でかけに家内が言い残した「あるものを食べるから、作らんでもいい」が、頭から離れなかった。でも冷蔵庫には、「あるもの」が見当たらない。残り物もない。
「何か作らなくっちゃ」と冷蔵庫を物色したが、作ろうと思うメニューがなかなか浮かんでこない。
困った時にすがるのは、たいがい「お好み焼き」。
冷蔵庫・冷凍庫を物色し直した。キャベツがあった。お好み焼きの粉はなかったが小麦粉があった。卵もあった。豚肉はなかったが牛肉があった。お好み焼きソースも鰹節もあった。
キャベツたっぷり、卵3個、牛肉たっぷり、小麦粉少々で「お好み焼き」を作った。粉を少なくして卵とキャベツを多くしたので、サクサク食感となった。
・・・・・ 朝食はいつもどおり ・・・・・
・・・・・夕方から 雨がシトシト降り出した・・・・・
予想していたとは言っても、みかん採り中の農家は収穫した「みかん」を濡らさまいと大慌てしているはず。
今夏は雨が多かったせいで早生ミカンの糖度が上がらず、10.5度以上でないとJA共選へ出荷できず、多くの園地で収穫開始が遅れた。
早生ミカンの収穫開始が遅れると、中生ミカンや晩生ミカンの収穫開始にも影響する。遅れを取り戻そうと、昼間は園地で収穫し夜間は倉庫で家庭選別と、くつろげる時間もない。
そんな時の雨は非情すぎる。夕方からだったのが、せめてもの救いだった。我が家庭園芸と言えども、ミカン農家に生まれ、しばらくは元兼業ミカン農家だっただけに彼等の心情はひしひしと伝わってくる。今季、裏年の園地が多いから助かっているものの・・・