104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

マナマナ3

2005年10月17日 09時33分09秒 | Game
 新しいカテゴリーを追加してみました。以前に高機動幻想ガンパレードマーチサガフロンティアを紹介しましたので実質3つめになります。今回はスクウェア(現スクウェアエニックス)の聖剣伝説3をご紹介します。スクウェアとエニックスが合併した上に先ごろタイトーの下に入ったあの会社です。ヒット作あるのになんで経営が上手くいってないのかな~? まぁいいや。
 この作品はシリーズとしては3作目に当たりますが、過去の2作品とは直接のつながりはありません。が、シリーズ最高のボリュームであることは間違いないでしょう。

 お話としては、「マナの力を用いた世界征服を狙う大国同士の争いと、暗躍する闇の勢力の争いに運命を翻弄される主人公たちの物語である。」といった感じです。
 
 プレイヤーは6人の中から主人公1人、仲間を2人の計3人を選んで旅するわけなんですが、キャラクター作りが見事です。早速ですが簡単にご紹介します。


デュラン:草原の王国フォルセナの傭兵。ポジションは戦士。短気で熱血というより短絡的で粗野。武器は剣。力が強く、攻撃力に秀でる。光に進むと回復魔法と盾を、闇に進むと四大属性のセイバー魔法(武器に魔法属性を持たせる)と光以上の力を習得。風の神獣戦ではフラミー(要は乗り物)の頭に豪快に剣を突き立てていた。ある日、祖国フォルセナは突然アルテナに攻め込まれ、自身も紅蓮の魔導師に惨敗。自分を鍛えなおすべく旅に出る。一番主役っぽい。

ケヴィン:ビーストキングダムの王子。夜になると狼に変身できる獣人。要するに狼男。ポジションは武闘家。武器はグラブ。体力が高く、打たれ強い。力もデュランに次ぐ(獣人状態では勝る)。必殺技も強力な上、2種類と豪華。光に進めば回復魔法も覚えるが、デュランほどではない。死を喰らう男の策略で凶暴化した狼犬カールを誤って殺してしまったため、カールを生き返らせる術を求めて旅に出る。語彙力皆無。

ホークアイ:砂の要塞ナバールの盗賊。ポジションは盗賊。クールでお調子者。武器は両手に短刀。某「流浪人」に登場するお庭番衆のお頭と丸カブり。力は今一つだが、すばやさはピカ一で強運の持ち主。レンジャー(トラップ張ります)になったり忍者(忍術使います)になったり大忙し。通常攻撃は哀しいぐらいに弱いが、必殺技がやけに強くてカッコいい。光に進むと魔法も使える。彼の育ったナバール盗賊団はねずみ小僧のような義賊だったが、美獣イザベラの策略でモノホンの盗賊になってしまう。親友のイーグルと共にイザベラを倒そうとするもイーグルが返り討ちに。その上イーグルの妹ジェシカには呪いの首輪をかけられてしまう。呪いの首輪を外すべく旅に出る。

アンジェラ:魔法王国アルテナの王女。ポジションは魔法使い。魔力はずば抜けて高く、魔法攻撃では恐ろしいほどのダメージが期待できる。王女らしからぬ派手な服装に身を包むセクシーボディの持ち主。太もも露出状態のピチピチスーツで雪原を渡り歩こうとした中々根性のあるお方(当然失敗しましたが)。闇に進むとさらに衣装が過激になる。武器は魔法使いらしく杖。魔法王国の王女のくせに魔法が全然使えなくて、母である女王にマナストーン解放の人身御供にされかかる。精霊魔法をマスターするために旅に出る。

シャルロット:聖都ウェンデルの光の司祭の孫。エルフと人間のハーフ。ポジションは僧侶。精神力が高く、完璧な回復役。彼女一人いれば回復アイテムは要りません。必殺技はある意味過激。ハーフエルフのため人間よりも成長が遅く、セリフは全てひらがなで読みにくい。ビーストキングダムの獣人が攻め込んでくるという噂を聞きつけ、調査に向かった若き男前神官ヒース。シャルロットもこっそり付いていくが、見つけたところでヒースは死を喰らう男にさらわれてしまう。さらわれたヒースを探して旅に出る。

リース:風の王国ローランドの王女でアマゾネス。ポジションは女戦士。特に秀でた能力はないが、その分バランスがいい。武器は槍。攻撃力は高く、能力アップ、ダウン系の補助魔法も使いこなす。彼女がいればボス戦が楽です(アイテムで代用できますが)。クラス3では召喚魔法も使用可能。でも何だか影が薄い。その割にはやたらとネタにされたりファンが付いてるんですが。クラス1とクラス3でのBのサイズが劇的に違うのがツボなのでしょうか? 母国であるローランドはある日ナバール盗賊団に攻め込まれ、父である王は殺され、弟のエリオットは拉致される。さらわれたエリオットの行方を追って旅に出る。


