少し前になりますが…
涼を求めて、岡山の鍾乳洞巡りをしてきました。
外気温31度の真夏日で、車を降りるとむっとする暑さでしたが、洞内の気温は15度~16度。真夏の別天地です。
鍾乳洞は、海底でサンゴなどが堆積することによってできた石灰岩が地殻変動によって地上に隆起し、何億年という長い年月をかけて、雨水や地下水によって浸食されてできたものです。まさに自然が生み出した芸術作品と言えるでしょう。そして過去に生きていた有機生物の魂を宿した神秘の世界…。
今回行ったのは、井倉洞(いくらどう)、満奇洞(まきどう)、備中鐘乳穴(びっちゅうかなちあな)…いずれも岡山県指定の天然記念物で、その造形の美しさ、雄大さ、凛とした空気感におばさん二人は大感動でした!
<7月13日撮影>
・・・ 井倉洞 ・・・
自然の造形美…
そそり立つ岸壁にある鍾乳洞入り口
岸壁を落ちる「井倉の滝」
井倉洞は雄大でダイナミックな見ごたえのある鍾乳洞でした。
高梁川沿いにそそり立つ直立240mもの露頭した断層面の絶壁に入り口があり、その左手上部には、鍾乳洞から流れ出す「井倉の滝」があります。見学は所要40分程度ですが、洞内は全長1200m。 高低差90mもあり、小さなお子さん連れや足腰の弱っている方にはチョット厳しいかも知れません。半分くらい登った「地軸の滝」から出口へと向かう近道が用意されていますが…^^;
「月ロケット」「こうもり岩」「瀬戸の海」「武人の館」「白銀の扉」「千人坊主」…誰が考えたのか、名札が付けられ、赤や青の照明がされていました。「なるほど」と感心したり、「う~ん?」と考えるものも。
注意すべきは駐車場。
高梁川に掛かる橋を渡ってスグの右手に駐車場の大きな看板。ここは有料1000円です。スルーして直進した突き当たりに無料駐車場があります。井倉洞の公式HPで大きく注意書きがしてありますが、知らずに入る車が多いようで、私たちは事前に調べていたので助かりました。入洞料が1000円なので、駐車料金1000円をプラスすると高い見学料になり、まずリピーターはないでしょう。くれぐれも惑わされないように!
そのせいかどうかは分かりませんが、入り口付近の売店、飲食店などずいぶん寂れていました。
・・・ 満奇洞 ・・・
満奇洞は“雄大で繊細、豪猛にして精微、鮮麗にして幻怪”…
これは観光案内から拝借した表現ですが、いろんな表情を持つ、静かで美しい鍾乳洞でした。
総延長450m最大幅25m、規模はそれほど大きくはありませんが、平面に発達した洞穴は迷路のようになっていて、洞内には無数のつらら石・カーテン・洞穴サンゴが発達した見事な景観をもっています。洞窟博物館といわれるほど洞内の変化は素晴らしく、特に奥に横たわる地底湖は荒々しい鍾乳石に囲まれた中に清らかな水を湛え、その神秘的で幻想的な光景は時の経つのも忘れるほどでした。
洞名は,昭和初期にここを訪れた歌人・与謝野晶子が「奇趣に満ちた洞」と激賞したところから名付けられたと言われています。
映画「八つ墓村」のロケ地としても使われたそうです。
入洞料1000円、駐車料金無料
鍾乳洞から出てくると、カメラのレンズが曇って困りました。それほど気温に差があるということですね~。
・・・ 備中鐘乳穴 ・・・
平安時代に編纂された「日本三代実録」に名が記された、文献に残る日本最古の鍾乳洞だそうです。全長700mとかなり大きな鍾乳洞ですが、奥はまだ開発中ということで、現在は300mが観光洞として公開されています。
