『アエネイスミッション』[Aeneas Mission ]

建国の使命を抱くアエネイスのフアストミッションは自軍団自民族引き連れて炎上壊滅するトロイからの脱出である。

第2章  ポリス連合軍 トロイへ  13

2007-07-28 08:16:43 | トロイ城市は炎上消滅の運命であった。
 アウリスの港に到着した船団の第一番は、イドメネウスの率いるクレタの80隻の船団である。続いて、アルゴスのデオメデス等が率いる80隻であり、アテネを始め、ギリシア本土からの船団が、数々の島からの船団が、三日間にわたって続々とアウリスの港に到着した。最後に到着したのは、アキレスの率いる50隻の船団であった。
 三月一日、アガメムノンは、各軍団の将帥を招集して、会議を開いた。その会議の席で、アガメムノンは、トロイ攻略のポリス連合軍の統帥権を持つ統領であることを宣言した。そして、トロイ攻略遠征の海上移動及び上陸までの計画のあらましを説明するとともに、留意すべき事項、また、それぞれの役務を担った、先駆け船及び水先案内先導船が船団の出航よりも、先に出航していくことについて、説明した。