 とまぁ簡単にご紹介しましたが、この6人の中から主人公を選ぶわけです。6人中4人が身分の高い人たちです。まぁデュランも父親が英雄なので実際に庶民なのはホークアイのみなんですが(しかも出生すら分かっていない)。武器攻撃、特殊攻撃、攻撃魔法、回復魔法、補助魔法と各員の役割分担がハッキリしているので比較的パーティーは組みやすいと思われます。個人的にはホークアイをよく使ってました。最初はツラいのですが、クラス3になると劇的に強くなるので。そうそう、このゲームには「クラスチェンジシステム」なるものが搭載されています。簡単に言えば「転職」・・・というより「昇進」でしょうか? ある一定のレベルにまで到達するとパワーアップできるわけです。一人につきクラス2で2パターン、クラス3で4つのパターンがあります。防御・回復に秀でた光のクラスと攻撃に重点を置いた闇のクラスをチョイスできるわけです。まぁどっちも一長一短なんですがね。
 個人的にはホークアイ、デュラン、ケヴィンという超肉弾戦パーティーを組んでたりもしてました。でも単純に戦術で選ぶならケヴィン、アンジェラ、リースホークアイ、デュラン、シャルロットでしょうか? 前者は武器攻撃、攻撃魔法、補助魔法(能力アップ)、回復魔法の順にバランスよく、後者は武器攻撃、回復魔法、補助魔法(セイバー)、特殊攻撃の順でバランスが取れてると思います。アンジェラがいれば魔法攻撃に期待できますし、シャルロットがいれば回復は万全です。かと言って、両者の併用は直接攻撃に不安が残るのでそこが絶妙のバランスだと思います。


 戦闘システムはアクションなんですね。元々「FF外伝」として作られ、アクションRPGを売りに「聖剣伝説シリーズ」が変遷してきたんですね。このゲーム、通常の移動画面と戦闘画面の切り替わりがありません。武器を構えるというアクションのみで戦闘に突入します。つまり、自分で移動して攻撃してダメージを与える必要があります。従来のRPGよりも臨場感が出たのは言うまでもありません。コントローラー手放せませんが。メリットとして確実に逃げれるということが挙げられます。「ゆうしゃはにげた だがまわりこまれてしまった」なんてことはありません。ターン制ではないので一方的に攻撃して撃破なんてことも難しくありません。ただ、その逆もありますが。戦闘開始→強力な魔法で全滅なんてこともあります。NPC(ノンプレーヤーキャラ)にも指示を出すことが出来ます。自分で戦いながらこっちは攻撃魔法、こっちはアイテムといった感じで1人三役をこなすこともざらにあります。慣れれば魔法の詠唱時間を考慮して連続攻撃ができます。例えば

自キャラ:ケヴィン、NPC1:リース、NPC2:アンジェラ
 リースにマインドアップ(魔法攻撃アップ)唱えさせる→アンジェラに攻撃魔法唱えさせる→リースのマインドアップがかかり、返す刀でパワーアップ(武器攻撃アップ)を唱えさせる→アンジェラの魔法(攻撃力↑状態)、続いてまた詠唱させる→パワーアップの魔法かかる、と同時にケヴィンは必殺技ゲージを溜めておく→ケヴィン必殺技(攻撃力↑)→アンジェラの魔法(攻撃力↑状態)・・・

 というわけです。まぁあくまで一例ですのでこれの他にもいく通りもの戦術があります。選んだパーティーの数だけありますので実質は無限大ともいえるでしょう。それを見つけるのもこのゲームの楽しみであります。


 最後にゲーム画面と音楽ですが、グラフィックは非常に綺麗だと思います。スーパーファミコンの限界には到達しているでしょう。ドラクエⅥには間違いなく勝ってますね。ドット絵でよくもまぁあれだけ描きこんだなと脱帽します。
 音楽も中々に名曲ぞろいです。ってゆ~か、それは「2」や「レジェンド・オブ・マナ」でも同じですが。コチラコチラでいくつか聴けます。特に気に入ってるのがオープニングのスタッフロールで流れる曲「Meridian Child」、それから風系のボスで流れる「Hightensyon Wire」、そして最終決戦の「Sacrifice Part Three」(←これだけ音源見つかった)ですね。全部着メロとして携帯に入っているのが哀しいですが・・・。これはいずれ Songs&Music でやろうと思います。他のゲーム(サガフロ、幻想水滸伝など)の曲も交えて。


 簡単に紹介しましたが、本気で紹介するとそれこそ一冊の本になってしまうほど設定が多いゲームです。同シリーズの「2」、「レジェンド・オブ・マナ」も膨大な設定が売りになっています。設定マニアにはたまりません。スーパーファミコンの名作であることは間違いないので是非一度プレイしてみてください。某擬似ソフトでも簡単に手に入ります。ただ、効果音が情けないですが。

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2 コメント

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硝子の砂漠での首無し女神像の恐怖。 (オゴト)
2005-10-17 10:04:58
ページ開いた瞬間に、好きな曲の筆頭はMeridian Child ですとのコメント入れようとしたら既に書かれてた。やっぱり皆あの曲は好きなんですよね。僕はこれが出た当時、リコーダーでこの曲を吹いてクラスのゲーマーから尊敬されました。ちなみにこの曲だけなら原曲で持ってます。

にしてもタイトルのマナマナが恐い…緑の髪の看護婦さんを連想してしまうのは私だけでは無いはず。
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Unknown (湯茶)
2005-10-17 11:36:57
マナマナ怖いよ。

怖いよマナマナ。



攻略する前に友人から話を聞いてしまったんで、実は攻略してません。はい。
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