妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護の回顧(7)トイレットペーパーいじり

2013-02-01 19:19:02 | 介護の回想

アルツハイマー型認知症の妻は 現在 要介護5 全介助で老健に入所中です

妻の認知症の初期の頃と言うと 真っ先に思い浮かぶのは トイレットペーパーいじりです。

なにしろ 起きている時間のほとんどは トイレットペーパーをいじっていた。


休むことなく2時間も 3時間も 切っては折りたたんで ポケットティッシュのようにです。

部屋の中は 毎日が桜の花びらが散ったようでした~~・・

散らばった模様が綺麗な模様に見えたのを思い出す。


始まると終わりがない・・・・

若い頃 工場で働いていた時の単純作業のつもりか・・・?


このトイレットペーパーいじり約4年間続いた・・

グループホームでトイレットペーパーを取り上げられるまで・・・

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グループホーム入所前の 特養のデイサービスを利用していた時の施設での

トイレットペーパーいじりの模様 連絡帳にありました。


この頃(平成17年)鞄いじりも並行してた。


施設からの便り

本日入浴後より鞄を預かりました。

鞄に集中することが無くなると思ったのですが トイレに行きトイレットペーパーを、

たくさんポケットに入れて戻ってきてからは その紙を広げたり畳んだりしています。


昼休みするように声をかけると無視して畳み方に熱中してました。

デイサービスではある程度放任していた・・・

が、グループホームでは部屋を散らかすからと制限された。


私は当時 対処法は解からなかった。

ところが、後日解決方法が解かったが遅きに失した。

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これから1年後一般病院に入院した時の事

恢復した時からトイレットペーパーいじりが復活して病室が紙屑だらけになった。

この時 看護師さんのアイディアで塗り絵を持ってきました。

すると 2時間も 3時間も塗り絵に集中したのです。


やはり妻は仕事人間だったのだと改めて認識した。

出来る仕事ならば何でもよかったのだ・・・!!

妻の場合に限ってのことですが