アエネアスからパリヌルスに指示が出る。
『おう、パリヌルス、テカリオン船長に販促ツールの説明をしてくれ』
『解りました』
パリヌルスがテカリオンと目を合わせる、話し始める。
『テカリオン船長、紐を解いて見ていただけると解ります。1枚は戦闘艇の仕様について書いています。それに艇体の構造図です。そして、戦闘艇に興味を持っていられる人に海上を航走する戦闘艇を想い浮かべてもらうための姿形を描いた絵図を2枚、計4枚を組み合わせて一組としています』
『ほう、このような販促のツールを作っておられるとは、奇特ですな!これを見ると戦闘艇がいかなる船かが一目瞭然で理解できて、そのうえ、海上を航走する姿までが想像できる。これは営業活動に大いに役立つと考えられる』
昨日、目にした防御楯を船べりに打ち立てて海上を航走する絵図も組の中にある。このツールを見ることにより、戦闘艇がいかなる船かがわかる。
『ホッホウ、あの姿がこのように絵図の書かれている。この販促ツールを見る引き合いの客が買おうという意思決めをしますな。これは素晴らしい!いい販促のツールであると思う』
テカリオンは感心すると同時に彼らの業務に対する取り組む姿勢のありかたを感じとった。
テカリオンが話し続ける。
『これは重宝します。これからの私らの営業活動にこの手法を取り入れてやれば、おおいに業績が上がるというものです。ありがたく頂戴します』と言って側近の者たちにも販促ツールを見せる。
受け取った販促ツールに感心したテカリオンは『この者らは、いったい何を考えている?。俺らの先を歩いている』といった感じを抱いた。
会所にドックスから伝言が届く、オキテスが伝言を受ける。
『おう、そうか、解った!それらを戦闘艇をおいている浜に運んでおいてくれ』
『了解しました。直ちにそのように手配りいたします』
オキテスがその旨をイリオネスに伝える。
『早かったな、いいだろう。俺から船長に伝える』
イリオネスががテカリオンに声をかける。
『テカリオン船長、添付する帆一式2艇分、櫂24本の準備が整いました』
『そうですか。出来あがりが早かったですな。ありがとうございます』
そのように言ってテカリオンがあらたまる。
『統領、いろいろと世話になりありがとうございました。私らは、明朝、陽の出とともに出航し、クレタ海を北上し、ミロス島にて一夜を過ごし、ナクソス島に向かいます』
『そうですか。ミロス島へは、島ひとつない海洋を航海されるわけですな。いい風に押されての航海であることを祈ります』
『そのようなわけで、明朝、出航までの停泊の件よろしく願います』
『解りました。戦闘艇2艇の曳航の件等、いろいろ出航の準備もあるでしょう。用向きがあれば言ってください、手を貸します。また、入用のものがあれば遠慮なくいってください』
アエネアスがパリヌルスに声をかける。
『おう、パリヌルス、テカリオン船長の出航の準備に手をかしてあげてくれ』
『解りました』
パリヌルスは、即刻、ギアスに連絡を手配した。
『おう、パリヌルス、テカリオン船長に販促ツールの説明をしてくれ』
『解りました』
パリヌルスがテカリオンと目を合わせる、話し始める。
『テカリオン船長、紐を解いて見ていただけると解ります。1枚は戦闘艇の仕様について書いています。それに艇体の構造図です。そして、戦闘艇に興味を持っていられる人に海上を航走する戦闘艇を想い浮かべてもらうための姿形を描いた絵図を2枚、計4枚を組み合わせて一組としています』
『ほう、このような販促のツールを作っておられるとは、奇特ですな!これを見ると戦闘艇がいかなる船かが一目瞭然で理解できて、そのうえ、海上を航走する姿までが想像できる。これは営業活動に大いに役立つと考えられる』
昨日、目にした防御楯を船べりに打ち立てて海上を航走する絵図も組の中にある。このツールを見ることにより、戦闘艇がいかなる船かがわかる。
『ホッホウ、あの姿がこのように絵図の書かれている。この販促ツールを見る引き合いの客が買おうという意思決めをしますな。これは素晴らしい!いい販促のツールであると思う』
テカリオンは感心すると同時に彼らの業務に対する取り組む姿勢のありかたを感じとった。
テカリオンが話し続ける。
『これは重宝します。これからの私らの営業活動にこの手法を取り入れてやれば、おおいに業績が上がるというものです。ありがたく頂戴します』と言って側近の者たちにも販促ツールを見せる。
受け取った販促ツールに感心したテカリオンは『この者らは、いったい何を考えている?。俺らの先を歩いている』といった感じを抱いた。
会所にドックスから伝言が届く、オキテスが伝言を受ける。
『おう、そうか、解った!それらを戦闘艇をおいている浜に運んでおいてくれ』
『了解しました。直ちにそのように手配りいたします』
オキテスがその旨をイリオネスに伝える。
『早かったな、いいだろう。俺から船長に伝える』
イリオネスががテカリオンに声をかける。
『テカリオン船長、添付する帆一式2艇分、櫂24本の準備が整いました』
『そうですか。出来あがりが早かったですな。ありがとうございます』
そのように言ってテカリオンがあらたまる。
『統領、いろいろと世話になりありがとうございました。私らは、明朝、陽の出とともに出航し、クレタ海を北上し、ミロス島にて一夜を過ごし、ナクソス島に向かいます』
『そうですか。ミロス島へは、島ひとつない海洋を航海されるわけですな。いい風に押されての航海であることを祈ります』
『そのようなわけで、明朝、出航までの停泊の件よろしく願います』
『解りました。戦闘艇2艇の曳航の件等、いろいろ出航の準備もあるでしょう。用向きがあれば言ってください、手を貸します。また、入用のものがあれば遠慮なくいってください』
アエネアスがパリヌルスに声をかける。
『おう、パリヌルス、テカリオン船長の出航の準備に手をかしてあげてくれ』
『解りました』
パリヌルスは、即刻、ギアスに連絡を手配した。