかして退場。2度のリードを奪われるも10人で逆転勝利。
・韓国戦→不可解な判定も見慣れてきた頃合いですが、延長後半ロスタイムに同点にされ、PKで勝利。松木さん「ふざけたPK」。

ざっと纏めるとこんな感じです。劣勢→絶望→逆転という見事な漫画展開。しかもここに来て香川が離脱してしまうという更なるハンデ付き。しかも相手はFIFAランクで唯一日本(29位)より上位(26位)で、準決勝をまさかの6-0で切り抜けてきたオージー。どんだけ逆境に立たされるんだよ・・・。



 戦前の予想どおり、CBが非常に不安ではありますが、今の日本代表攻撃陣は1点ビハインドぐらいなら何とかしてくれそうな気配があります。06年W杯ではやられましたけど、07年のアジアカップではPK戦で勝利しています。今大会の日本ならなんやかんやで勝ちそうな気がしますが、どうなるかな~? やっぱり阿部か憲剛がいてくれたらなと今でも思います。

香川離脱!!

2011年01月27日 19時35分24秒 | Soccer
香川離脱…でも監督「控え選手も信頼、大丈夫」(読売新聞) - goo ニュース


 AFCアジアカップ決勝までこぎつけたザックジャパン。その中核とも言うべき香川がなんと戦線離脱。松井くんに続いてまたもやレギュラーが離脱、23人いた登録メンバーも21人に減ってます。これは日本のみならずドルトムントにとっても大きな痛手です。だから韓国とやるのはイヤなんですよ。昨年の親善試合では駒野がやられましたし。


 とは言っても、戻っては来ませんので現有戦力で戦うしかありません。恐らく藤本が起用されると思いますが、オージー相手に香川のスピードが使えないのは大きなハンデです。長友―本田―岡崎のラインは残ってますが、香川がスペースを作るから機能していた節はありますんで。奇跡的な勝利を収めてきた日本も今度ばかりはホントに年貢の納め時やもしれません。ザック不敗神話が続けばいいんですが。

韓国戦~まさかのJAM Project~

2011年01月26日 18時41分25秒 | Soccer
川島止めた!止めた!外させた/アジア杯(日刊スポーツ) - goo ニュース


息も止まらぬ 電撃シュート Try Attack!(Try Attack!)
お見舞いするぜ Welcome(さぁさぁさぁさぁ!)
鉄のボディーと 鍛えた技が Get on!(Get on!)
炸裂するぜ スキルを上げろ

恐れを知らない Burning Soul
そうLet's Try(Be Fight) どんなピンチでも
涙を見せないIron Heart
そうLet's Fly(Be Wild)前だけ見つめて
進め、さぁ進め 目指せ真の勝利

向かい風の中で 自分の限界を越えろ
V・I・C・T・O・R・Y
3,2,1,0 Never Give Up Oh Yeah!!


 さてさて、昨夜はAFCアジアカップの準決勝、韓国戦が開催されました。結果は各所で報じられてる通り2-2(PK3-0)で日本が決勝進出。しかし、ホントに心臓に悪かった(笑)。そして、120分で勝てた試合でした。


 立ち上がりは不気味なほど韓国が大人しく、日本のペース。危うい場面もありましたが前半を通して日本が主導権を握っていたと思います。しかし、先制は韓国。パクチソンへの今野のチェックがまさかのPK扱い。主審はサウジ人でしたので非常にイヤなムードでした。とりあえず「倒れたら笛を鳴らす」人でしたからね。


 0-1と先制されて暗雲立ち込める中、前半36分に本田が基点となりオーバーラップしてきた長友へパス。長友が切り込み中で待つ前田に渡し、そのままゴール。欧州フリークの方々には申し訳ないですが、このゴールは欧州トップリーグの試合でも数節に1度あるかないかの完璧な崩し方だと思います。ただ、香川がボールを持ってからの判断が非常に遅かったのが気になりました。押してたとは言えタイスコア、勝負して良い状況ではなかったはずです。そのまま1-1で前半終了。


