大寒というより、立春らしい趣の寒の入りである
今日の常念
近くの山際に広がる水田地帯は、電線に邪魔されない広い空間を確保している。
その立地条件が、ラジコン機操縦の適地らしく、休日には何人もの愛好家が練習を楽しでいる。
常念が見える窓から、北アルプスを背に自由自在に滑空する機体をを眺めながら、割り箸のような木材と、細い竹ひご、和紙、ゴム紐等が入ったキットを組み立てる、模型飛行機のことをを思い出した。
説明書に沿って何とか飛行機の形にまとめても、飛ばすことは難しかった記憶がある。
ということは、満足に飛ぶ飛行機が作れなかったと云うことだろう。
胴体の下に張ったゴム紐を捩ってエネルギーを蓄える。このエネルギーがプロペラを回す仕組みである。
広場の隅に念入りに作られた小さな飛行場に、燃料満タンの飛行機をそっと置いて、プロペラから手を放す。
軽快にプロペラは唸りを上げて、2・3メートル滑走して、すっと機体が浮き上がる。ジャンボ機の離陸と何ら違うことはない。
滞空時間はおよそ1分以下 その上なんとも頼りないことに、着陸というか、不時着は全て風まかせである。
今日も飛んでいるラジコン機 人が操縦桿を握っているようだ
大寒の花園 ルエリア