あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

「西本願寺・桃の山の美と王朝の雅」

2008-11-04 21:16:04 | 日記
NHKの特集番組を見ました。

再放送なのでしょうか、一部、見た覚えがあります。

西本願寺の修復の時期に撮影したもので

西本願寺の美の極致をたっぷり紹介しています。

美しい映像で室内をくまなく撮影しています。

屋根、門、庭や欄間などまで紹介しているので

興味ある人には資料として立派なものだと思います。

能と教団との関係も説明されています。

それにしても豪華なものよ。

そんな感じ。

西本願寺

もう親鸞を超えて存在している。

巨大教団の権勢と資金力のすごさは想像以上ですね。

障壁に描かれた絵

画家の力量も高く

骨格がしったりした構造であり

描かれた樹木は力強く

動物も野生のまま

好みを越えて迫ってきます。

今の時代、このような勢いはなく

ただ、利子で生き延びているようなものですが

ローマのバチカンだって同じです。

始祖教団は始祖が宗教の中心であり

その経典は説明材料なのですね。

不思議ですが

それもありかなと思います。

矛盾だらけだから生き延びていることもあるのです。

いい食事をしたような満腹感がありました。

緊張して見ていました。

「母をたずねて三千里」アニメ

2008-11-04 20:07:14 | 日記
鶴岡八幡宮の七五三

・・・・・・・・・・・・・・・

「母をたずねて三千里」

昔「クオレ物語」というタイトルの本を読みました。

その中に「今月の話」として挿入されていたのがこの物語でした。

「クオレ」は「愛の学校」という訳でした。

イタリアが戦乱で国が荒れ、庶民の生活は貧しく

移民をする人が続出した時代の物語です。

「母をたずねて三千里」は、アルゼンチンに出稼ぎに出た

母をたずねる話ですから、ずいぶん、乱暴な内容です。

でも、それはそれ

けっこう、お気に入りで繰り返し読んでは涙していました。

このクオレでは、イタリア少年の日常感覚が大人びていて

キリスト教信仰が子どもにまで浸透している。

そんな感想をもちましたね。

そんな可愛らしい時代もあったのです。

もうすっかり忘れてしまいましたが

このアニメを見たら読みたくなりました。

早速、手に入れよう。

ご存知の通り涙する物語はきらいではないのです。

「ハウルの動く城」は駄目でも、このアニメは泣けるのです。

親孝行の息子の話はいいですね。

桂 米團治襲名披露

2008-11-04 05:46:52 | 日記
五代目桂 米團治襲名披露を取材した番組を見ました。

舞台裏をそこそこ取材した番組はよく見ます。

落語家の子として生まれ

芸の道に邁進し、シュウメイまでたどり着いた経緯はあっさりと描き

襲名披露の口上を丁寧に描いていました。

親の米朝が「ぼけ」で笑いを誘うのはさすがですね。

しかもおめでたいイベントなのにめでたくない話題を持ち出していました。

文珍は「間に雰囲気がある」芸人ですね。

これから落語に戻るとしたら

間の笑いを演じるでしょうね。

林家正蔵(こぶ平)は人柄はいいけれど

その才能は残念ながら人柄程度ですね。

「間」に色艶がないのです。

古典落語の伝承に関心があるようですがそれがいいですね。

花録と米團治は、同じ資質ですね。

聡明で歯切れがよくて教養がある。

人柄がいいから、逆に古典的な落語家としては苦労が多いかもしれませんが

新しい落語を創出する可能性はありますね。

落語とジャズを組み合わせたり

一人芝居のようなスケールの大きな演劇人とか

期待できますね。

落語は一時期、

枝雀が圧倒的な高揚感と興奮を与えてくれましたが

そこには及ぶとは思えませんが、それなりになるでしょう。

なんて評論家みたいなことを言ってみたいのです。