 後半に入り、パフォーマンスの落ちてきた日本に対し、韓国は攻勢に。いつもは韓国が先にガス欠するのですが、今回は日本が先に悲鳴を上げることに。ってゆ~か、韓国は元々後半に絞っていたのやもしれません。PKはホントのラッキー。日本はやはり不安定さが心配される守備陣が後手後手に回る展開。さすがに見てて辛かったです。中澤&闘莉王、そして阿部の偉大さを再確認できました。ゴール正面でFK何度与えてんだよ。しかし、ゴールは許さずそのまま延長へ。


 延長開始するも両国ともバテバテ。日本は電池切れのない岡崎&長友、それに途中出場の細貝が動き回りますが、主審の笛でブツ切りされる始末。そんな中、岡崎が倒されてPK獲得。PA手前だったような感じでしたが、前半のPKの帳尻合わせも込めてるんじゃないでしょうか? 本田が蹴り、一度は弾かれるも最高列から細貝が詰めてゴール。色んな意見はあるでしょうが、ゴールは認められました。ただ、そこからが酷かった。


 前田に代えて伊野波を投入し、5バックにしたザック。さらにアンカー的な存在で細貝。セリエでは有効でしょうが、日本にはまだ浸透してなかったようで、逆に1人1人のスペースが狭くなり過ぎて動きづらかったようにも見えました。ってゆ~か、「退いて守る」でホントにPA内で待ち構えてちゃダメでしょうよ。5人もいるんだから、突破されたら誰かが突っ込んで、空いたスペースを他がカバーするって感じじゃないと。対する韓国はロングボールを多用し、パワープレーに。そして悲劇の延長後半ロスタイム。韓国のFKからゴール前の混戦→結局同点ゴールを決められるって流れでした。ここでも守備陣の不安が的中です。その前に本田と長友がせっかく鬼キープタイムを作ったのに・・・・・・。


 その後はPK戦に突入。カタール戦でやらかした川島がまさかの神島展開に。3人目の長友が外すというアクシデントはあったものの、28歳の誕生日だった今野がしっかりと決めて日本が決勝へ進みました。


 記録上は引き分けですが、PK戦を制した日本が決勝進出。しかも復活の川島というおまけ付き。ただ、主審の傾向を見極めて前半のような戦いを後半も続けていれば120分、いや90分で勝てた試合だったと思います。まぁ、見てる方はスリリングでしたけどね。ドラマティックという点において、今回のアジアカップはW杯を越えてます。劣勢 → 絶望 → 逆転、しかも日替わりヒーロー。オーバーな表現やもしれませんが、「イスタンブールの奇跡」クラスの展開を連発しています。漫画みたいな展開ですからね。おまけに決勝の相手であるオージーはウズベクに6-0の圧勝。これも漫画(ジャンプ系)みたいな展開。決戦は土曜日。コンフェデ出場権はもう目の前です。しっかりと勝って、アジア王者としてコパに乗り込んでもらいたいものです。



 しかしながら、何が驚いたかって、試合終了後にJAM Projectの「VICTORY」が流れたってことですよ。Aメロ入ったぐらいで切れましたけど、アジアカップのカタールのドーハで、しかも日本が勝利した直後に。タイミングを見計らっていたとしか思えませんが、なぜJAMなんでしょう? AFCが用意したのかカタールが用意したのか? まぁ、中途半端なJポップや日本の歌謡曲流すよりも断然マッチしてましたけどね。JAMメンバー(特に影山ヒロノブ)は世界じゃ日本のどのアーティストよりも歌唱力も集客力ありますから。それだけの実力もありますし。



