信じ合うオデュッセウスの見た光

〈街角の風景〉
仙台市・定禅寺通の中央に位置する「オデュッセウス」。
１１月２７日に落ち葉の中の姿を紹介したが、同じアングルの夜の姿である。
「水浴の乙女」「夏の思い出」もいいが、定禅寺通の３体のブロンズ像のうち、実は私はこれが一番好きである。
まず、そのプロポーション。
もちろんメタボではないし、かと言ってムキムキマンでもない、努力すれば手の届きそうな体型なのである。
そして夫婦愛。
オデュッセウスがトロイに出掛けたあと、双方に様々な誘惑と陰謀が待っているが、それに屈しない、信じ合う姿である。
これは夫婦の理想像だ。
「愛し続けることよりも信じ続けることの方が難しい」
私の座右の銘。

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