コメディ俳優の第一人者、スティーブ・マーティン原作の映画。
メインキャラクターはデパートで働くミラベル(Claire Danesと、彼女がコインランドリーで知り合ったジェレミー(Jason シュワルツマン)、そしてしばらく後、働いている彼女を見染めて声をかけてきた大金持ちの中年ビジネスマン、レイ(スティーブ・マーティン)。
毎日仕事場と家の往復だけで変わり映えのしない日々を過ごしているミラベルにジェレミーが声をかけてきます。出会いとその時の会話は悪くないのですが、この男、とにかくなんちゅうか、ありえない!
彼の一言一言、やることなすこと、娘と二人で顔を見合せながら「や~だぁ~」「なにそれ~」と言いながら観ていました。でも、相手があまりに変人だったり意表をついた言動ばかりすると、わけわからず向こうのペースに飲まれてしまいますよね?その上たまたま聞いたラジオで「女性はやっぱり定期的にホルモンを刺激することをしないとダメだ」みたいな話を聞いて、そそのかされ「この際、あいつでもいいか!」みたいな気持ちになっちゃったりもして、そんな感じでミラベルはついフラフラと彼と時々一緒に過ごすようになります。
そんな時レイにも声をかけられます。
ジェレミーとのシーンは女性としてはゾワゾワしますが(見た目がまたさー・・・・この写真のこんなんじゃなかったですから)、でも会話の内容も変な間の空き方も最高に面白く、コメディ調です。逆にレイとのシーンはちょっと官能的な恋愛映画やヒューマンドラマのような雰囲気。二つの映画を同時に見たような気分になります。
クレアをとことん美しく映しているカメラ技術もすごいし、全体的に映像が綺麗、ロケーションのチョイスもなかなかこだわりを感じましたし、セリフ一つ一つが結構いいところ突いているんですよね。さすがスティーブ・マーティン、鋭い人間観察ができているというか。それでいてノンセンス会話も面白いし。
ただ短い映画にも関わらず中だるみがちょっとね。あとはラストがちょっと・・・・feeling secure って、そこで?みたいな。
3 out of 5
スティーブ・マーティンの脚本の良さとクレア・デインズの美しさ VS ジェイソン・シュワルツマンの生理的に受けつけられない度(でもこの役は彼で大成功)を考えた結果であります。
気づいた方、いらっしゃいますでしょうか。
私、この映画について、もうすでにレビュー書いているんです、何日か前に。
それを忘れてまた書いてしまいました。せっかく書いたのでこのまま投稿します。
まじ、やばくないですか、私・・・・・・