実質決勝戦

2011年01月25日 19時28分04秒 | Soccer
ザック監督、準備万端!「特別な戦術を用意」(スポーツニッポン) - goo ニュース


 さてさて、今夜はAFCアジアカップ準決勝の日本vs韓国が開催されます。実質の決勝戦と言えるこの試合、まさに今夜が山田。


 朝からTVでさんざん言われてますが、両国の対戦成績は11勝21分38敗と大きく負け越しています。ですが、これはほとんど日本サッカーリーグの時の戦績。Jリーグができてからは5勝8分7敗とそれほど分が悪くはありません。まぁ、W杯前の岡田ジャパン2連敗が余計でしたけどね。ってゆ~か、韓国は日本戦になるとプラス補正がかかりますからね~。ケガなんてお構いなしで。10月の試合でも駒野がやられてまだ復帰できてませんし。ったく、ここに来てあの時の呪縛が効いてくるとは。


 とは言うものの、現有戦力で何とか戦わなければなりません。DF陣(ってゆ~か、CB)が非常に不安ですが、今回は吉田に代わって岩政が入るのである意味行幸やもしれません。韓国もSBの李正秀が出場停止ですので、攻めるならそこかと思います。なんにせよ、いずれは戦わなければならない相手。日本は10人で勝った試合が2つもあるので地力はあると思います。ここで言う、ザックの「特別な戦術」が何を意味するのか? まさか「練習していた」と報道されつつ未だ日の目を見ない3-4-3が出てくるのか? 非常に気になります。



 ただ、こんな状態だけは勘弁な。

男の料理

2011年01月24日 19時29分44秒 | Weblog
女性に聞く! 「男の料理」で作ってほしいメニューBEST5


 ランクインしているメニューがみごとに「簡単にできるモノ」しかないのに作為的なモノを感じます(笑)。正直、カレーなんて変に調合や隠し味をしなければ「失敗は少ない」一品ですしね。4位のチャーハンも同じく。


 対してパスタはオリジナルが作りやすいので私は好きです。一時期冷製のスープパスタにハマってましたが、思ったほどバリエーションが見つけられませんでした。ヴィシソワーズやコンポタなんかのクリームスープ系以外はあんまし絡まないんですよね。



 ただ、このアンケートで上位5つに入ってるメニューって、全体の4割ほどの意見なんですよね。残り6割がどのような回答をしたのかが非常に気になります。でも、結局のところ「作って片づける男性」を求めてらっしゃるんでしょうね。しかし、女性がいる場でたま~に調理もしますが、モテたことがありません。これはもうそういう星の下に生まれてるんでしょうね。

勘弁してくれよ、高槻市

2011年01月23日 19時03分48秒 | Weblog
各課ゆるキャラ 縦割り乱造31体 高槻市「確かに多い」(産経新聞) - goo ニュース


 久々に我が町がニュースのトピックになってると思ったら、知らない間にゆるキャラブームに便乗していたとは・・・。しかも31体と言うまさかの数。トップ絵真ん中ちょい下の蛇口っぽい水道局のキャラクター(すいぞうくん)だけは知ってますね。これ、私が小学生の時ぐらいからいます。前島クリーンセンター(水道局の横の煙突)あたりは見たことがあるような気がしますが、他は見たことありませんね~。


 これは早急に仕分けしてもらって、2~3体に絞ってもらいたいです。蓮舫議員は関係ないので、辻元清美議員あたりに。「ゆるキャラの総合商社ですか!?」みたいな感じで。

カタール撃破~大逆転劇~

2011年01月22日 11時26分20秒 | Soccer
ザック監督、気迫のガッツポーズ「これが日本のサッカー」(スポーツニッポン) - goo ニュース


 昨夜はアジアカップ準々決勝のカタール戦が開催されました。試合前には「会場と時間を変更しろ」というカタール王室からの物言いもあったそうなんですが、無事にスケジュール通りキックオフ。これを通してたらこれからのW杯予選なんかで何されるか分かりません。


