あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

柱の傷は成長の記録

2008-03-24 19:59:25 | 日記
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なぜ、文章を書くか
それは、その日、その場所で感じたことを
刻み込み、その刻みから自分の歩いた道を確かめるためです。

何もないと、あのときどのようなことを意識していたのか、
分らないでしょう。

自分が、どうだったのか覚えていないって寂しいのです。

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「一円玉のはなし」

家の裏にあるスーパーの店員さんといつしか仲良しになりました。
駅の改札口とは違って
ラッピングしたり地方発想する場所がありますが
その場所で勤務しているのは主任クラスの人なのでしょう。
そこでは、小口の買い物を扱います。
私は当然、小口の買い物しかしませんから
その場所を利用します。
そんなことで係りの人との顔を合わせることになります。
そんなことで会話するようになりました。
と言っても、買い物に行くと
「毎度」
「どうも」という会話でおしまいですが
何となく、気になるらしく
「今日は遅いですね」
「TSUTAYAに寄りましたね」
とときどき言葉を添えるようになり
「今日はお出かけの帰りですか」
「このケーキ、うちの娘も好きですよ」
というような個人的な会話が増えてきます。
その一人はおじさんですが
私がポイントカードを出さないと
じっと待っています。
私がカードケースから出すのを面倒がるので
「出していただけますか」と催促します。
細かい金があるのに財布から出さないと
「ちゃんとあるのみましたよ」と言います。
慇懃にして堂々と言います。
今日は、「小銭ありませんか4円なのですけれど・・・・」
と言われて、小銭入れを探したら3円しかありません。
「残念、3円しかないなあ」と言うと
おじさん自分のポケットから1円を出そうと探しています。
慌てて私もジャケットのポケットを探しました。
「あった。ありましたよ」と言って1円を渡しました。
おじさん「いつもあれこれお世話になっていますから、せめて1円だけでも・・」
と言いました。

1円以上のものを感じました。

私は人付き合いは、どちらかというと苦手です。
でも、私のようなものに心を寄せてくださる人がいるのだけでも
ありがたいことです。