hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

12 Years a Slave 原作

2014年03月18日 | 洋書

三月の本は「12 Years a Slave」でした。
オーディオブックとキンドルで読みましたが、なかなか頭に入って来なくて、何度も何度も聞き直しました。
が、やっぱり気持ちが入って行きませんでした。
原因の一つは、最近大袈裟な展開のあるフィクションばかりを選んで読んでいたので、メモワールのような淡々とした文章に惹き込まれなくなってしまったこと。
もう一つは、一文が長いこと。丸々1ページ近くが一センテンスだったりすることが多々ありました。そうすると聴き読みだと余計に頭に入って来ないよう気がします。

朗読は、落ち着いた黒人男性の声で、その毅然とした雰囲気から、まるで主人公本人が読んでいると錯覚してしまいそうです。

それで結局のところ「そっかそっか、そんな酷いことがあったか。世の中、本当に理不尽だ!」くらいの感想なので、本当のところを感じるのは私は映画の方でに期待をしたいと思います。

映画では、Chiwetel Ejiofor が主人公を演じていますが、雰囲気が合っていると思います。私、彼は好きなんですよね。Dirty Pretty Things の彼がすっごく良くてね、あの映画も大好きですし。
そして「すっごくハンサムなのに何故か地味」路線で、私の中ではヒュージャックマンの次を行く、マイケルファスベンダーが極悪非道な役をどんな風に演じているのか楽しみです。あと、個人的に演技が上手いと思うポール・ダノのこれまた非情な役にも期待大。

評価はなし

本に興味がある方は、日本のアマゾンで100円前後で買えるみたいですよ。
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