昨日の朝は今季一番の冷え込みだった。
1時間毎の天気予報では、終日、曇り空で風が1mと無風に近かった。
10日間天気予報も調べた。晴れ間はあっても風が1mの日はなかった。剪定枝焼却には絶好のチャンスと判断した。
午前中は空気が冷たいので、午後からの作業にした。剪定枝を集めながら何回か一輪車で運んだ頃、家内が助っ人に来てくれた。
剪定枝に着火すると、風もないし燃え移る心配もない場所だが、万一、火の粉が舞い上がりでもしたら大変なので、目離しできない。
非常時に備え、いつでも放水できるよう井戸水からのホースも用意した。火を大きくしないので、消防署には連絡しなかった。
残りの剪定枝集めや一輪車での運搬は助っ人に任せ、自分は剪定枝焼却に集中した。
一輪車で家内が運んでくれた枝を、火勢を抑えながら少しずつ燃やした。一輪車で10数杯の枝を燃やした。
・・・・・火を燃やしている時・・・・・
ふと、浮かんだ。
スカーレットの喜美ちゃんのことだった。一輪車で10数杯を燃やしても、せいぜい数時間でほぼ燃え尽きた。
それを、「穴窯」の火を2週間燃やすなんて、どれだけの槙代が必要だったのか、しかも1200度に上げるなんて・・・
「剪定枝焼却」をしながら思った。陶芸の世界は知らないが、ドラマは「びっくりぽん」の設定にしたんだと。
・・・・・紅八朔・・・・・
まだまだ樹上に残しておくつもりだった紅八朔だったが、ポロリ・ポロリと自然落下が始まったので、目線より高い枝の果実だけを収穫した。
コンテナに1杯分あった。まだ、半分以上は樹に残った。
この紅八朔、どうみても普通の「八朔」と変わらない。味も違うとも思わない。それでも「紅八朔」と呼ぶしかない。