初めての収穫となった太秋柿は、すでに味見が終わっていた。
半端な色づき加減でも、固くなくて甘いということがわかった「太秋柿」。「よし」とばかりに、今日から朝食に登場することになった。
<朝食メニュー>
果物:家庭園芸で作った「太秋柿」・・・種が2個しか入っていなかった。真っ赤に色づいてもいないのに、固くなくシャキシャキだった。
我流サンド:レタス&自家製の「きゅうりのぬか漬け(冷凍品)」
パンの切れ端:1/3バターを混ぜた蒸した自家製の「安納芋」
デザート:自家製のじっくり焼いた「安納芋」
できるだけ、自家製で賄おうとする「田舎暮らしの精神」だけは持ち続けている・・・
・・・・・「太秋柿」って、こんな柿やったんや!・・・・・
太秋柿の苗を買った時は、甘柿で大玉果ということしか頭になかった。初収穫し味見してみた「太秋柿」が魅力的すぎたので、調べてみた。
「富有柿」をベースに、「次郎」と「興津15号」を掛け合わせて出来た品種。果肉が梨のようにさくさくとして軟らかく果汁が大変多い。糖度も17~18度と高くなる。種は少なく、入っていても2~3個ほど。渋抜けが早く青いうちから食べられ、完全に色付いたものよりシャキシャキ感が楽しめる。
なるほど・・・そんなこととは知らずに、たまたまホームセンターで目にとまったのを思いつきで買って植えた苗だった。ラッキーだった。
・・・・・早朝6時・・・・・
この時間になると、野外でも新聞が読めるようになる。
いつものレトロな縁台でコーヒータイム。
空を見上げた。台風19号を心配しているからか、雲が不気味に見えた。
台風がどこで北東に曲がろうとも、大型だけに暴風圏に入るのは間違いない。午前中に家の周りや畑の台風対策をしとかなくっちゃ。
備え以上の暴風が吹けばお手上げするしかない・・・柿、落果や傷ついたりは免れない・・・太秋柿だけは、もっと収穫しとかなくっちゃ・・・
隣のミカン農家には朝から何台もの車がやってきた。極早生みかんを今日中にできるだけ収穫しようと親戚に助っ人を頼んだに違いない・・・
大型で猛烈な台風19号。地下の地震のように、地上では台風が自然界のエネルギーバランスを保とうとしているのかも知れない・・・それにしても近年は大災害が多すぎる気がする。もしかして、地球を汚し続ける人類への警告かも・・・