あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

「セロ弾きのゴーシュ」高畑勲監督

2008-11-02 16:51:52 | 日記
アニメを借りてきました。

「セロ」とは一般的には言いませんね。

チェロが今風

バイオリンチェロがきどった言い方。

「セロ」というのは、この童話だけではないだろうか

このブログを書いていていて初めてチェロは「弾く」と

いうことを知りました。

弦楽器は「弾く」のげ原型だったのですね。

「セロ弾きのソーシュ」有名ですが

その物語のどこが面白いのかいまだにわかりません。

「注文の多い店」もそうです。

着想が面白いし

登場人物の人柄も周囲の人も個性的ですが

道徳的教訓があるわけでもなく

冒険的なファンタジーも感じられないのですが

アニメはその物足りなさを十分に映像で補ってくれます。

それでも、何か意味不明な宗教的霊性が感じられるのです。

ゴーシュはプロの演奏家です。

でも、プロとして生計が成り立っているようにも思えません。

私はそんなどうでもいいことで躓くのです。

そんなことを飛び越えられないと

宮沢賢治に近づけませんね。

なぜか、この物語に登場するのは

ベートウベンの「田園」です。

他の小曲も出てきますが

チェロの響きがいいですね。

「田園」とは、意味深ですね。

この物語に出てくる動物は

化身のようにも感じられます。

中世の絵物語のような構成と展開が面白いし

意味をつなげるとりっぱな童話になるとすれば

仏教説話とも見えてきます。

それにしても、当時、ベートウベンに接していたことは

宮沢賢治は相当の文化人だったのですね。

アニメは原作に忠実だし

心地よいので楽しめました。






舞台「剣客商売」

2008-11-02 14:36:44 | 日記
藤田まことの体調が悪くなり急遽

平 幹二朗が秋山小兵衛を演じた舞台

そんないわくつきの舞台

きっと明治座での公演だろう。

花道を使っての殺陣の迫力あるし

舞台独特の張り詰めた気配は迫力満点

そんなにおいと言うかファンの反応が十分に伝わる。

それをテレビで見た。

ややこしい。

しばい独特の距離感や台詞回し

劇場で見ていれば違和感がないのでしょうが

テレビで見ていると

宝塚を見ているときのような気分になる。

最後はめでたしめでたしのカタルシスを十分に楽しませてくれる。

平幹二郎の台詞は新劇を見ているような気分になるほど

朗々としているが、ときとして説教がましく聞こえる。

それが藤田まこととの差だろう。

小説では小兵衛は小柄だったはずなのだが

平幹二朗は堂々としている。

やはり、剣客商売はテレビの方が安心でいる。

でも、ファンだけがその気になってみる独特の雰囲気もいいだろうな。

芝居見物は夢物語として楽しめる人がお得!

おばさんたちはみんな芝居を楽しむのが上手。


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健康な人でなければ「○○健康法は書けない」

金持ちにならなければ「○○必勝法」は書けない。

出世しなければ、「成功者になる条件」は書けない。

当たり前のことだけれど

どんな連中でも勝てば「正論」となる。

そのような錯覚をしている人が溢れているし

そのような本を読んで勝ち組になろうとしている人がいる。

このような本を書いた人の20年後を知りたいですね。

いやいや、そんな下品なことはやめましょう。

それにしても「戦争に勝たなければ正義は語れない」

この事実は歴史で学ぶことができますね。

御苦労様です。


映画も面白い

2008-11-02 07:43:40 | 日記
しばらく休んだけれど

映画館めぐりを始めようか

年をとりトイレも近いし

映画館に出かけるのを控えていましたが

それはそれお出かけしよう。

昨日は下高井戸シネマまで出かけた。

今日も出かけようかな?

そんな気分になった。