日本100名山・屋久島の宮之浦岳はアプローチが大変です。
12月18日の早朝、羽田空港から空路で鹿児島入り。
高速船ターミナルからトッピー号で屋久島・宮之浦港に。
宮之浦でレンタカーを借りて、素泊まりの民宿に宿泊しました。
12月19日(水)
早朝に出発。
時計回りに安房まで。
そこから山道に入り、淀川登山口に向かいました。
山道は舗装されており走りやすく、ヤクスギランドを過ぎてからはやや道幅が狭くなりました。
雨が降っていましたが、途中から雪に変わり少々不安に。
というのも、レンタカーはノーマルタイヤでチェーンも借りていません。
道路に積雪したら帰ることが出来なくなります。
今回の山行では予備日をとっていません。
明日は高速船~飛行機の予約を入れてあり、何がなんでも下りなければ・・・・。
そう思うと、今後の雪がどうなるのかとても心配な訳です。
淀川登山口では雪が積もり始めていました。
登山をどうしようか迷いましたが、登りながら様子を見て積雪が酷くなるようだったら
やむを得ないが下山することとし、まだ明けていない暗い登山道を進むことにしました。
淀川小屋到着。
宿泊していた方が2名。
淀川小屋でも雪は止みません。
しかし、雪が弱くなってきました。
よし、先に進もう。
淀川にかかる橋を渡り、よく整備された登山道を進みます。
道標もしっかりしておりほぼ500mごとに距離を示してくれます。
ようやく雪が上がりましたが、ガス模様で天気ははっきりしません。
小花之江河に到着。
すぐに花之江河です。
木々や道標には着氷し、モノトーンの世界が広がっています。
ロープが下がっているところは滑ると痛い思いをするので、なりふり構わず思いっきりロープに
ぶら下がって降ります。
岩の上は凍っていて少々怖い思い。
一瞬見えた行く先。
宮之浦岳栗生岳あたりだろうか。
後にお日様が顔を出したぞ。
おおーっ。
しかし、ここまででした。
再びガスがかかる。
最後の水場を過ぎ・・・・。
眼前に巨岩が。
岩をまわりこむと「くりお岳」と表示板があり、岩の陰に祠がありました。
栗生岳からはもう少しで山頂のはず。
ガスの向こうに見える高みが宮之浦岳山頂だろうか。
もう一息です。