hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

The Roast of Justin Bieber

2015年04月13日 | テレビ
かわいそう、、、、

ビーバーBoyを見かける時に思うことはホントこれだけ。
嫌われてることや嫌がらせを受けやすいこともそうだけど、なんだか生き方に迷ったままな感じが痛々しい。
この上、この番組でメッタメッタにやられちまうんだなぁ、、、、という切ない気持ちと、ビーバーもこれを受け入れる器が出てきたのか、やるじゃん!という気持ちが複雑に絡み合った状態で息子と鑑賞。
って大袈裟か。

いやいや、思いのほかソフトでした。
やっぱ、大の大人は、しかもそれなりのポジションを確保している連中は傷ついた子供をさらに陥れるような事はしないのね。リスペクト。
ジャスティンの代わりにボロクソに言われていたのは、司会者の Kevin Hart とludacris。Ludacris、私も常日頃この人の立ち位置って、、、、と思っていたので、あまりのナメられ方には驚いたけれど、どこにいるかががわかってスッキリした笑

一番辛辣で客席も凍ったシーンがしばしばあったのが、Natasha Leggero。うちの息子も「この人の酷いなー」と息を呑んだり、こっちをちらっと見たり。
一番好きだったのは、Snoop Dogg。なんていうか、四六時中ラリったおっさん、でもみんなに尊敬され恐れられている、というイメージだった。きっとかげでやたら陰険かはむかおうものなら抹殺されるような権力者なのか。ところが、ガンガンいじられまくっても常に笑顔、どんと構えていてカッコイイし、スピーチもユーモアと優しさに溢れている感じ。あー、慕われる筈だなーと納得の人柄。

とにかく全員口が悪く、とことん笑わしてくれました。そして最後はお約束のジャスティンのスピーチ。
この子って、いつも一歩引いてるというか、反応が薄い感じがするのですが、なかなか気の利いたスピーチをして安心しました。最後に「まさか!」というサプライズもあって、私も息子もすっかり騙されたものです。
何はともあれ、大人たちが大人な対応で、傷ついた子供を支えて行こうとしているアメリカの音楽界のぬくもりを感じました。

ちなみに最初の写真は羽をつけて上からカッコ良く登場するかと思いきや、途中でどさっと落とされたシーン。出だしからこの扱い。ちっともソフトじゃなかったかもね、、、、
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