A.himeのフォト日記

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伏見の旅②~稲荷山未知の世界へ

2012-01-22 | 写真と旅
伏見稲荷にはたくさんの鳥居が並び、稲荷信仰の総本宮だということは知っていましたが、本殿の奥にある稲荷山におびただしい数の小さな祠「お塚」が群在することは知りませんでした…

<1月17日撮影>


稲荷山は「東山三十六峰」の最南端に位置する霊峰(海抜233m)で、山麓のご本社に近い峰から順に三ノ峰・二ノ峰・一ノ峰と、間ノ峰・荒神峰が連なっています。その峰々にはかつてお社があったとされ(応仁の乱で焼失したと云われている)そのお社の跡が「神蹟地」として残されています。



伏見稲荷大社の奥の院「奥社奉拝所」の先には、「お山」と呼ばれる稲荷山を巡拝できる参道が続き、その参道には途切れることなく朱の鳥居が建ち並んでいます。稲荷山に登り御神蹟やそこかしこに祀られた無数の小さな祠を巡拝することを「お山めぐり」「お山する」というそうです。



四ツ辻…展望がいいのでここで小休止
奥社奉拝所から約30分、一の鳥居をくぐってから約1時間かかりました。もっとも私たちおばさん二人はあちこちで参拝し、写真を撮りながら、ペチャクチャしゃべりながら、立ち止まったり振り返ったりして、ゆっくりゆっくり登って来たので…



荒神峰の「お塚群」…ここで私たちは固まってしまいました。
荒神峰(田中社神蹟)の後方にびっくりするほどたくさんのお狐さんが祀ってあり、とても不思議な空間でした。ひとつひとつのお狐さんには数基の赤い小さな鳥居(みんな今年のもの)が奉納されていて、ここが私的な祠で今年にはいってから参拝されたのだと分かりました。ここまでの道中にもたくさんの「お塚群」がありましたが、深く考えずにさらりと見過ごしてきたのでした。ここにきて稲荷信仰の強力なパワー、信仰心の強さ(凄さ)を感じ、なぜか畏れのようなものを覚えました。
ここは観光とかハイキング気分で来る所ではないのでは…



眼力社…目の病に御利益があるのだろうか



おせき社のお狐さん…帽子とマフラーが可愛い。風邪・咳にご利益があるそうなので、喘息気味の私はしっかりとお参りしました。



一ノ峰(上之社神蹟)鳥居には末広大神とありました。



左・二ノ峰(中之社神蹟)/ 右・三ノ峰(下之社神蹟)

       

まだまだ朱の鳥居はつづいています…

稲荷山のいたる所に建てられた小さな祠「お塚群」…ひとつひとつが崇敬者の私的な拝所なのです。私たちがいつも手を合わせる近くのお稲荷さんとはまた違う、別世界のような光景で…なぜかカメラを向けられませんでした。(なので写真は極端に少ない…^^;)

三ツ辻からは裏参道を通って山を下りることに。途中から民家が建ち並ぶ普通の道になり、ところどころにお社や鳥居がありましたが…私的なものなのか、他の宗教なのか、訳の分からないようなものもあったりして…殆ど素通りしてしまいました。

お山を一周して振り出しの一の鳥居に戻ったのが午後1時過ぎ…約2時間半のお山めぐりでした。足はまだまだ大丈夫そうなので、次は伏見の酒蔵と竜馬ゆかりの「寺田屋」方面へ…(つづく)


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