平成24年9月12日(水)
北アルプス・奥穂高岳3190mに登る。
奥穂高岳への登山ルートはいくつかある。
日帰りを考えると、自分に可能なコースでは白出沢からのコースか
岳沢からのコースとなる。
今回は上高地まで自転車でアプローチして岳沢~重太郎新道をピストンすることとした。
深夜、国道158号線の中ノ湯温泉手前に駐車。
1時間ほど仮眠をして、上高地に向かう。
最初は釜トンネルを目指しての下り。
トンネルは夜間通行止めとなっているが歩行者や自転車は通行できるようにゲートの脇が
開いている。
釜トンネルに入るといきなり登り。
車が通行しないので道幅いっぱいにジグザグに登る。
トンネル内は全て登りだった。
大正池や帝国ホテルはバス停の看板で通過を確認。
人のいない上高地に到着。
霧雨が降っていて写真が上手く撮れないが、今日は天気予報は晴れのはずである。
自転車をデポして河童橋を渡り、歩きはじめる。
遊歩道は木道となっている。
霧雨も上がり、岳沢経由の登山道入り口に到着。
しばらくは整備された山道を進む。
三日月の月明かりだけではどうにもならない。
ヘッドライトと自転車用のライトを手にして暗い道を進む。
今日は、観光地?である上高地だから熊もいまいと思い、熊鈴は持参しなかった。
これは勝手な思い込みであることが後ほど判る。
空が白々としてきたころ西穂高岳の稜線と岳沢小屋が見えてきた。
振り返れば、上高地方面も幻想的な夜明け前の景色となっている。
岳沢小屋到着。
岩でできたテーブルに腰かけて一休み。
バルコニーは素晴らしい展望台となっている。
ここで軽く朝食、おにぎりを2つ。
こんな景色を見ながらの朝食は最高である。
左から霞沢岳・乗鞍岳・ちょこっと焼岳、そして上高地は雲の下。
乗鞍岳が近く見える。
今年の5月に行った時は春にもかかわらず厳しい雪山の状況だったが今は穏やかな顔である。
小屋の上には西穂高の稜線が覆いかぶさるような迫力である。
先は長い。
登りのきつい重太郎新道に向かう。
夏も終わろうとしているが花もまだ盛んであった。
途中、こんな梯子場。
振り返ると焼岳。
目の前に広がる険しい稜線。
西穂高~ジャンダルム~奥穂高の稜線歩きはハイカーの夢。
明神岳に遅い朝日が顔を出した。
上高地の雲もほとんど上がった。
ロバの耳とジャンダルムだろうか。
う~ん!凄い。
こちらは明神岳。
シルエットでみえる明神槍。
最後の鎖場を過ぎると紀美子平に到着。
目の前に奥穂高岳がそびえたつ。
吊尾根には、細く登山道が見える。
紀美子平を後にして、奥穂高岳に向かう。
ちょうど、吊尾根をこちらに向かってくる登山者が確認できた。
なんだか怖そう。
大丈夫だ。
一般登山道なんだから・・・・・・。
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