淡々とした景色
そこに人が存在すると
物語ができる。
そんな写真を最近、心がけています。
この写真、景色が持っている雰囲気が好きですね。
匂いが立ち上がる。
そんな文章、絵、写真
発見したいですね。
・・・・・・・・・・・・・・
「大船日記」(笠智衆著)
小説は滅多に読まないのですが、イチロー、須藤元気
そして、高倉健の本は出ると読みます。
今日は積み重なっていた「大船日記」を読みました。
笠智衆のエッセイ集です。
自分で書いたのか、聞き取りなのかわかりませんが
映画で演じる人柄そのままの文章ですね。
私は志村喬と笠智衆の
当たり前を過剰にならない演技が好きですね。
高倉健の演技もその辺りを意識しているのでしょうか。
渥美清が寅さん映画以外では、演じることができないのとの違いでしょうか。
二人とも大船周辺に住んでいたように記憶しています。
「大船日記」は演技者としての経歴もありますが
やはり、小津安二郎監督とのエピソードが中心ですね。
演技者として、不器用であり、監督を畏敬しながらも
懐かしんでいた日々のことなどを必要以上のかんぐりや
思い入れをしないで書いています。
ですから、読者の期待するような「隠れた小津」「誰も知らない原節子」
は、ほとんで出てきません。
それはそれで「存在そのものが演技」なのですね。
私は映画よりも「枯れた老人」役のテレビドラマの方が好きです。
というより、最近の笠智衆はテレビドラマでしか知らないからです。
人生の終わりに出会う風景を見る目がいいですね。
志村喬も死にました。
笠智衆も亡くなりました。
寂しくなりました。
・・・・・・・・・・・・・・・
高倉健がこのような演技者になったらよいのに・・・・
そのような期待をしているのですが
出てきませんね。
残念ですが、そんなものでしょう。
チャン・イー・モー監督の映画「単騎千里を走る」
が引退記念映画だったかもしれません。
もう、体力的に主演を演じるのが無理だし
声にも張りがありません。
高倉健はかっこよい主演以外に演じることができないのかもしれません。
自分が許さないでしょうね。
「いいおじさん」になってしまった高倉健よりも
「網走番外地」「任侠映画」の高倉健がいいですね。
離婚後の沈黙、独身と言うのもスターの物語として
いいですね。
でも、孤独のままに耐えている老人を演じてもらいたいですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「京都 杉本家の歳中覚の日々」
京都の旧家の日々を取材した番組
NHKハイビジョンではときどき、「あれ」と思われる番組が登場します。
今日は200年以上の伝統を守る旧家の食事を紹介しています。
伝統文化を守り保存することの困難さや誇りを生活を通して紹介しています。
伝統を守る人の苦労は並大抵ではないのですね。
その文化を守っているのは女性です。
浄土真宗の教えを守る家の食事は質素
地元の野菜にこだわり覚書に記載されたとおりの料理を作る。
そんなぎりぎり縛られることも面白いかも・・・・
大根の糠漬の材料や樽への詰め込み方
分量、食べごろのメモを残した姑のメモなど興味深い。
でも、漬物にしても、野菜の料理法も
奥行きが深い。
そして、その伝統を守ることが自分の存在理由だと言い切る
娘達の矜持もすごい。
このような食文化の伝統を守ることも必要なことですね。
いい育ちの人とは、このような食文化を残す人のことなのですね。
食事を大切にする家庭ではそう乱暴な子はできないでしょう。
そんなことを考えながら見ていました。
このような番組がいいですね。
でも、こんな番組を見ている人がどれほどいるのだろうか。
そんなこと関係ない。
そこに人が存在すると
物語ができる。
そんな写真を最近、心がけています。
この写真、景色が持っている雰囲気が好きですね。
匂いが立ち上がる。
そんな文章、絵、写真
発見したいですね。
・・・・・・・・・・・・・・
「大船日記」(笠智衆著)
小説は滅多に読まないのですが、イチロー、須藤元気
そして、高倉健の本は出ると読みます。
今日は積み重なっていた「大船日記」を読みました。
笠智衆のエッセイ集です。
自分で書いたのか、聞き取りなのかわかりませんが
映画で演じる人柄そのままの文章ですね。
私は志村喬と笠智衆の
当たり前を過剰にならない演技が好きですね。
高倉健の演技もその辺りを意識しているのでしょうか。
渥美清が寅さん映画以外では、演じることができないのとの違いでしょうか。
二人とも大船周辺に住んでいたように記憶しています。
「大船日記」は演技者としての経歴もありますが
やはり、小津安二郎監督とのエピソードが中心ですね。
演技者として、不器用であり、監督を畏敬しながらも
懐かしんでいた日々のことなどを必要以上のかんぐりや
思い入れをしないで書いています。
ですから、読者の期待するような「隠れた小津」「誰も知らない原節子」
は、ほとんで出てきません。
それはそれで「存在そのものが演技」なのですね。
私は映画よりも「枯れた老人」役のテレビドラマの方が好きです。
というより、最近の笠智衆はテレビドラマでしか知らないからです。
人生の終わりに出会う風景を見る目がいいですね。
志村喬も死にました。
笠智衆も亡くなりました。
寂しくなりました。
・・・・・・・・・・・・・・・
高倉健がこのような演技者になったらよいのに・・・・
そのような期待をしているのですが
出てきませんね。
残念ですが、そんなものでしょう。
チャン・イー・モー監督の映画「単騎千里を走る」
が引退記念映画だったかもしれません。
もう、体力的に主演を演じるのが無理だし
声にも張りがありません。
高倉健はかっこよい主演以外に演じることができないのかもしれません。
自分が許さないでしょうね。
「いいおじさん」になってしまった高倉健よりも
「網走番外地」「任侠映画」の高倉健がいいですね。
離婚後の沈黙、独身と言うのもスターの物語として
いいですね。
でも、孤独のままに耐えている老人を演じてもらいたいですね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「京都 杉本家の歳中覚の日々」
京都の旧家の日々を取材した番組
NHKハイビジョンではときどき、「あれ」と思われる番組が登場します。
今日は200年以上の伝統を守る旧家の食事を紹介しています。
伝統文化を守り保存することの困難さや誇りを生活を通して紹介しています。
伝統を守る人の苦労は並大抵ではないのですね。
その文化を守っているのは女性です。
浄土真宗の教えを守る家の食事は質素
地元の野菜にこだわり覚書に記載されたとおりの料理を作る。
そんなぎりぎり縛られることも面白いかも・・・・
大根の糠漬の材料や樽への詰め込み方
分量、食べごろのメモを残した姑のメモなど興味深い。
でも、漬物にしても、野菜の料理法も
奥行きが深い。
そして、その伝統を守ることが自分の存在理由だと言い切る
娘達の矜持もすごい。
このような食文化の伝統を守ることも必要なことですね。
いい育ちの人とは、このような食文化を残す人のことなのですね。
食事を大切にする家庭ではそう乱暴な子はできないでしょう。
そんなことを考えながら見ていました。
このような番組がいいですね。
でも、こんな番組を見ている人がどれほどいるのだろうか。
そんなこと関係ない。