平成23年8月24日
とうとう鷲羽岳直下の三俣山荘まで来た。
三俣山荘の裏手に大きく聳える鷲羽岳。ここから最後のひと踏ん張りである。
しかし疲れた。
小屋のベンチに座ってゼリー飲料を飲み、水を補充する。
この景色が小屋のベンチからの眺め。
「う~~~ん。」
唸るしかない。
よしっ!行こう。
ひたすらのろのろと高度を稼ぐ。
「はー、はー」
きつい登りだ。
しばらく登ってから振り返る。
もう、山荘はずいぶん下に。
右から三俣蓮華岳・丸山・双六岳。
そして良く見ると丸山と双六岳の間にひょっこり笠ヶ岳が見える。
頂上まではもう一息だ。
一息・二息?・三息??・・・・・・
岩交じりの急な山道を進み、ようやく鷲羽岳の山頂が見えてきた。
実は、ずっと山頂と思っていたところをまわるとドンとこの景色が目に入った。
思わず「え~~~っ」とぼやいた。
ニセピークでがっかりすることは多いが、この時は本当に声が出てしまった。
鷲羽岳のニセピークはこの1つだけであったが。
眼下に青い水をたたえて鷲羽池。
その向こうは何回シャッターを押したことか・・・・また、槍ヶ岳。(もう、うんざりでしょう)
北鎌尾根の左側奥に見えるのは常念岳。
手前に見える硫黄尾根は崩壊が激しい。
そして
そして
ついに鷲羽岳山頂到着。
標高2924m。
午前10時10分。
出発してから10時間弱。
日本100名山の第59座目・鷲羽岳登頂!!!
ようやく第1目標の鷲羽岳山頂に立つことができた。
心から
「やった!嬉しい!!」
と思った。
どこもかしこも素晴らしい眺め。
山頂動画 ↓
ここまで来るともう後には引けない。
さっきまで鷲羽岳まで来たら、もう戻っても良いと思っていたのに
「行くしかないでしょ。」
変わり身の早いこと。
しかし、水晶岳に行く道にはワリモ岳がその道を遮っている。
「でかい!」
2888mの標高。
鷲羽岳より少々低いが障害物としては威圧感さえ感じる。
まず、あの山を越えて行かなくてはならない。
「いざ行かん!水晶岳へ!!!!」
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