入り口は駐車場から200m程谷間を下った所にあり、木々に囲まれた岩の裂け目のようなところでした。見学者は私たち二人だけ。ちょっと怖いような…それに下った分、帰りは登らなくてはならないので、一瞬躊躇しましたが、せっかくここまで来たので頑張って行ってみることに。洞内には高さ3m,直径5mの大石筍「洞内富士」や、22階層の巨大な鍾乳石からなる「五重の塔」などがあり、また違った雰囲気があります。天井はものすごく高いところが多く、荒々しさの残った素朴な鍾乳洞と言った感じでした。洞内の温度は9度とか。涼しさを通り越して長袖でも寒いくらい。入洞料700円、駐車料金無料。
木々に囲まれた入り口付近はヒメボタルの生息地で、毎年7月上旬ごろにはヒメボタルの大発生が見られるそうです。
余談ですが、鍾乳洞のショウの文字は鍾です。鐘と間違えそうですが…^^;
写真はたくさん撮ったけれど、洞内のは殆どピンボケで…^^; コンパクトデジカメで手持ちで撮るにはちょっと難しいようです。それに赤や青の照明はやりすぎと感じるところもあり、写真にすると異様に写り…、
実際に見た時の感動が伝わらなくて残念です。
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涼を求めて、岡山の鍾乳洞巡りをしてきました。
外気温31度の真夏日で、車を降りるとむっとする暑さでしたが、洞内の気温は15度~16度。真夏の別天地です。
鍾乳洞は、海底でサンゴなどが堆積することによってできた石灰岩が地殻変動によって地上に隆起し、何億年という長い年月をかけて、雨水や地下水によって浸食されてできたものです。まさに自然が生み出した芸術作品と言えるでしょう。そして過去に生きていた有機生物の魂を宿した神秘の世界…。
今回行ったのは、井倉洞(いくらどう)、満奇洞(まきどう)、備中鐘乳穴(びっちゅうかなちあな)…いずれも岡山県指定の天然記念物で、その造形の美しさ、雄大さ、凛とした空気感におばさん二人は大感動でした!
<7月13日撮影>
・・・ 井倉洞 ・・・
自然の造形美…
そそり立つ岸壁にある鍾乳洞入り口
岸壁を落ちる「井倉の滝」
井倉洞は雄大でダイナミックな見ごたえのある鍾乳洞でした。
高梁川沿いにそそり立つ直立240mもの露頭した断層面の絶壁に入り口があり、その左手上部には、鍾乳洞から流れ出す「井倉の滝」があります。見学は所要40分程度ですが、洞内は全長1200m。 高低差90mもあり、小さなお子さん連れや足腰の弱っている方にはチョット厳しいかも知れません。半分くらい登った「地軸の滝」から出口へと向かう近道が用意されていますが…^^;
「月ロケット」「こうもり岩」「瀬戸の海」「武人の館」「白銀の扉」「千人坊主」…誰が考えたのか、名札が付けられ、赤や青の照明がされていました。「なるほど」と感心したり、「う~ん?」と考えるものも。
注意すべきは駐車場。
高梁川に掛かる橋を渡ってスグの右手に駐車場の大きな看板。ここは有料1000円です。スルーして直進した突き当たりに無料駐車場があります。井倉洞の公式HPで大きく注意書きがしてありますが、知らずに入る車が多いようで、私たちは事前に調べていたので助かりました。入洞料が1000円なので、駐車料金1000円をプラスすると高い見学料になり、まずリピーターはないでしょう。くれぐれも惑わされないように!
