穏やかで風もなくいい天気だった数日前、新年の初仕事をした。気分次第の勝手気ままな家庭園芸なので初仕事と言えるかどうか・・・
背丈の倍ほどに伸びていた「花桃」や「実がつかない梨」を、薬剤散布がしやすいようチェーンソーを使ってバッサリと剪定した。
初仕事は1時間足らずで終わった。
・・・初仕事の前に「力餅」・・・
危険で気の抜けないチェーンソーを使う予定だったので、「力餅」で心身を浄めパワーをもらおうと、初仕事の前にお正月に神棚などにお供えした重ね餅を「きな粉」で食べた。
今季初めての家庭園芸。「力餅」のお陰か、脚立の上に乗ったりもしたチェーンソー作業が意外に楽々と終わった。
・・・落果した八朔・・・
八朔の収穫量は和歌山県がダントツの全国1位。主産地は紀北地方の紀の川沿い。八朔は寒さで傷んだり落果したりするので、12月中に収穫して貯蔵し、2月ぐらいから出荷が始まる。
紀中・紀南では暖かいので樹上で熟成させたりもする。
我が家の八朔も樹上で熟成させる「木成り八朔」。3月頃から食べる分だけを収穫するつもり。
1個、落果していたので拾ってきた。少し早いけど食べられるはずと、味見することに。
白い皮むき器で皮を剥いた。
黄色い袋切り器を使って実を取り出した。種は殆どなかった。
食べてみた。やや酸っぱさが強いような気もしたが、ほのかなホロ苦さと甘味も感じた。これなら、落果した果実でなくても、3月頃まで待たなくても十分食べられる気がした。
施肥・防除は手抜きの果樹なのに、木が自然に大きく成長し1本に数十個も実がつき、糖度を問われるわけでもなく作りやすい。しかも独特の風味を楽しませてくれる。
自分みたいなズボラで気ままな家庭園芸には、ピッタリな果樹かもしれない。