こんばんは、マン管ラボ(マンション管理研究所の略)の彦Gです。
資格活用(弁理士)の一環として、マンション管理の商標調査をやってみました。ちなみに、「マン管ラボ」は、現時点で商標登録なしです。ブログに書いて有名になれば、あとで出願しても登録されませんので、ご了承くださいね。
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1.調査:マンション管理会社名の商標調査
2.調査対象:マンション管理会社受託戸数ランキング(2024年)の上位10社
3.調査データベース:特許庁のデータベースサイト(特許情報プラットフォーム)
4.調査年月日:2024年8月18日(日)
5.調査結果
<商標名> <商標登録/商品・役務>
①日本ハウズイング なし
②東急コミュニテイ- 出願中(商願2024-023617)
9,11,16,20,25,27,30~45
③大京アステージ なし
④長谷工コミュニティ 商登3049569号/37(建築工事)
商登3051810号/36(建物の管理等)
商登3067263号/42(建築物の設計)
⑤三菱地所コミュニティ なし
⑥大和ライフネクスト 商登5329606号/37(建設工事等)
商登3051810号/35~45
⑦合人社 商登5565281号/35~45
⑧三井不動産レジデンシャルサービス
商登第5701312号/35~45
⑨野村不動産パートナーズ 商登第5765027号/9,16,35~45
⑩住友不動産建物サービス 商登第3025622号/35(来訪者受付)
商登第3116889号/37(建築工事等)
商登第3169508号/42(施設警備)
商登第3170977号/36(建物管理等)
商登第5338596号/39(引越し請負等)
6.考察、まとめ
(1)商標登録の有無:上位10社中、会社名を商標登録しているのが7社、していないのが3社です。商標って、権利化されると排他的権利(差止請求、損害賠償請求など)がありますが、商標の最大のメリットは、商標に信用が化体してブランド価値が高まる点です。商標を持っていない3社は、ブランド価値を高める重要性を理解されていないのでしょう。
(2)商標登録の仕方:5社(②、⑥、⑦、⑧、⑨)は商品や役務をまとめて出願されていますが、これだと維持費用が多くかかり大変でしょう(まあ、いずれも大手の会社なので大した費用ではないのかも)。個人的には、2社(④、⑩)のように、ビジネスを絞って別々に出願すると、維持費用も安くすみますし、商標の管理もわかりやすくなり良いかなと思います。
(3)会社の特性:商標登録だけをみても、会社の個性がでて面白いですね。
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