そのせいかどうかは分かりませんが、入り口付近の売店、飲食店などずいぶん寂れていました。
・・・ 満奇洞 ・・・
満奇洞は“雄大で繊細、豪猛にして精微、鮮麗にして幻怪”…
これは観光案内から拝借した表現ですが、いろんな表情を持つ、静かで美しい鍾乳洞でした。
総延長450m最大幅25m、規模はそれほど大きくはありませんが、平面に発達した洞穴は迷路のようになっていて、洞内には無数のつらら石・カーテン・洞穴サンゴが発達した見事な景観をもっています。洞窟博物館といわれるほど洞内の変化は素晴らしく、特に奥に横たわる地底湖は荒々しい鍾乳石に囲まれた中に清らかな水を湛え、その神秘的で幻想的な光景は時の経つのも忘れるほどでした。
洞名は,昭和初期にここを訪れた歌人・与謝野晶子が「奇趣に満ちた洞」と激賞したところから名付けられたと言われています。
映画「八つ墓村」のロケ地としても使われたそうです。
入洞料1000円、駐車料金無料
鍾乳洞から出てくると、カメラのレンズが曇って困りました。それほど気温に差があるということですね~。
・・・ 備中鐘乳穴 ・・・
平安時代に編纂された「日本三代実録」に名が記された、文献に残る日本最古の鍾乳洞だそうです。全長700mとかなり大きな鍾乳洞ですが、奥はまだ開発中ということで、現在は300mが観光洞として公開されています。
入り口は駐車場から200m程谷間を下った所にあり、木々に囲まれた岩の裂け目のようなところでした。見学者は私たち二人だけ。ちょっと怖いような…それに下った分、帰りは登らなくてはならないので、一瞬躊躇しましたが、せっかくここまで来たので頑張って行ってみることに。洞内には高さ3m,直径5mの大石筍「洞内富士」や、22階層の巨大な鍾乳石からなる「五重の塔」などがあり、また違った雰囲気があります。天井はものすごく高いところが多く、荒々しさの残った素朴な鍾乳洞と言った感じでした。洞内の温度は9度とか。涼しさを通り越して長袖でも寒いくらい。入洞料700円、駐車料金無料。
木々に囲まれた入り口付近はヒメボタルの生息地で、毎年7月上旬ごろにはヒメボタルの大発生が見られるそうです。
余談ですが、鍾乳洞のショウの文字は鍾です。鐘と間違えそうですが…^^;
写真はたくさん撮ったけれど、洞内のは殆どピンボケで…^^; コンパクトデジカメで手持ちで撮るにはちょっと難しいようです。それに赤や青の照明はやりすぎと感じるところもあり、写真にすると異様に写り…、
実際に見た時の感動が伝わらなくて残念です。
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偶然にも写真がありましたので見させて頂きました
とてもよく写真が撮れて見やすかったです
更に、詳しい記事もあり大変興味深く読ませて
戴きました有難う
鍾乳洞内の広さ満奇洞の神秘的な色など
魅力を感じました
岡山の鍾乳洞、それぞれ特徴があり、よかったですよ。是非行ってみてください。
井倉洞の駐車場、間違わないようにね!
テレビ東京で「風景の足跡」を製作しておりますウッドオフィスの石井と申します。
この度、満奇洞の撮影をさせていただく予定なのですが、
その際、ライトアップのリニューアル前の画像として、
A.hime様のお写真を使わせていただきたく、ご連絡させていただきました。
お写真を使わせていただいても大丈夫でしょうか。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
また、使用する際のクレジットの方もお知らせいただけますと助かります。
写真は、記事にも書いているように、コンパクトデジカメで手持ちで撮ったものなので、大きな画像にすると、かなりピンボケかもしれません。また、照明の色濃度により実際とは微妙な色の違いがあるかもしれませんが、それでも良ければプロの技術できれいに修正して、ご自由にお使い下さい。使用のクレジットは辞退いたします。
もしテレビ大阪で放映されるようでしたら、その日時をお知らせいただければ嬉しいです。
誠にありがとうございます。
クレジットの件、かしこまりました。
テレビ大阪で再放送が今後行われるという話は
当番組であがっているのですが、
その日程はまだ未定なため
お応えする事ができません。
申し訳ございません。
テレビ東京では今のところ、
2018年1月9日を予定しております。
誠にありがとうございました。
今後とも、宜しくお願い致します。