オキテスがパリヌルスに答える。
『パリヌルス、ありがとう。営業活動に関する建造の難問題の解決の糸口を見つけてくれた。感謝感謝というところだ』
『まあ~、オキテス、考えてみろや。これだけの艇を注文客に引き渡すだけでも大変な仕事だ。それに加えて営業活動だ、お前の大変が理解できる。しかしだ、完成した船舶の引き渡し納入は、営業活動の結果に貢献してくれる、これは確かだ。これをおろそかにすることは許されないのだな。俺はそのように考えている』
『解った!パリヌルス、お前の構想した建造計画を聞かせてくれ!本題にはいろう』
『おう、了解した。木板と木炭をくれ』
オキテスは、場に準備している木板と木炭をパリヌルスに手渡す、パリヌルスが受け取った木板に月次の建造艇数を書く。
『おう、オキテス、向こう6か月に建造する艇数だ。この計画に基づいて建造の場を整備する。建造の場の船台を1台増設して5台にする』
『この構想に到るパリヌルスの考えを聞きたい。それを聞いたうえで方針決定をしよう』
『この半月、船の建造に携わって建造の状況をよく見てきた。その状況をみて俺は考えた。それでもって考えた対応策だ。これでお前のやる営業活動に対応できる』
オキテスは、木板に記された月次の建造艇数をみる、大きくうなずく。
『これが向こう6か月間の建造艇数か、受注艇数に引き合い艇数を加えた20艇に10艇を加えた30艇になっている。架設船台が5台の稼働になるわけだな』
『現在の建造の場で建造の作業の携わっている総人員が大まかに見て360人だ。オキテス、木板をもう一枚くれ』
パリヌルスが木板に数字を書いてオキテスに見せる。
『オキテス、この数字を見てくれ!このようになる。これが船台5台での建造計画だ』
オキテスは、木板にかかれた数字に見入る。
これが、パリヌルスが木板に書き記した建造の場の仕事量の計算式の数字である。
船台数 1台当たり 1か月当たり 1艇当たり建造 1艇当たり
人員数 建造艇数 延べ人数 建造日数
4 90 4 1980 90 22 22日
5 72 5 1980人 1980 72 27.2分の1 約28日
6 60 6 1980 60 33 33日
『オキテス、見ての通りだ。建造の場の総人員が360人で船台4台で船を完成させるとすれば、船台1台当たりの人員が90人となって、稼働日数が22日で4艇が出来あがる。これを船台6台でやるとすれば、船台1台当たりの人員が60人に激減する。この体制にすれば6艇の完成に33日がかかる。1か月1艇完成の仕組みができなくなる』と言って、パリヌルスはオキテスと目を合わせた。
『パリヌルス、ありがとう。営業活動に関する建造の難問題の解決の糸口を見つけてくれた。感謝感謝というところだ』
『まあ~、オキテス、考えてみろや。これだけの艇を注文客に引き渡すだけでも大変な仕事だ。それに加えて営業活動だ、お前の大変が理解できる。しかしだ、完成した船舶の引き渡し納入は、営業活動の結果に貢献してくれる、これは確かだ。これをおろそかにすることは許されないのだな。俺はそのように考えている』
『解った!パリヌルス、お前の構想した建造計画を聞かせてくれ!本題にはいろう』
『おう、了解した。木板と木炭をくれ』
オキテスは、場に準備している木板と木炭をパリヌルスに手渡す、パリヌルスが受け取った木板に月次の建造艇数を書く。
『おう、オキテス、向こう6か月に建造する艇数だ。この計画に基づいて建造の場を整備する。建造の場の船台を1台増設して5台にする』
『この構想に到るパリヌルスの考えを聞きたい。それを聞いたうえで方針決定をしよう』
『この半月、船の建造に携わって建造の状況をよく見てきた。その状況をみて俺は考えた。それでもって考えた対応策だ。これでお前のやる営業活動に対応できる』
オキテスは、木板に記された月次の建造艇数をみる、大きくうなずく。
『これが向こう6か月間の建造艇数か、受注艇数に引き合い艇数を加えた20艇に10艇を加えた30艇になっている。架設船台が5台の稼働になるわけだな』
『現在の建造の場で建造の作業の携わっている総人員が大まかに見て360人だ。オキテス、木板をもう一枚くれ』
パリヌルスが木板に数字を書いてオキテスに見せる。
『オキテス、この数字を見てくれ!このようになる。これが船台5台での建造計画だ』
オキテスは、木板にかかれた数字に見入る。
これが、パリヌルスが木板に書き記した建造の場の仕事量の計算式の数字である。
船台数 1台当たり 1か月当たり 1艇当たり建造 1艇当たり
人員数 建造艇数 延べ人数 建造日数
4 90 4 1980 90 22 22日
5 72 5 1980人 1980 72 27.2分の1 約28日
6 60 6 1980 60 33 33日
『オキテス、見ての通りだ。建造の場の総人員が360人で船台4台で船を完成させるとすれば、船台1台当たりの人員が90人となって、稼働日数が22日で4艇が出来あがる。これを船台6台でやるとすれば、船台1台当たりの人員が60人に激減する。この体制にすれば6艇の完成に33日がかかる。1か月1艇完成の仕組みができなくなる』と言って、パリヌルスはオキテスと目を合わせた。