5人姉妹(義理も含む)の一人ひとりを主人公にしたシリーズ the chocolate box girls からスカイという双子の一人の女の子が主人公の一冊。
スカイは双子の姉サマーといつでも一緒に過ごしているし、彼女のことが誰よりも大好き。でも近頃 she's been feeling like second-best. 特に男友達のアルフィーがサマーのことが好きだと知ってちょっと傷ついてしまった。
一個人として認められたいけど、いつでも双子の一人、Summer's shadow.....いつかここから抜け出し輝けることができるだろうか。
双子であるからこその悩みを綴った物語。
図書館のティーンの棚から本人が選んで借りてきたのですが、Nancy はこの本をとっても気に入ったようです。特に低年齢で読んで良くない表現も、難しい言い回しもなかったそうです。
この後のシリーズで、スカイとサマーの母親は再婚するみたいなんですけど、そういう設定と女の子の悩みを描いた作品ということで、「ジャクリン・ウィルソンのような作風」なのかと聞いてみたのですが、違うんだそうです。Nancy はこちらの Cathy Cassidy の方が好みのようです。
双子って本当にいいところもいっぱいあるけれど、色々大変なところもあるんだろうなーと子供の頃からずっと思っていましたが、仕事がら実際双子と接する機会が多かった時期は、彼ら(大抵は片方とだけ接点があった)の悩みをきき、それに対するアドバイスをしなくてはならない時なんかは非常に苦労した記憶があります。私には歳の近い兄妹もいなかったし、弟と比較されて嫌な思いしたこともなかったですしね。「わかったような口きく」ことしかできなく、偉そうなこと(時には歯の浮くような)を言いながらも自分で自分の言葉が宙に浮いている感じがしたものです。
コンサルタントの仕事をしている方もそうですが、作家も自己の体験とは関係なく、人の気持ちを想像したり感じたりしながら、相手(読者)が上手く受け止めて前に進めるようにアドバイスができるなんて本当に立派だと思います。
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