紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

マラソン大会:応援パワー

2023年01月10日 | 田舎暮らし&家族

昨日は町内マラソン大会だった。広報誌でマラソン大会があるのを知っていた。昨日の朝、パパ・ママに「応援は?」と聞いた。

パパ・ママ:「本人が、『絶対、来んといて』と言うから応援には行けへん」と。

参加する中学生1年生の孫は運動部に入っているので、学校から参加するようにと言われたらしい。走ってもあまり早くないし、同じ運動部の子は皆早い。走っても後ろの方や。そんなことをパパ・ママが教えてくれた。

でも孫が走っているのを見たい。応援したい。

スタート時間・走るコースを教えてもらってから、自分1人で車を走らせ応援にかけつけた。

 

・・・応援パワー・・・

参加したのは、「一般人・中学生の部」で3.4kmのコースだった。コース上の終盤がよかろうと、2.5~3km付近で待っていた。

先導バイクについて走ってきたトップは40歳ぐらいの一般人だった。こんな大人とは勝負にならないと思った。そのうち、大人に混じって中学生も次々と走ってきた。

中学生が通過するとき、1人1人に拍手しながら「頑張れ!」と声をかけた。誰もが走りながらコックリと礼をしてくれた。応援してくれたのが嬉しそうだった。

声をかけているうちに皆が孫みたいに思えてきて、なぜか自分が熱くなってくるのがわかった。その頑張る姿に込み上げてくるものがあった。

我が孫、まだまだずーっと後方だろうと思っていたら、予想以上に早い順位で走ってきたのでビックリ。あわててカメラを構えた。

オーバーペースだったのか、首を振りながらフラつき気味に走ってきた。ヤバい!

拍手で激励しながら、大声で「○○(孫の名前)、頑張れ! 早い・早い! 凄い・凄い!」と声をかけた。

その応援で元気が出たのか、揺れていた体がシャンとなって走って行った。ホッとした。

苦しくなるコースの終盤で応援したのが良かった。声掛けで孫が生き返ったみたいになった。良かったー

箱根駅伝で駒沢大の大八木監督がグッドタイミングでかけた励ましの言葉で、選手が生き返ったように元気な走りに変わった光景を思い出した。

孫に懸命に応援したタイミングや声かけの仕方が、大八木監督みたいにピッタリだったのかも知れないと思った。

 

・・・孫にご褒美・・・

帰宅してから聞くと、65人中18番だった。

自分:「昔、大人・高校生は7~8kmの別コースだったような気がする。中1と大人が一緒に走るなんて無理や。トップの大人の走りなんてついていけるはずがない。よう頑張った」

孫:「1位の選手は、○○君(同級生)のお父さんやった」

<先導バイクのあとを走ってきたトップの選手>

自分:「お爺ちゃんの前に来たときアップアップみたいやったけど、声をかけたら元気を取り戻して頑張って走って行ったなあ・・・」

孫:『最初、皆が遅かったから4番ぐらいで走ってたんよ。そしたら、途中からしんどくなってきて・・・でも、お爺ちゃんの前を通過してからは誰にも抜かれへんかったで』

自分:「ペース配分、間違ったんやなあ・・・ でも歩かずに最後まで走り抜いたんから凄いやん。よう頑張った! お爺ちゃんに元気をくれたから、ハイご褒美」と千円を渡した。

隣にいたお兄ちゃん・パパ・ママが一同に、「エエなあ」と。

お兄ちゃん:「僕も小学校の時に走ったのに。何ももらっていない」と。

自分:「そんなこと今頃言うたかて。走ったのを知らんかったのに。走る前に教えてくれていたらなあ。残念!」

ワクワク・ドキドキ・感動・元気をもらった「マラソン大会」の応援だった。