 右サイドの内田が出場停止ってことで今回は伊野波が起用。対するカタールはウルグアイから帰化したセバスチャン、ガーナからのローレンス、ブラジルからのモンテシンなど名ばかりのカタール代表。言わば多国籍軍です。得点を決めたのも両方帰化選手。さすがオイルマネーとでも言いましょうか。日本もW杯のパラグアイ戦には間に合わなかったですが鈴木リベリー、川崎ピルロ、山葉シュバインシュタイガーを用意しても良かったんじゃないでしょうか(笑)。


 試合は開始すぐにロングボールからセバスチャンが決め、いきなり日本がビハインドの状態。裏を突かれた時の吉田と伊野波が常に後手後手になっており、川島からはブラインドになってたんですね。これは単純にセバスチャンが上手かったです。しかし、ほどなくして前半28分、本田の浮き球に対アジア決戦兵器の岡崎が飛び出し、サウジ戦を彷彿とさせる浮かし。最後は香川が身体ごと突っ込んで1-1のタイに持ち込みました。ほとんど岡崎のゴールですが、香川に待望の初ゴール。その後の2人目のお子さんが生まれた岡崎を祝福するゆりかごパフォーマンスがGJでしたね。そのまま前半終了。


 後半は開始早々に吉田がセバスチャンと競り合いイエロー1枚目。そして後半18分にまさかの2枚目で退場。レッド吉田状態に。メンバー発表時に「CBが不安」と書いてましたが、まさかここで的中するとは・・・。しかもその後のFKで中途半端に壁を作り、川島もまさかのゴール内キャッチをやらかし、再び1-2で日本ビハインド。退場者を出した直後の失点と言う最悪の形でリードされたので、さすがに諦めかけましたね。しかし、ここからが凄かった。


 CFの前田を外しCBの岩政を入れ、0トップみたいにしてとりあえず全員守備。ラインを割ったり、倒されたりしない限りは日本へのファールをほとんど流されるという感じでしたが、それでも少ないチャンスを作ろうとしていました。特に長谷部がルーズボールを収めながらスルーパスを出し、ゴールこそなりませんでしたが遠藤が自ら切り込むという形もありました。シリア戦での「遠藤、怒りの縦パス」が「長谷部、怒りのスルーパス」になってました。


 そして後半25分、カタールのPA付近で本田のパス→岡崎が潰れながらもボールをキープ→香川が切り込んで同点弾を決めました。香川がメッシみたいに見えたのは私だけではなかったでしょう。先日お杉こと某杉山氏がグダグダ言ってたのでそのおかげかもしれません。このまま延長かと思われた後半44分、「長谷部、怒りのスルーパス」が香川に収まり、切り込むも、カタールDFとGKに潰されます。しかし、ルーズボールに詰めていたのは伊野波。攻撃でも守備でもSBじゃなくてCBの動きをしており、この試合は今一つ良いところがなかったんですが、最後に大仕事をしてくれました。ザックもハッスルしてました(笑)。最後は数(と判定)を武器にパワープレーに持ち込むカタールでしたが、W杯のカメルーンに比べれば生ぬるいもの。結局日本が逃げ切り準決勝へ駒を進めました。



 しかしながら審判団が会場の雰囲気に飲まれてたと言うか何と言うか、ジャッジの基準が今一つ分かりませんでした。まぁ、完全アウェーでしたしね。カタールの選手たちも一様にフィジカルが強く、特に前線の帰化選手たちはテクニックも持ち合わせているので非常に厄介でした。でも単発だったんで、一度攻撃を止めれば後には続かなかったんですが。吉田退場時には最高潮の盛り上がりを見せたスタジアムも、伊野波の止めが入ると完全お通夜状態。日本側から見れば、一時は敗退も覚悟していたのでこの上ないメシウマ状態でしたね。次はイラン―韓国の勝者と準決勝で相対します。正直、韓国とはもうやり飽きてるんでイランに来てほしいところですが、韓国をボコボコにして勝ち上がるのも面白いかな?