インバーター発電機を補完し室内で使うつもりの「ポータブル電源」。
探した条件は3つ。
1.リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載していること
2.出力は500w以上、できれば1000w
3.2万円ぐらいのがあれば・・・
・・・リン酸鉄リチウムイオン電池・・・
こだわったのは「リン酸鉄リチウムイオン電池」。製品の寿命に関わるので絶対条件にした。普通のリチウム電池と違って発火や爆発が起こりにくく、約3,500回の充放電サイクル能力があるので毎日使っても約10年は使える。また3,500回の放充電後も工場出荷時の容量の80%以上を維持できるそうなので10数年以上も使える。自分の余生を考えても余りある。
・・・うっかりぽん・・・
1000wを探したが値段が高すぎたのでワット数を下げた。600wだと3万円以内、300wだと2万円以内の製品があった。
迷いに迷った末、いくつかあった2万5千円前後で出力600w(瞬間最大1200w)の製品の中から選ぶことにした。
価格も機能も同レベルだったので、どれにするか何日間かかけて機能比較した上で、「エイヤッ」とマウスボタンをポチっと押して注文した。
注文後2日ほど経ってネットを閲覧していて気づいた。あれっ、当初『これ、外観がいい』と思っていた製品を見落とし注文していた。機能と期間限定割引クーポンばかりに気を取られ、外観のことをすっかり忘れてしまっていた。
「うっかりぽん」だった。キャンセルがしにくいタイミングだった。気分が落ち込んだ。
買った製品
外観が気に入っていた製品
どちらも同等の機能で価格も同程度。ただ買った製品は、僅かにバッテリー容量が優っていた。どちらも中国・シンセンのメーカーだった。
中国・シンセンのメーカーは親近感があった。かつて香港がイギリス管轄で中国の特別行政区だったころ、香港から電車に乗って経済特区だったシンセンに観光で行ったことがあった。電車を降りると出国・入国の係官がいた。そこで香港のガイドさんからシンセンのガイドさんにバトンタッチしてくれた。シンセンではガイドさんとワゴン車と運転手は家内と自分の二人だけの貸し切り状態だった。
一度しか行ったことがないのに、シンセンと聞いて親近感がわいてきたのはガイドさんが親切な若者だったし、経済特区の特徴も聞いていたし、高層ビルも多くて清潔な街だったからかも知れない。
買った製品、『外観の好みよりも機能や。シンセンのメーカーやし。まあ エエッか』。自分に言い聞かした。
・・・使ってみた・・・
説明書はシンプルで字も小さくて、わかりやすいとは言えなかった。メーカーのHPの方がわかりやすかった。届いた製品は60%以上が充電されていたが、100%に充電した。
ノートパソコンを接続した。
パネルに消費電力が表示された。30w弱だった。
ポータブル電源は停電時にはソーラーパネルで充電しなきゃならないが、インバーター発電機で充電できるので、天気に左右されるソーラーパネルは買わずに済んだ。
照明もついているので、暗くなってから庭でバーベキューをするときや、駐車場を照らしたりする必要がある時、今まではケーブルを引っ張って照明器具を取り付けたりしていたが、その手間がいらなくなりそう。また、遠出するとき車に積み込んでおけば、スマホ充電やカメラのバッテリー充電などにも使えそう。
災害時の保険のつもりで買ったが、買った以上は使い道を考えなくっちゃと思っている。