hinajiro なんちゃって Critic

本や映画について好きなように書いています。映画についてはネタばれ大いにありですのでご注意。本は洋書が中心です。

The Parent Agency

2015年11月02日 | 洋書
私の好きなコメディアン、David Baddiel が書いた児童書。
内容は知らないまま評判が良いということだけ確認して買いました。とりあえず子供達にも強制的に読ませて元を取るつもりで。
うーむ、、、、本物の子供が読むと面白いのかしらん⁈

友達の親と比べて厳しいし貧乏だし四六時中疲れているし妹たちばかり可愛がるし、と不満だらけのバリー。
しかもバリーっていつの世代の名前だよっつーの!
ある日怒りを両親にぶつけて、Go to your room! と部屋に送られたバリーはなぜなのか別の世界に迷い込む。
そこでは子供達が親を選んでいいことになっていた。
5日間1日づつ色々な親をお試ししてみるチャンスを与えられたバリーは、日頃から心に抱いていた理想の両親像をエージェントに伝え、それぞれにマッチした家庭に行ってみる。

ほぼ同じ設定の本を以前に読んでいるんですよね。 The mum shop っていう。

子供達は小さい時何度も繰り返して読んでいましたっけ。あまりにも何度も読むので私も読んだんですよ、Mum Shop。すっごい面白かったんです。それに比べるとこっちは残念な感じです。特にコメディアンらしいウィットもないし、メッセージ性も薄いし、良さがわからなかったなぁ。

6 out of 10

David Baddiel はこんな人。

なんというか見た目から知性溢れるコメディアン。(って思うのは私だけ?)
昔フランク・スキナーというコメディアンとやっていた番組で最後にお約束に白いグランドピアノを弾くのがカッコよくてねぇ、、、、
今調べたら、51歳で若年性アルツハイマーに苦しんでいるとか、長年鬱に悩んでいるとか。そうだったのかぁ、、、
私も初めて聞いたのですが、この若年性アルツハイマー(こちらではdementiaという方が多いです)、Picks disease と呼ばれているそうです。

ちなみにバリーが自分の名前を時代遅れでカッコ悪い、と言ったようによくあるクリスチャンネームでも今時の子供にはついてない名前があります。私が知っているところでは、ピーター、ポール、マーティンなど。
そしてバリーがカッコいいと思う友達の名前は、ルーカス、ジェイク、タジ(!)です。
日本に比べるとそれほどないですが、やはりその時代その時代で流行はあります。うちの15歳の息子の代だと、ジェイク、アレックスあたりが多そうです。

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