~今回は久々に長いです~
わずかながらの夏休みでしたが、予告どおり「
幻想水滸伝Ⅳ」と「
幻想水滸伝Ⅴ」をプレイしてました。厳密には「Ⅳ」はサクッとクリアできたんですが、「Ⅴ」が予想以上に長く、現在は中盤~後半あたりに身をおいています。ってゆ~か、マップ(特に町)が広すぎるよ・・・。
ってことで、今回は「Ⅳ」について少々。あらすじなんかは
コチラのインフォメーションを参照してください。今回の舞台は群島諸国及びクールーク。「Ⅰ」の赤月帝国、「Ⅱ」のハイランド及びジョウストン都市同盟なんかの南部で、「Ⅴ」のファレナ女王国の北部に位置してるらしいです。時間的にも地理的にもシリーズでリンクしてます。
群島諸国ということで、島です。周りは海です。移動は船が主流になります。本拠地も船です。野郎は基本的に海が好きですから、ここはプラスポイントになりますね。戦争イベントもこれまでの陸戦と違い、海戦になります。紋章砲(大砲)です。相性さえ間違わなければ楽勝です。まぁ、砲撃戦だけでなく白兵戦に持ち込んだ方が楽というのもありますが。
この幻想水滸伝Ⅳ、シリーズ本編としては4作目にあたりますが、これまでの伝統だった前作のセーブデータ引継ぎはなし。「Ⅰ」~「Ⅲ」までは外伝を交えてセーブデータの引継ぎが行われ、シナリオにちょいと変化が出てきたりしてたんです。特に「Ⅱ」は「Ⅰ」のデータを引き継ぐことで「Ⅰ」と「Ⅱ」の主人公が共闘できたりしました。
しかし、今回はカット。何でかって?
「Ⅳ」は「Ⅰ」の150年前のお話だからですよ。ゆえに、これまでの作品に登場したキャラクターの祖先と思しき面々が仲間になってくれます。もちろん、これまでのレギュラーキャラクターも登場します。セクシーさ満開な紋章師さんとか、くしゃみでワープする人とか。あと、「Ⅰ」の最初と途中で重要な役割を担ったあの人も「生と死を司る紋章(ソウルイーター)」を持って参戦してきます。人は違えど、「Ⅰ」と「Ⅳ」の主人公が共闘してるみたいです。あと新しいといえば、コボルトの変わりにネコボルトという種族が出来たことでしょうか? 犬から猫になっただけなんですけどね。
また、戦闘もかなり変更されました。これまでは6人パーティーで前列と後列に分かれての戦ってましたが、今作では4人パーティー。しかも1列。武器の射程に意味は無くなりました。シリーズの初心者にはやりやすいかもしれませんね。パーティーの人数が減った分、協力攻撃が強くなっています。威力もエフェクトも。「バーサーカー攻撃」や「親子攻撃」、「真・忍者攻撃」は見ものです(特に失敗した時)。あと、私の好きな「はやぶさの紋章」や「もずの紋章」も「Ⅰ」ぐらいの強さを取り戻しました。
ちなみに、今作の主人公が宿す真の紋章は「罰の紋章」。宿主が死ぬと、近い人間に勝手に憑依するという困ったものです。使うと、本人にもダメージが帰ってきます。罰ですからね。ただ、「償い」の期間が終わると「許し」の期間になるので、敵に攻撃→味方は回復ってな感じになります。
キャラクターに関してですが、例によって108人もいるのでピックアップしてご紹介します。主観以外の何物でもありません。
○主人公(上図右)
今回の主人公、簡単に言えば「みにくいアヒルの子」ですね。天涯孤独かと思われてたら実は・・・。武器は双剣、非常にカッコよく仕上がってると思います。複数の主人公がいる「Ⅲ」は別として、「Ⅰ」の主人公は棒、「Ⅱ」はトンファーでしたからねぇ。
○スノウ
特に重要とは思いませんが、典型的なおぼっちゃん。打たれ弱く、不測の事態が起こるとテンパッて何も出来ません。ジョウイ(Ⅱのキャラ)を見習え。ただ、仲間になったあとは最強の協力攻撃がつかえるんですが・・・・・・4人パーティーじゃねぇ・・・。私は嫌いです。
○キカ(上図左)
海賊の親分。美人で強いと言うことなしです。ちょうど、「Ⅰ」のバレリアと似てますね。はやぶさの紋章も持ってますし、主人公との協力攻撃(しかも全体攻撃)も使えるんで、迷わず一軍です。ってゆ~か、大好き。
○エレノア・シルバーバーグ
シリーズおなじみ、泣く子も黙るシルバーバーグ家の軍師さん。赤月帝国にいた過去がありますが、今は群島諸国に身を寄せています。恐らく、女性の軍師は初じゃなかろうかと。飲んだくれのオバさんですけど。
○ミズキ
今作の「もずの紋章」担当のくノ一。これまでの忍者とは打って変わって露出が高いです。この人も一軍で使ってました。他に忍者は2人出てきますが、3人技の「真・忍者攻撃」は一見の価値があります。
○ポーラ
特に重要というわけでもないし、強いわけでもありませんが、何故か印象に残るキャラクター。恐らく、目安箱の「ポーラですよ」でやけに癒されたからと思われます。
○シュトルテハイム・ラインバッハ3世
はい、この名前を聞いてピンとくるのはかなりの通です。名前だけならこれまでの作品で皆勤。今作で実在していたことが判明しました。しかもナルシーのくせに強い。1軍及び別働隊で使ってました。ちなみに偽名では
・3世→「Ⅰ」のビクトール、「Ⅲ」のクリス
・4世→「Ⅰ」の主人公
・5世→「Ⅱ」のフリック
旅の風来坊からハイランドの子ども、ゼクセンの騎士まで幅広く知れ渡ってる名前です。壁新聞で「ゆううつ夫人」の後連載になった「薔薇の貴公子」がベストセラーになったとか・・・まさかね・・・。
システムは変われど、「仲間集め」と「本拠地作成」の楽しさは健在です。しかも、今回はミニゲームがかなりアツイ! シリーズ初心者もスッと入ってこれると思います。シナリオ短いけどね。ただ、エンカウント率の高さは何とかならんもんかな~・・・? 戦闘回数多すぎるのはストレスになってしまいますんで。
にしても、「Ⅳ」を書いたからには「Ⅱ」についても書かないといかんかな? 「Ⅲ」は、個人的にあんましなんで。