くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

遙かなるラグーサへの道9 旅も後半

2007-01-20 14:45:55 | 連載もの 遙かなるラグーサへの道

Tfirenze600
翌朝のエトナ山の様子
溶岩も噴煙も見えない

 シチリアの最終日。本日も、何だか申し訳ないほどの快晴であります。
 午前中の飛行機に乗るために、我々は朝のアウトストラーダを南下し、カターニャ空港へと向かう。
 車中の話題は、やはりエトナ山。
「夕べの噴火、すごかったよね」
「しかしホテルの人も街の人も、フツーにしていたなあ」
「あれくらいは良くあることかしら?」
「なのかなあ。溶岩があふれ出たわけではないし」
 何はともあれ、地元の人は動じていないのだ。肝っ玉が太いと思わざるを得ない。
 あるいは全く気づかないで寝ていたのか...。

Tfirenze2600
おしりから乗り込むDC機

Tfirenze3400_1
フィレンツェではマラソン大会をやっていた

 ローマで一度乗り換えて、フィレンツェへ。
 ここは細君が暮らした街であり、ブログ仲間のalbero4さんが現在住んでいるところでもある。
 もっとさかのぼれば、『三人のイタリア人』で出会った職人もフィレンツェの人々でありました。僕とイタリアとの不思議な縁をつないだ街と言えるのだ。

Tfirenze4400
ウフィッツィ美術館にて
天井のドットは、一枚ずつ貝を貼ってある

 つづく
 この連載の初回へ