平成26年9月17日(水)
将棋頭山 標高2730mの山頂に到着。
目の前にど~んと木曾駒ケ岳が聳える。
木曾駒ケ岳の左、三角にとんがった山が中岳、その左の岩峰が宝剣岳。
ここでなんとカメラのバッテリーがご臨終。
なんてこった。
山頂からのグルリ1周も撮影できません。
以後の写真は、手持ちのガラケーで撮影することに・・・・
山頂標とお決まりのぱちり1枚。
もうすぐ、紅葉が始まるであろう木曾駒ケ岳。
ガラケーではまるで初冠雪のように映っている・・・・がっかり。
展望を撮影しようと構えるが、液晶のモニターが全く確認できず適当な方向にガラケーを
ぱしゃぱしゃ撮影するも、御嶽山上半分映っていないとかまともな写真はありませんでした。
がっかり・がっかりです。
山頂からはすごく近くに西駒山荘が見えます。小屋には帰りに寄ります。
次は「聖職の碑」に向かいます。右は、将棋頭山を振り返っての写真。
途中、天水岩の案内がありました。
岩の上の水溜りが日照りでも枯れないということですが・・・・
そんなことはあるまい。
水が少なくなると西駒山荘から秘かに給水しにくるのでは・・・・。
などと考えてしまう私は、心が歪んでいるんでしょうか?
木曾駒ケ岳・中岳をバックに天水岩。
ナナカマドのようですが紅葉ではなく黄葉していました。
なんだろう。
森林限界の稜線は花崗岩と砂状の地面で空木岳を思い出します。
「聖職の碑」の到着。
大きい碑は、自然の石に刻まれているようです。
大正2年8月に学校行事の登山で11名の命が失われたのです。
手を合わせ黙祷しました。
昨年も韓国から来日した登山者4人が遭難死しています。
穏やかな稜線ですが2700mの高度で天気が急変すると牙を剥きます。
自然を甘く見てはいけない。
本当は、木曾駒ケ岳まで足をのばしたかったのですが・・・・・・・・・・。
そこまで縦走する気力もなく、濃ヶ池に写る宝剣岳を見に行こう・・・。
で、ここまで来ると
「あ~、どんどん下っている。戻りが大変だ。」
で、濃ヶ池もパス。
「西駒山荘でお昼にしよう!」
今年8月にリニューアルオープンしたてのぴかぴかの西駒山荘。
手前は、旧石室。屋根は葺きかえられています。
旧石室は、大正2年の遭難を機に「ここに小屋があれば遭難事故は防止出来る。」
として、石工が泊まりこんで現地の花崗岩を削って壁を積んだものだそうです。
小屋のご主人からここをミュージアムにする予定であるとの話を伺いました。
また、当時は桂小場から登ったのではなく、学校から長いアプローチを経て
木曾駒ケ岳登山を行ったと聞いて(考えれば当たり前なのですが・・・・・・・・)
なんと軟弱な自分なんだろうと少し反省もしたような?していないような・・・・?
お昼はコンビニおにぎりとお茶の予定でしたが、おでんをいただくことにしました。
自然の中でのおでん・・・・・・・・・少しもの足りないのはビールかな、いや熱燗かな。
さてと、お昼のあとは行者岩と茶臼山に足を伸ばしてみよう。
ちょっとガスが湧いてきましたが行ってみよう。
西駒山荘のご主人の話ではここの茶臼山が数ある茶臼山の中で一番標高が高いとか。
分水嶺を過ぎてすぐに行者岩到着。
遠方からは巨岩に見えましたがそうでもない。
南アのオベリスクのほうが立派だな・・・・・・・・。
振り返ると将棋頭山への稜線にガスが掛かっています。
正面が茶臼山。
茶臼山の山頂には小さな社と三角点。
山頂標柱もなく寂しい。
行者岩越の将棋頭山。
ハイマツやシャクナゲのまじる山道を行者岩方面に戻ります。
さあ、下山だ。
あとは下るだけ。
途中、下山者2名に会いました。その他、小屋のご主人と都合3名が今日出会った人すべて。
静かな山を楽しむことができました。
登山口に下り、駐車場に。
ゲートは開いていましたが車は1台しかありませんでした。
この山、お勧めです。
■今回のコースタイムです。
5:54 桂小場 ゲート前駐車場
6:11 登山口
8:32 大樽避難小屋
10:10 分水嶺
11:19 将棋頭山
11:19 聖職の碑
11:42 西駒山荘
12:52 茶臼山
15:25 桂小場
■今日のルートです。
今日のコースです。↓ クリックすると拡大します。
中央アルプス 将棋頭山 終わりました。
次はどこへ行こうかな。
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